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遠くに向かって泣く時は、
空は静寂の中に沈んでいる。
ひんやりとした夜の風が吹く。
私の感情はその風に吹かれて彼方に飛んで消えゆく。

12時の暗闇を回る頃、
諦めの遠吠えが響いている。
 ....
眼は無意識の影に嘘をついた
葉は秋風の寒さにユラユラと舞った
アスファルトには人の歩んだ体温が反射して
道が生まれた

正直を語る時
世界は凍り付く
瞳が見る世界は残酷だ
暗闇は休息へ ....
小さい子供が寝ている
スースーと息を吐き
横になってただ寝ている

私はそれを見て安心する
その無邪気さに
その無防備さに
君は私の大事な娘

小さい子供が寝ている
スースーと息を ....
春の日差しに照る光
影と陽の二重音奏は
日常というリズムを奏でている

自然の一つ一つに
咲き始めた根を張る花弁に
青空のキャンパスを渡る一片の白雲に
私達の一つの想いに
無数の生活に ....
現実という時雨が降る朝に
大地が感じるのはどのような温度か
木の枝葉は水滴の重みに耐え
明日の太陽を望んでいる

今、曇った雲の切れ端から
太陽の光が漏れている
影と光が織りなす景色に
 ....
明け方 季節を忘れた
冷え行く寒さの中で
冬は姿を消し
沈黙は空気を透明に染めた

朝 差し込む光を浴びて
言葉を忘れた
荒涼とした会話が砕かれ
鳥の鳴き声は静寂に木霊した

昼  ....
苦しみは夜のネオンに芽生え
朝の日常に消える
そうして透明な世界は回ることができる

迷いは夜の闇に映えて
朝の陽光に存在を消す
そうして各々の生活が回り始めることができる

一人の人 ....
覚えている 山の色、海の匂い
夕焼けの中、一緒に遊ぶ隣の家のお兄ちゃん
記憶は遥か遠く、遥か遠くに居て 瞬間に迫りくる

過去は止まり、描写は言葉を忘却している
感情の色を失くし、刻む脳裏の ....
宇宙にある
一つの場所、一つの時間

流星は覚えている
巨視の瞳孔を開き
微視に解体される運動と感情を

私はあなたの記憶
機能化された一つの個体
朝、目覚め
夜、眠るまで

 ....
それは病理の感情
刹那的は喜びがエネルギーを放出する
我ら生き抜くために今日も病んでいる
未来に恋する現実は重労働を国民に課す
100年後、今の時代は何と名付けられるだろう

この病理と生 ....
娘が生まれた日
太陽は明るかった
空気は澄み渡り
ベッドにあなたが居た

娘が生まれた日
あなたの笑顔は綺麗だった
ヘソの尾が切られ
娘は一人になった

娘が生まれた日
両親 ....
由木名緒美さんの鷲田さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
間違え- 鷲田自由詩217-4-13
勇気- 鷲田自由詩216-10-12
- 鷲田自由詩316-9-8
忘却- 鷲田自由詩316-5-29
現実- 鷲田自由詩616-1-26
忘却- 鷲田自由詩1216-1-12
展覧会- 鷲田自由詩815-12-15
空白- 鷲田自由詩1015-12-6
記憶- 鷲田自由詩415-11-25
日常- 鷲田自由詩415-11-18
誕生日- 鷲田自由詩415-11-14

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