沖に出てあおむけに視るこんなにも空の広さがおしよせてくる

優しげな名前とは裏腹に盆過ぎて泳ぐ子 戒める海月

光る波ひとつふたつと三角の硝子の意志が増殖してく

足裏の次第に砂がさらわれ ....
ほぼ体温と同じくらいに
熱せられた夏が
発火点を探しあぐねて
彷徨いの果て
私の絵の具を溶かしていた

指で透(なぞ)写る
あらかじめ決められていたように
螺旋状に滑り出すその先で捉え ....
睦月十八さんのおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の終わりに- そらの珊 ...短歌11*13-8-19
デカルコマニー- そらの珊 ...自由詩13*13-8-18

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