すべてのおすすめ
だまされたのかも知れない
甘いにおいに誘われて
近づきすぎた

 人だって 
 グルメな匂いに弱い
 縁日の雑踏の中の醤油の臭い
 に誘われて 
 埃と一緒に口に入れる
 焼きと ....
私は泣いてしまいたい
心にこびりついた汚れを
落とすために
泣いてしまいたい

まるでどこかの主人公
悲劇のヒロインを気取っている

ボロボロ涙をこぼして
顔をぬぐう私

満足す ....
{引用=
( 竹林に翁が影、竹を切る 音がする )



里はもうそんな時節らしい


 路によりそう水の流れ
ここは、暮らしにいつも水音がある


 流れる水は 淀むことをし ....
旋律が響き渡る時

時の鼓動が聞こえる

時間はいつも音もなく過ぎ去るが

それは「音」として現れざるを得ない

私には見えない無数の事が

私を取り巻いていつも私を
 ....
 苦しいときに泣くことは、
 いっぱい、やってきた

 悔しいときに怒ったり、
 羨ましくて妬んだり

 そんなことは
 幾らでも、
 やってきた

 今日も、あの時、
 とって ....
きょうという日に
きょうという火が
ともされる
約束したわけでもないのに
東の空に

明るく
温かい
平等な
きょうが
どこから生まれてくるのか
ボクは
みつけた
旅の途中で ....
 


最後の晩餐を食べ終えて
テーブルにスプーンを置くと
窓の向こうから
雪の音が聴こえてきました

冬が来たのですね
向かいあっていた老人が微笑むと
春は来ないのですね
隣に ....
頭まで毛布を被り
丸めた背中の向こう岸に
たまった呼吸の骸が、たからもの
眠りはぬくもりに引きずられてくると
信じて布団にもぐりこむ
あなたをここに押しこめたい

寝息の小川を
すい、 ....
わたしを守ると言ったひとは
わたしに頼れと言ったひとは
みんなどこかへ消えてしまった

抱きかかえようとしても
大きすぎる赤ちゃんでは
腕が痺れて
泣き声だってうるさくて
とてもじゃな ....
海がしょっぱいのは
泣き虫が残した
名残りかもしれません
当て付けかもしれません

海が青いのは
まだ幼くして
生まれ変わったものかもしれません
澄みきった空に
負けたくなかったのか ....
丘を下りる 隠者の音楽
川に浸かる 色の指
まばゆく細い
月の虹彩


ここに在るものは
ここに無いもの
夜は語り
夜は刻む


登るたびに
ちらつく光
さ ....
うつむき すぎた
頭を軽くして
ゆっくり上げると

青空

今日の空は一段と青い

でも

この青さは
少し
傷にしみる


そんな気持ちを察してくれる
空は

南 ....
(傘の滴を落としながら)
そこから抜け出すためには
入口を探すしかないのですが、
誕生や死という非日常に囲まれて
小さな日常があるのですが、
強い雨の中 物質と観念をつなぐものは
 ....
重なる
止めどない時 動かざる物
識別された気持ち

離れ合い それは 動き出す

深い とても深い根底の
真相 心理 いつの間にやら暈した
嘘と嘘の間 あの日に流した理由
私が見て ....
衰弱する息をひたと止めて

女は唇を背に置いた。

通夜

息をするように嘘をついた日

やわらかな地獄に落ちていた。


《劣の足掻きより:http://mi-ni-ma-li ....
黙っておこう 余計な事は
黙っておこう 隠し事は

黙っておこう 世を渡るには
黙っておこう 面倒な事は

大事な鍵は手の届かぬ土の中
根に絡まる土の中

正直者は苦労する
取って ....
いま四ツ谷だよ

いま水道橋歩いてます

いま終わりましたありがとお

いまを留守電でいま聞く


叶わないから

言う訳じゃないけれど

ずっと一緒にいたかった

から ....
すみれの咲く秋がある
すみれが好きな少女のために

春の庭に生まれた夢が孵る時がいまなんだ
と秋の実りにそよぐすみれ
常冬に住む老婆の許の菫色の裁縫箱には
針と糸と針刺しと並んでセピア色の ....
あざやかな鮮血に染まったこの手でも
掴みとれるものがある

