またいつか会えると信じてから
どのくらい経つのだろう

何も分からないまま
祈りのような翼を
空に広げて

月曜日の隣に
日曜日を並べたい

あなたを探すために
狂った時間の中で ....
シャカイ系のアニメばかり見ている
フェータルなのか?
そう問えるだけfatalではなかった
地雷で下半身が吹き飛んだ人が
そんな質問はできない


彼は純粋なイケメンだから
コミュニテ ....
今朝はメジロの歌声で起こされた
そのソプラノが心地良かった

たぶん桜の蜜を啜っているのだろう
ぼくは苦い珈琲が好きだから
きみとは仲良くできないかもしれないけれど
明日の朝も
その歌声 ....
過去のバカは
実際知能が高くて
でも今の僕からすると
知能高い行為なバカで
だからと今の自分は
なおさらバカで

執着から離れての
また違う執着になったことに対してもバカで

なら ....
自称詩人が
深刻な顔をして
話しかけて来た
「昨日医者から余命宣告された」
私は驚いて何年か聞いた
すると自称詩人は
「30年・・・・」と答えて
嗚咽し始めた
自称詩人は今年65歳だっ ....
繁茂する新緑の照り映え春風吹いて、

 もっさもっさもっさもっさ
  豊潤なその揺れ動き靡き
 残響する残響し続ける爽快

蒼空に 桜散り新た季節の成長告げ。
きみがいない間
ぼくは代わりに
盆栽の水遣りをした

欅の古木に
きみは延寿という名を付け
大切に育てていた

細かな若葉を季節通りに芽吹かせ
今年も元気だよと
ぼくに告げた

 ....
  

くれないの雲に焦がれて飛ぶ紙の飛行機がただ桜を突っ切る


彷徨って罪とか罰を探してた固くて折れないただ青い日々


真夜中に君が好きさと云ったとき月が綺麗に笑って陰っ ....
春の時の始まり桜の満開に、




白い途を辿りゆき
白い橋を渡り 
焦げ茶色した木造の
家に入れば

白いお婆さん出迎えて、

 良く来たね

と言う。

 上 ....
忘れるなよ
お前が深淵を見つめている時
深淵もまたお前を見つめている
恐れるなよ
時代の闇に飲み込まれるとも
必ず私は生還すると
昨日までの
不幸なら数えられる

幸せは数字に置き換えられない

明日から先の
幸せは想像でしかない

明日から先の
不幸せなんて
想像したら

自分が可哀想になる

明日 ....
季節変わりの花が
ぼくたちを祝福してくれた

ふたり手をつなぎ
ふたたびこの路を
歩きたい

子供のように石を蹴り
風に吹かれて
夢を話していたい

花びらは散っても

怖い ....
落ちぶれた世界の歯軋りが俺を眠れなくさせる、飲み干した水の入った、コップの底に張り付いていた潰れた小虫、排水溝の向こうで今頃、呪詛を吐き続けているだろう、小さいから、弱いから、儚いからで納得ずくで .... 不正取得したお金を
付け替えることで
合法取得に見せかける違法行為を
マネーロンダリングと呼びます

不利益になる事実を
「まぁね」で済まして
曖昧にしてしまうことを私は
まぁねロンダ ....
醤油の{ルビ醪=もろみ}が香る港街
岸壁の夜に出没する屋台の中華そば

秘密のスープを覗き込むと

豚骨、丸鶏、ソウダ節、かつお節、
煮干し、長ねぎ、玉ねぎ、昆布、干しシイタケ

出汁 ....
今年彼女は桜をみることはない

大学病院のICUに閉じ込められ
チューブや配線にグルグルと巻かれ
モニターの画面に規則正しい波形が映る

何が悪かったのか誰にもわからない
本当のことは
 ....
駅前の通りのはずれの自販機の横のゴミ箱に書かれたMessiah どのような一日にも正しく夜が訪れること、真新しい傷にも沈黙の色が塗られていくこと、手続きを終えることなくありのままに申し送りをしていく、例えられた光、覚えたままの足取り、省略や .... 船の窓から宇宙を眺めると中性になる
雲は薄っぺらな模様になって
海の青のところどころに
赤茶色と緑とに塗られた陸地が
安物のTシャツのプリントになっている


そのプリントの上で
生ま ....
エメラルドと石
銀箔の輝き
私は知らない、
無限の時をゆく
煌めき唸り
石とエメラルド

誕生から死へ、死から誕生へ
そして新た誕生から死へ

  断崖絶壁に立ち

浮かび来る ....
自分を
いったん
壊す そして
再構築しよう
生(せい)を進めるために



足るを知る
というのも
出来るだけしか
出来ないな
でも十分だろ



どの道
進む ....
あかつき
という名前には
夕星
という名前と同じぐらいの
抗えない
悲しさを感じる

あの日見た星は
どちらだったのか
同じものを見ている筈の
まだ小さかった僕ら
折り曲げられた ....
ぼんやりとどこかを
歩く街で
川の光を知っている
遠くの車を見つめている
言葉を そして 聞いている


この体に知っているのだ
今日も何かを
思う 景色に
          - impromptu

きみはいつだって

かたくなにこころにかべをつくって

うちがわからあなをあけ

まどをつくり

どあをつくり

ねこや うさぎや ....
夢から覚めた 夢を見てた

貴方の夢だよ 

寂しくて

腫れた心の 窓を開いて

冷たい朝 吸い込んだ
使われないアパートの1階には四畳半を占める仏壇と、
、後は母屋から引っ越してきた古い荷物が置いてある部屋が二つ
普段やり過ごしているベランダのある畳の部屋、
、久しぶりに掃除しようと窓を開け ....
手のひらに載せたガラス瓶の中は不可思議な水で満たされていて
米粒ほどの数匹のさかなが泳ぐ
ここで生まれてここで死んでいく
生殖も食事も排泄も
すべてのことがその水を介して完璧にめぐっていくのだ ....
花よ咲け

満月の夜に

いさぎよく

花びらを降らせよ

旅ゆく人の{ルビ褥=しとね}になれ




                 初出 日本WEB詩人会 2024/0 ....
此の空漠の地に
影像だけ現れては壊死し続ける、

  絶えず垂直に降り注ぐ霊雨
       、 
人の魂に永劫の眼を刻み込みながら 
濡れ見開かれる時節を待ち続けながら


 ぽっ ....
生成AIに書き上げた作品を
校正してくれと投げ込んだら
客観的に修正してくれて
最後にコメントが付け加えられた
「文章の流れを保持しつつ
 一部の句読点の使い方を修正し
 文章をわずかに簡 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
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