食品サンプルを見ながら白米かきこんでいる
「しぇけなべいべなぁ」と書くための墨を黙って擦っている
信者の風船が割れるたびに膨らむ神様
都合よく堕ちるサヨナラの螺旋
コントラバスのエンドピンで刺されたところに九条ネギを詰められている
君の知らない君が僕の知らない僕の顔を踏む
水族館に釣り針を垂らす
動かない車の税を納めにいく
父母と子供に見えたる氷柱かな
丸めた背中に野暮な雨の音
傘さした影もひとりぼっち
風に抗えず泣いてたたんだ傘
東京の雨ビニールの傘魑魅魍魎の叫び声気にならなくなった
紫陽花になりたくない雨が寝息をたてている
ハカを踊りて名誉の戦死
赤いヒヨコ青いヒヨコ帰る場所がない
大蛇飲み込んだ蛙が月も食べようとしている
コーヒーカップを持ち上げただけで走る衝撃
要はこんな時にも陰で働いていたのか?
くしゃみでもしようものなら
まるで電気ショック
要は体中に回線を這わせて
あらゆる身体活動を統率していたの ....
貧困なボキャブラリーで言葉責めされている
息継ぎを忘れたる夜や霜柱
ぼた餅の重さで棚が落ちた
ノアの方舟に穴あけている
花見団子持って桜のない寺に来た
リセットボタン探す指が太い
誰も書き置きを見ていなかった
担がれた神輿から落ちた
中学生の頃
覚えたての英語で
シーオーエフエフイーイーって
呟いた
それで コーヒー
和製英語も 造語も
区別が付かぬ 街の看板
何となく 華麗に映る
イルミネーション眺めなが ....
握れば潰れそうな女の肩に雪
人も街もかわって帰らぬ日々
春夏秋冬を糧にして
俺は 生きている
何時でも 一所ばかりを 住処としている
輩は 嫌いだ
春は 花びらの舞う様に 酔いしれ
夏は 潮騒の香りに 鼻を くぐらせ
....
藤原絵理子さんのおすすめリスト
(68)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
食品サンプルを見ながら白米かきこんでいる
-
北大路京 ...
自由詩
4
14-8-12
「しぇけなべいべなぁ」と書くための墨を黙って擦っている
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-8-1
信者の風船が割れるたびに膨らむ神様
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-7-29
都合よく堕ちるサヨナラの螺旋
-
北大路京 ...
自由詩
7*
14-7-28
コントラバスのエンドピンで刺されたところに九条ネギを詰められ ...
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-7-21
君の知らない君が僕の知らない僕の顔を踏む
-
北大路京 ...
自由詩
6
14-7-20
水族館に釣り針を垂らす
-
北大路京 ...
自由詩
4*
14-6-26
動かない車の税を納めにいく
-
北大路京 ...
自由詩
7*
14-6-26
父母と子供に見えたる氷柱かな
-
北大路京 ...
俳句
2*
14-6-16
丸めた背中に野暮な雨の音
-
北大路京 ...
自由詩
3*
14-6-15
傘さした影もひとりぼっち
-
北大路京 ...
自由詩
6*
14-6-11
風に抗えず泣いてたたんだ傘
-
北大路京 ...
自由詩
10*
14-6-9
東京の雨ビニールの傘魑魅魍魎の叫び声気にならなくなった
-
北大路京 ...
自由詩
2*
14-6-9
紫陽花になりたくない雨が寝息をたてている
-
北大路京 ...
自由詩
7*
14-6-4
ハカを踊りて名誉の戦死
-
北大路京 ...
自由詩
4*
14-6-3
赤いヒヨコ青いヒヨコ帰る場所がない
-
北大路京 ...
自由詩
9*
14-6-2
大蛇飲み込んだ蛙が月も食べようとしている
-
北大路京 ...
自由詩
5*
14-6-1
私の要
-
夏美かを ...
自由詩
32*
14-5-25
貧困なボキャブラリーで言葉責めされている
-
北大路京 ...
自由詩
7*
14-5-19
息継ぎを忘れたる夜や霜柱
-
北大路京 ...
俳句
1*
14-5-18
ぼた餅の重さで棚が落ちた
-
北大路京 ...
自由詩
10*
14-5-17
ノアの方舟に穴あけている
-
北大路京 ...
自由詩
12*
14-5-13
花見団子持って桜のない寺に来た
-
北大路京 ...
自由詩
3*
14-5-13
リセットボタン探す指が太い
-
北大路京 ...
自由詩
3*
14-5-11
誰も書き置きを見ていなかった
-
北大路京 ...
自由詩
9*
14-4-15
担がれた神輿から落ちた
-
北大路京 ...
自由詩
7*
14-4-15
砂糖粒
-
藤鈴呼
自由詩
4*
14-4-8
握れば潰れそうな女の肩に雪
-
北大路京 ...
自由詩
1*
14-4-8
人も街もかわって帰らぬ日々
-
北大路京 ...
自由詩
3*
14-3-27
爆発
-
藤鈴呼
自由詩
3*
14-3-24
1
2
3