夜桜がきらびやかに

うすい光のなかで

景色を染めていた

咲くから散るのか

散るから咲くのか

いずれにして儚い物は

うつくしかった

爪先立ちした兎は

背伸 ....
僕ら互いに理解できず

すりきった体は

紅く染まっていたよ

わからないから手を離す

分かりあいたいから手をつかむ

僕はどこにいる?

さぁどこだ

今いる過去の渦の ....
ハローハロー聞こえますか?

殺伐とした絵画の中で

その少女の顔だけが

まだ手をつけられていなかった
ふるびた懐中時計は

なりやまない秒針の音を

闇夜に響かせる

ふ ....
分けもわからず

戦いの中で消える灯を眺めて

そこから沸き上がる

闘志の前に話し合いど意味をもたなかった

わからずやのペンギンは

空を自由に飛ぶなどといった

たわいの ....
広い草原からは

笛の音が響き

音をかぜにのせては

明日に流した

深海では一寸の光も入って来ずに

光という存在をまだ確認したことがない

余りにも酷すぎるものたちで溢れ ....
踊りあかすは

月のミラーボールの下で

なんだかんだと言い訳や

愚痴が増えてきたけど

一晩踊りゃそんなの

場外ホームランだよ

だけど早くしないと朝日が登る

時間 ....
普通に分かると思っていた

この没落された国家が

何の機能もしていない

パンドラの箱だということを

沸点をこしてもまだ沸騰しない
涙のアパートは

決して崩れるといった選択 ....
ふいに春風が吹き

桜ふかれそして舞い

その花びらに巻かれ

いつしか春は過ぎてゆく

大人になったら分かると思っていた

自分の存在は今もわからないまま

残酷なように秒針 ....
ふるびた喫茶店で飲むコーヒーは

なぜかいつも飲むコーヒーとは

全く違う味がしたんだ

人が全くいない地で

ただあるのは風化しボロボロになり

今はその姿をひっそりと

浮 ....
ちらかった部屋で

宝物を探していた

いつからか欲しいものは直ぐにテノヒラはを開いたら

そこにあった

暗い独りぼっちの部屋で

僕は人形と一緒に住んでいた

いつも鉄の檻 ....
明日晴れるなら蜃気楼をみにいこう

僕がまっている何かはまだこず
降り頻る涙の雨を浴びて

脅えながらそれでもなお

コンクリートに覆われた部屋からでずにいた

きてはかえす

 ....
かきかえさせられた人類の歴史

それでもなお美しく輝かしい高名を掲げるのだろうか

北風吹くシャッター街に溢れるのはため息と小銭と絶望だけ

ジェスチャーだけで想いなどとどくはずがない
 ....
昨夜みた夜空を游ぐ三日月をみた

君は今硝子の壁ごしから何かを伝えたくて

吐息を吐いて窓に何かをかきだした

そのもじは反転していて読めなくて

君は今にも泣きだしそうな顔で

 ....
僕等はいつ死んだのだろう

今命有りこの世界でくらす

人間は実は一度しんでいる

母親の体内から生まれ

この世の中に産声を上げた瞬間に

その生命は一度死に

 ....
んcsjxきvgvdんsvじゃ・gれげるhqy4876fhすぢfjdsbfv7dvxんvdszf8えwjwk4んkじゃbfkんbjkxぁmrgなでytらlt@えrgぉが8え5んれk5j4bkvfさl; .... さあわかる処まで解いてみて