君の心臓を手の平に乗せ
その重みの振れる速さで
鼓動を聴く

とくんとくんと脈打つそれは
揺るぎない強さで君の感覚を支配 ....
昔の君に恋をしている 硝子の割れる音がした


誰かのこころまで押し入りそうな路線図を
複雑な顔をして見ている

ほっと息を吐いて本を閉じるその仕草が大好きで
マグカップの上の蜃気楼から
図書館まで続く遠い ....
朝夕の 空気と共に
空が 秋を 告げているのか 

「空き」空に
秋の気配が 漂って いるのか… 

こんな 瞬間の
透明感が 好きです

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・: ....
まず

人が天使に見えるのか
そんなに愛しいか
そんなの本当か

人が悪鬼に見えるのか
そんなに憎しいか
そんなの本心か

人が灰色に見える
どんなに苦しいか
こんなの ....
疾走しながら 失踪した
あいつの行方など
知ったことじゃない

ひそひそ話をして 潜んでいる
あたしの行方など
知らなくてもいいじゃない

あいつとあたしは
いくら離れていても
こ ....
 昨年末開業いたしました「雀のお宿」 過日、一組のお客様が賑々しくご出
立されて以来、お声を掛けてくださる影も、お立ち寄りくださる方も見かけま
せん。昔のように、近所を徘徊なさる群雀さまの賑や ....
ビクトル君は考えています。
もっと早く告白していれば
アレクシアは悩むことなく
自分とつき合ってくれたり
しちゃったりしてほんとに
今頃大興奮じゃないのかと
ついつい考えてしまいます。
 ....
両の眼の平行線が二人を射抜き 行きつ戻りつ 
熱を持った細胞が身体を離れて蒸留する

新たに生まれる神秘性を持つ、そのものは幽かな産声をあげる

どちらの魂に矢を射るのか

射られた ....
両の手の平に抱かれる宇宙
手からはそれを引きつけ、また離す力が充てられるから
楕円形をした宇宙は落ちることなく、ふわふわと手の間をおよぐ

頭(こうべ)から髪が抜け落ちるように
 ....
長い旅路だった
絶望の灯火を燃やさねば
死すら受け入れがたい道を
ただ歩いて

私は太陽に触れる
命の限界を超えて愛するは
その代償も大きく

喜びと苦痛は何処で結ばれ輪になるの ....
 気づけば人の命も
 充電が出来るように
 なっていて
 ボタン1つで
 初期化もできるように
 なっていた。





( ――そんな世界で
  暮らしたい方は、
   ....
駒沢優希さんの自由詩おすすめリスト(62)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ウツボカズラ- イナエ自由詩18*13-12-19
- 群青ジャ ...自由詩213-12-19
水の帰郷- 月乃助自由詩14*13-12-18
私と他人- yamadahifumi自由詩213-12-18
苦しいときに、やれること- まーつん自由詩9*13-12-18
猫のさがしもの- そらの珊 ...自由詩2213-12-18
最後の晩餐- 自転車に ...自由詩313-12-17
蜜月と迷子- 茜井こと ...自由詩9*13-12-17
桃源郷が砕けた夜に- 茜井こと ...自由詩3*13-12-15
海の痕跡- subaru★自由詩10*13-12-15
ひとつ_まばたき- 木立 悟自由詩413-12-15
もう傷はしみないよ- ichirou自由詩7*13-12-14
冬の四角形- 空丸ゆら ...自由詩1413-12-14
MIX- 黒ヱ自由詩313-12-14
「通夜」- 宇野康平自由詩213-12-12
黙っておこう- subaru★自由詩11*13-12-10
叶わないから- 吉岡ペペ ...自由詩513-12-9
秋のすみれの走馬灯- もっぷ自由詩813-12-8
邂逅- 由木名緒 ...自由詩6*13-12-7
昔の君に恋をしている- 北大路京 ...自由詩413-12-5
ねえ絨毯汚さないでよ- カマキリ自由詩713-12-5
「空き」空に- 藤鈴呼自由詩3*13-12-5
灰と灰に灰の灰- なけま、 ...自由詩313-12-5
静と動と武器と- 小川麻由 ...自由詩4*13-12-5
雀のお宿廃業のお知らせ- イナエ自由詩15*13-12-5
ビクトル君と月- ブルース ...自由詩5*13-12-5
情熱- 由木名緒 ...自由詩6*13-11-24
胎動- 由木名緒 ...自由詩10*13-10-6
旅人- 由木名緒 ...自由詩6*13-10-4
ヒトカケラ- 自転車に ...自由詩613-9-26

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3