やまのてせん新宿でおろして乗り換え口がいまだみつからない
わらいかたをわすれたどうけたちのぱれーどをみてたかようび
らいむぎばたけでつかまらなかったあのこはまだみつからない
かいだんが怖いといっ ....
あなたはわるくない
そう、悪くない
突然の告白も
そう悪くない
私はは言わない
何にも言わない
愉しんじゃわない?
ここで善いんではない?
誰も見てない
判官びいきの都合で
方眼い ....
考えて、あなたが今できることを
教えて、あなたの考えていることを
譜面に その考えを書き起してみて
解かりやすく、もっと、解かりやすく

信じないで、目に見える総てのものを
受け入れないで ....
鹿が霞ヶ浦で涙、
鬼は玄孫と七並べ
蟹が伊勢に店出すと、
繁盛したよと鰻売り
“手前の名前なんてとうの昔に忘れんした”
八墓村で女房の
首を桜の木の下に、
満開の中に埋めたのさ
「…未 ....
朝起きると気付いた、空は貼り付いているんだ
青色のセロファンが
電球を通して海を染めているんだ
それを知ったのは今日だった
間違いも無く今日だったんだ

昼に目を瞑って気付いた、ぼくの心臓 ....
ハートの女王は節操ないふしだらなおんな、
スペイドのスフィンクスは真実の口、
浮気のクローバーの若い股を探り、
ダイヤの破片でその首が飛ぶ
とらんぷいゆ、パントマイム、揺れるサーカス、泣くピエ ....
瞼が世界の彩度を盗んでしまったんだ
春風が私の温度を奪ってしまったんだ

目覚めの銘柄は“拍手”
ネオンが傍で瞬いたら郷愁

喉仏 刺してゆけば善い
一瞬で貫くのに然したる迷いは無い
 ....
私は思い出す/つめたい夜に/カルメンの盗んだ/赤いワルツ!

/或る冬だった/私はもう目の前を何度も旋廻していた/震えるように足拍子を刻んでいた私を席に着かせ/踊り狂う赤い靴をホットミルクで切り落 ....
楊貴妃の流し目の、
紅差す頬に惚れちまった。
ああわが心の疱瘡よ、
今直ぐに掻き毟りぼろぼろになって、
あなたの裳裾に縋り付きたい。

小町の麻呂眉の、
細い目尻に惚れちまった。
ああ ....
 薫風馨る五月の窓に
 ぬかるむ畦道を辿る貴方の後姿を見ていました

長い髪を靡かせて振り返ったあなたの口は
手話の解説のようにはっきりと動くのに
何回も繰り返しても聞き取れないのでした
 ....
/事実、あるいていた。
海岸線と海岸線の隙間に、隠れるようにちいさく。
裸足で踏んだ熱い砂浜はコンクリイトのように固く。

/事実、みつけていた。
半田鏝で容易にべっとりと結び付けられた簡略 ....
(暁のまだ白染めのころ)

徘徊をしていた鶺鴒は何時の間にか言葉を覚えて、
さくら、さくらと挨拶をする

――――あなた、何処にいらっしゃる?
手許に目を向けてもお返事は三角定規の平行線。 ....
aidanico(102)
タイトル カテゴリ Point 日付
“I'm already quit human.”自由詩208/5/19 12:33
ヨルダンの秘密自由詩108/5/15 22:28
閃光/トワイライト自由詩008/5/10 22:24
螺鈿紫檀の五弦琵琶自由詩008/5/9 1:13
ノイエムジーク自由詩1008/5/9 0:55
とらんぷいゆ自由詩208/5/4 19:50
ワイングラス自由詩108/4/27 20:41
赤いワルツ自由詩508/4/11 23:15
希代美人抄自由詩108/4/10 19:13
自由詩608/4/10 18:50
括る自由詩208/4/5 15:52
はる自由詩008/4/5 14:59

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