どこから私たちは間違ってしまったのだろう
どこから私たちは行き違ってしまったのだろう
いつから私たちは互い違いになってしまったの?
いつから私たちは無意識にも刺し違えていたの?
ほころびは ....
人の腕の中で
一本目の
糸が切れた
切れた糸に見向きもしないで
彼女は無心に
渇きを癒そうとした
どこが渇いていたかも
忘れてしまって
空虚さとねっとりとした唾液だけが
後に残っ ....
たべたい。
たべたい。
食べ尽くしたい。
あの黒光りする
つめたい、つめたい空に広がる
星たちも闇ごと
ざくざく切り取って
くしゃくしゃにまるめて
胃の腑が泣き出すくらい
詰め込みた ....