君が笑う 僕も笑う 世界は笑う

暗くない夜も青くない空も素晴らしい

愛し合える日があといくつ残ってるだろう

君が好き 君が好き

君に贈る詩は君に届け
 オルゴールの奏でる短調の流れの中で僕らは出会った。
 静かな避暑地の美術館に君の麦藁帽子は雄弁で
 僕の黒髪に風を寄越した。
 グランドテラスでは老夫婦の会話の隙間から優しいカモミールティーの ....
都会の住宅街の歩道を 年末を迎えようとする空から
心臓に刺さる零度の雨が 濡れ落ち葉にも突き刺さる

若葉だった頃 親木が大切に繁らせた「父」という葉は
厳格ではなく 風が吹けば吹くまま ....
女医による検診となり冴え返る ほどよいお湯で滝行 雨上がりのテラスで飲むレモネードが喉に優しい。
ぼんやりと周りを囲む白樺の林にはうっすらと霧が出て、
まるで夢の中に現れたクロード・モネの傑作みたいだ。
静かな幸せが辺りを包んでいる。

 ....
 
青空にぷかぷか浮かぶ雲が 好き

頬をなでるおだやかな風が 好き

そんな好きを背に洗濯物を干すあなたが 大スキ!



 
僕の帰りを待つ妻と子のため自転車飛ばす

一人きり歌いながらお腹空いたと呟きながら


街灯で薄明るい公園の脇 自転車飛ばす

何処かから漂ってきた誰かのためのカレーの匂い


片 ....
少し離れた椅子に座って
家族の談笑を聞く
妻の伸びた髪 子どもたちの長い脚
ぼくの指先に 笑うニーチェ

汚れた携帯ストラップが揺れて
家族に笑顔がこぼれる
振り向く妻 立ち上がる子ども ....
銀色の飛沫をあげて僕の頭がスパークする。
それは一線を超えた幸福。
手の平から放たれた感情。
自分自身を取り戻す熱情。

七色の太陽。
夜空に煌くダイアモンド。
黄色い鳥達の声。
 ....
君たちはペット飼ってる?
俺は飼っているよ

君たちのはどうせ
犬とか猫とか
せいぜい鳥ぐらいでしょ

俺のは凄いぜ

俺の直腸の鍾乳洞には
コウモリなんていやしない
カンジタの ....
公園で子供たちが遊んでいる。
今日はシャボン玉だ。
微笑ましく見ていると、私は自分が老いたのを感じる。
シャボン玉が魂に見えたのだ。

子供の咥えるストローからシャボン玉が生まれる。
 ....
見上げると、木漏れ日は白く
辺りの緑を淡く包んでいる。
優しい。
ただひたすらの優しさが僕を愛撫する。

沈黙する森の中でころころと流れる風。
郭公の呼び声も既に久しく、ひぐらしさえも歌わ ....
飲み干したラムネ瓶から玉とれず入道雲がひたすら白い どうしようもない気持ちだけを抱え
90円を握り締め
僕は今、電話ボックスに
電話をかけた事のある人なんて
僕にはいないけど
今時誰も使わない電話ボックス
重いドアを開け
暑苦しい ....
乳を求めるもみじ泣いている いい女見れば都合のいい記憶喪失  
夏の日差しをつめた小さなガラス瓶

机の上に ぽつり

砂に埋める勇気もなくて



 
ケンタウルスに跨り流鏑馬 ヨルノテガムのいない世界を知った気がする

指の間から一日や二日がこぼれていく

ロシアに落ちた隕石の一筋の光は不思議な明るさ

雨の日の夜、原付バイクでこけた僕は深手を負ったが
 ....
詐欺師に投げつけた石も偽物 立入禁止の公園に赤く錆びた遊具と忘れたい記憶 暇になったらやるリストを書くことに熱中してしまったもう朝がきてる 安全な部屋から庭を眺める
緑色の雑草に当たって跳ねる雨粒
驚いたように飛び上がるアマガエル
裏返ったまま濡れていく黒い突っ掛け
畳に投げ出された妹の両足
夏休みの宿題を広げるだけ広げて
雷 ....
 
美・サイレントをききながら、口パクを真似てみる

「愛が欲しい」とか「すべてが好き」なんてちがうよなと思いつつ

こりもせず、もう一度、真似てみる



*YouTube 美・サ ....
巫女のバイトしてご利益がない 血を吐いて蚊が死ぬ 結婚の扉が海の底に沈んでいる 涙の跡が目立つ便箋を選んでいる 縁切り神社に俺の名前を書いた絵馬
藤原絵理子さんのおすすめリスト(68)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君に贈る詩は君に届け- 北大路京 ...自由詩815-4-12
- ヒヤシン ...自由詩9*15-4-2
濡れ落ち葉- 為平 澪自由詩13+*14-11-26
女医による検診となり冴え返る- 北大路京 ...俳句414-11-20
ほどよいお湯で滝行- 北大路京 ...自由詩7*14-11-4
モネの庭- ヒヤシン ...自由詩8*14-10-23
大スキ- 殿上 童自由詩17*14-10-19
寒い夜道を自転車飛ばす- 中村 く ...自由詩6*14-10-15
少し離れた椅子に座って- オイタル自由詩5*14-10-14
- ヒヤシン ...自由詩8*14-10-9
マロニーちゃん- 和田カマ ...自由詩5*14-9-26
シャボン玉- ヒヤシン ...自由詩11*14-9-21
郷里の秋- ヒヤシン ...自由詩12*14-9-12
飲み干したラムネ瓶から玉とれず入道雲がひたすら白い- 北大路京 ...短歌1514-9-6
電話ボックスから- 凍月自由詩9*14-9-3
乳を求めるもみじ泣いている- 北大路京 ...自由詩214-9-2
いい女見れば都合のいい記憶喪失- 北大路京 ...自由詩414-9-1
ぽつり- 殿上 童自由詩25*14-9-1
ケンタウルスに跨り流鏑馬- 北大路京 ...自由詩514-8-30
脚を傷めたり、コケて血が出たりした、録音もした、部屋をキレイ ...- ヨルノテ ...自由詩4*14-8-30
詐欺師に投げつけた石も偽物- 北大路京 ...自由詩714-8-27
立入禁止の公園に赤く錆びた遊具と忘れたい記憶- 北大路京 ...自由詩5*14-8-26
暇になったらやるリストを書くことに熱中してしまったもう朝がき ...- 北大路京 ...自由詩1014-8-26
夕立の後の香り/即興ゴルコンダ(仮)未投稿- こうだた ...自由詩3*14-8-17
美・サイレントをききながら- 殿上 童自由詩16*14-8-17
巫女のバイトしてご利益がない- 北大路京 ...自由詩1314-8-16
血を吐いて蚊が死ぬ- 北大路京 ...自由詩814-8-15
結婚の扉が海の底に沈んでいる- 北大路京 ...自由詩514-8-14
涙の跡が目立つ便箋を選んでいる- 北大路京 ...自由詩614-8-14
縁切り神社に俺の名前を書いた絵馬- 北大路京 ...自由詩714-8-12

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