俺の不安は
俺のファン
どこまでもつきまとう
狂信的な不安
どんなに迷惑を被っても
こいつは警察も捕まえてくれない
心の中にあるものからは
決して逃げられない
俺はこい ....
お風呂さん、ありがとう
今日もあなたに浸かることができて幸せです
あなたの清らかさとあたたかさが
今、とても尊いものに思えます
わたしは寒いのに裸になりたい
裸になりたいのにあたたまりたい
....
「 みなさ〜ん
ぼくのあとについてくると
穴に落ちますよ〜 」
背後から
ぞろぞろと
杖をつくお爺ちゃんや
車椅子をこぐお婆ちゃんが
頼りない
ぼく ....
コカ・コーラの瓶ボトルを
一日一本並べていく
コカ・コーラは好きじゃない
だから中身は飲まないまま
飾っていけてちょうどいい
たまには飲む日もあって
少し飲んだもの
半 ....
俺様は草野球チームの四塁手だ
10番打者で四塁手だ
そんなポジションないよとか言うな!
メンバー足りてるからいらないよと言われても
三塁と本塁の間でばっちこーい!と叫んでやる
俺様は会社 ....
金太郎飴を舐めんなよ
ヤツは世界最強だからな
金太郎じゃなくて金太郎飴がだぞ
どこを切られても平気な顔して
いつまでも若々しくて
最後の最後まで全力で生きている
歳を取れば取るほど誕生日が ....
冥王星よ
君は一人じゃない
家族の中の冥王星
クラスの中の冥王星
会社の中の冥王星
合コンで冥王星
病院の待合室で冥王星
ファミレスで呼び出しボタンを押しても冥王星
mixiに ....
二〇時二四分
摂氏二二度
じき戻る家族のために野菜を切る手を ふと
止める
来ているのが分かる 壁を隔てて
すぐ後ろに
ずっと向こうに
(月も ....
(冒頭に云って置きますが、この文章を不快におもう人は正常です。なぜならこれから書く事は、ある人達にとってははっきり云って誹謗中傷と取られることを覚悟しているからです。ただし、勿論、特定の個人に向けて書 ....
(下記の文章中には話の流れ上、性的な表現が多数含まれます。18歳未満の方はご遠慮頂いた方がいいかもしれません。)
今から15年も前の話である。
私はその頃、大阪の堺市にある大病院の研修医を ....
からだはどこにあるの?
ママのドレッサーの引き出しに
からだはどこにあるの?
パパの車のトランクに
からだはどこにあるの?
やさしい彼のギターケースに
から ....
君と初めてあったのは幼稚園のときだった
ある日僕のうちにハムスターがやってきた
僕には君がとてもかっこよく見えて
君にロドリゲスという名前をつけた
ロドリゲス、僕と出会う前の君のことはしら ....
若く情熱があり頭の回転の早い人たちは、はやく自分が何者であるかを定義したがる
早く世界に出て自分の態度を説明しようとする
どれだけ自分が一人前であるのかを社会に認めてもらおうとしている
分かる、 ....
16ビートでかけていった青春
数式を解くのを忘れるほど 恋をした
失ったのは 私の血
それほどに 深い色でなければ
失わずにすんだかもしれないのに
失ったのは 世界の言葉
それほどに 苦しいものなのだから
もういちど 探しに行こう
失ったのは 心 ....
たまりにたまったエロ本とか
エロビデオとか
そんなもの
欲望とか、りびどー
だ
とかを
いっさいがっさい
ごみぶくろに入れて
見下しながら、お酒を飲む
これだけで幸せにな ....
私はあなたを取り巻く全ての事柄に嫉妬している
私はあなたが想像しているよりも遥かに独占欲が疼いている
抑えられなくなると一人闇の中で宇宙を見る
君は僕を愛していないと時々言う
宇宙からしてみれ ....
クリームソーダの泡が何度も
いつかと同じ溶けかけの恋
心地よい刺激の中
吸い込んだのは戻れない日々
季節外れの笑顔だけが
あの日より上手くなったけど
想い出はもう甘くない
サ ....
夕暮れになると
ばくは星間に漂いはじめるのだった。
追いつめられてすきとおっていた
声なき声は銀河の構造
肉体を失って誘いを待つあなたは光の粒子
粒子は崩れぼくは光速で見えないあなたを通 ....
君の子宮をコンドームに包まれた僕のペニスが出入りする
君の喘ぎ声と 僕の汗と 君の唇と 僕の中指と 君の乳房と 僕の肋骨と
全てを重ねて絡み合わせて ぐちょぐちょに どろどろに ねちねちと ずくず ....
14歳の冬
生理が1ヶ月近く
止まらなかったことがあった
わたしは学校で倒れ
保健室に運ばれた
どうしたのと先生に
やさしく聞かれても
上手く話せない
自分でもわからない
母親に病院 ....
僕の部屋にある
君の洗濯物を見る
「付き合ってるんだな」と実感
Tシャツや下着を見て
ちょっと微笑む僕は
傍から見たら
ただの変な人かもしれない
でも
とても幸せな人であること ....
ああ・・無常と無上
それは笑顔の
前にみた微笑です
ああ・・無常と無情
それはあなたの涙を
ぬぐったあとの
乾かぬ頬と
みてしまう俺の気持ちです
ああ・ ....
燃えるような想いも
燃える季節も
全て
雨と風が押し流していくから
季節は移り
こころ模様も色を変える
変わらないものなど
なにひとつないから
....
ある日
寝返りをうったぼくの頭は不自然に沈んだ
ベッドに現れたのは
突然できた頭ぐらいの大きさの穴
光や他人の存在に敏感で
消える穴
使い道は分からない
ある日
仕事で大失敗
....
世界で2番目に人波が速い街で
レースゲームみたく追い抜かれ 追い抜かれ 追い越して
シューティングゲームみたく避けて かわして ぶつかって
世界で2番目に難しい日々の第1ステージを何年も挑戦し続 ....
朝靄の中
頼りない影を引いて
配達夫は世界の悲報を配るのに忙しい
昨日のキスは二人しか知らないこと
ベットに傾けようとしたとき
「今夜はいや。」と云った君の
声の湿度は僕の鼓膜しか知ら ....
正常 騎乗 座位 側位 半回転して ハイ背面!
正常 騎乗 座位 側位 半回転して Hai Hai MEN!!
平常思考は 性的趣向
煩悩108 全てエロ 頭ん中は 全てエロ
道行く彼氏 ....
あきらめたくない
一つもあきらめたくない
かかとと影を伸ばしてぜんぶ欲しい
二兎追うものは一兎も得ずというのはセコい
可能性という言葉が持つダイナミックさに欠ける
俺は千兎も万兎も追って、せ ....
いろんな花が咲き乱れている
春なのだ
少し眠いかな
あまりにも花がきれいなので
驚いてみていたら
少女が私をあざ笑うように見ていた
たまらなく悲しくなった
花は枯れていく ....