｢世の中の不条理を一掃せよっ！｣
脳内 後方部からの指令
｢さて、どうしたものか？｣
躊躇う 右方部を尻目に
｢もう、止まってんな！ 走れ！｣
脳内 前方部に従う身体
これが僕です。
....
雨の降らない交差点
黒い傘を差している
ソチラと違ってコノ場所は
悲しみのスコールが降り続くから
永遠に変わることのない点滅信号
走り出すべきか 待つべきか
迷いな ....
泣かないで
僕が悪いなら
出て行くから
泣かないで
僕は
人の君の人生の邪魔をしたくなかったんだ
好きだという気持ちだけで
突っ走ってしまった
あの時は ....
ちょっと一息つきませんか？
あなたはがんばりすぎですよ。
そんなにいばってないで・・・泣きたい時には泣くものですよ。
ちょっとお茶でもいかがですか？
ハーブの香りの紅茶でものんで、やすらいでく ....
俺とお前が
最後に 別れたのは どこだった
「最低だ」「最悪だ」「やってらんねぇ」
お前は 吐き捨てるように言って
きえちまった
今の俺は
「最低」で「最悪」かもしれないが
な ....
何かを待ちすぎたのでしょう
白いカーテンに映る狐の影絵
捕まえて
一緒に夏の匂いを探しに行こう
可愛い子狐を手に
蝉が鳴く青い空へ
小さく震える、あなたの後ろ姿。
あの頃は、どうしてかわからなかった。
今は、わかる。あなたが怖いものを。
そんなのおそいよね。
もう少し早く分かっていれば、私は最後まであなたのそばにいて上げれ ....