この複雑に絡み合った真実までの

片道を

恋をする乙女など観ているだけで

十分だった

恋愛などというからくりを相手に

良く僕等 ....
流れるのは黒い陽炎

バスケットゴールにぶち込むのは

ダンク以外に美しき憎しみの断片

キラリひかった一番星に何を祈る

流れ星に願い事をしても

ソレはただ落ちている ....
上から見下す人の縁

下から見上げ世界の平行線

コンパスが常に真実をさすなら

僕は磁石を取り出して狂い出す

離したりきったりくっつけたり

叩いたりもんだりくみたて ....
少年は

絶望のなかで

差し込む月の光が

僕をどこかに飛ばす

流れているのは人か風か音か時か

ただ舞い散るのは夕暮れの茜色の風

もうどこにもない世界の忘れ ....
天国から地獄への階段を下っていく

さっきそこで殺気で満ちていました

拝んださきにいるのは

理想を掲げたぼんくら

重たい鎌をぶら下げて華麗に

現れたの死神さま
 ....
世界恐慌の荒波のなかで

人々は神に祈る

バカバカしくて寒気がする

どこにいった福沢諭吉

狂気の中で滅茶苦茶にされ

いくどなくとめどなく混乱

何がだめで何 ....
次々に組み立てられるビルは

まるですくすく育つ木のようだった

永久の命などないのは知っている

人格などいくらでもつくられる

都合のいいことばかり吐くこの世界

少 ....
悲しい流れ星はただひたすらに

空を駆けては消える

初恋なんて基本的に細胞戦争

港で起きる波は

一定の旋律を奏でながら波をうつ

彼岸花が咲く季節に人は死ぬと
 ....
偶然はいつしか奇跡にかわる

コンクリートとコンクリートの間で

巻き起こる突風を浴び

どこかからながれる

なんらかの原因で流れ込む黒いガスを

僕は吸い込み体内にと ....
光があっての闇

正義があっての悪

影があっての暗闇

君があっての僕

世界があっての僕

人があっての愛

音があっての思い

感情があっての性格
 ....
いってしまいましたね

電車で3時間くらいだからとかいっても

たぶんもう二度と会えない気がするよ

君とは一年しかクラスが一緒ではなかったけど

いつも笑って笑顔で元気で
 ....
ゆらゆらと歩く空中で

カメラのフラッシュでできた影が

一人で先にあるいていった

僕は世界の呼び声で起きる

僕はここにいるけど

世界は何処にある

昨日の事 ....
キラキラと雪の結晶が落ちていく

寒いこの季節に僕は人恋しく

あなたに会いたいけど

どうしても届かない位置にいるあなた

僕の心に刻まれた深い深い傷は

今も癒えぬま ....
どこかの知らない住宅地で流れている

いびつなサウンド

それはまだ若い男が夢をあきらめず

努力ということをしている

それでも夢という狭き門に

自分は通れない事はし ....
赤い満月が暗い密林を包む

琥珀の毛並みの一匹狼は

この本能がうずく世界で獲物を探す

純白の毛の一匹兎は

本能のまま世界を飛び回る

この世界で狼はどん欲な男
 ....
こめ(325)
タイトル カテゴリ Point 日付
短い夏の終わり自由詩1109/5/24 0:18
偽善者は結局僕だった自由詩709/5/20 23:54
泣き空自由詩909/5/19 0:37
ペンギンは空を飛びたいようです自由詩509/5/17 1:14
抜け殻を迎え撃つ自由詩609/5/14 1:07
ダンスホール自由詩409/5/12 0:48
パンドラの箱自由詩709/5/9 20:00
日常より非日常を自由詩609/5/7 1:12
街と空と喫茶店とお爺さんとコーヒー自由詩409/5/4 22:49
荒野の城のてっぺんから自由詩409/5/2 1:24
風見鶏の見つめる先自由詩1009/4/30 0:37
上書きされた遺言書自由詩309/4/28 0:03
ガラスの壁越しの愛自由詩809/4/26 2:20
僕は一度死ぬことにしました。自由詩809/4/21 22:13
cvdなhがうおyfgvれwbhjfbr。kjbqhvfkt ...自由詩309/4/16 19:43
恋愛はからくり自由詩309/4/14 0:45
ドロヘドロ自由詩609/4/11 0:49
笑うしかなかった自由詩309/4/8 12:26
四季と旅した少年自由詩809/4/5 11:28
狂詩自由詩609/3/30 18:34
乱詩自由詩209/3/28 19:40
空中の制止音響の破壊感情の爆発光の独奏そして己の発生自由詩409/3/25 19:57
目撃者自由詩609/3/22 19:55
馬鹿でかいBGM自由詩809/3/20 22:04
何かがあっての何か自由詩609/3/16 20:17
東京に行った君へ送る自由詩5*09/3/13 22:29
白紙の辞書自由詩609/3/11 22:59
吐息は天にのぼる自由詩709/3/3 23:38
99%の努力と1%の才能自由詩1109/2/26 23:06
ウルフ&ラビット自由詩3*09/2/24 0:41

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