夢からめざめたいのか
現実から逃れたいのか

テリウム
いつまでたっても
進化も退化もしない
不活性なテリウム

真冬だというのに
窓辺で寝入ってしまうなんて

約束の時 ....
注がれる
新しい時も
自然は無口
鏡の前にたった
自分のよう
あかぎれで痛む指
指板は
切れ切れ
だらだら続くながいくそ
腹痛で2021は始まった
東京では感染爆発で
オリンピックどころじゃない

はずだろうけれども
だらだらニカイやスガは
よだれたらして開催をのぞんでいる
 ....
人生の半分以上
自宅にいるじぶんにとって
2020年は世界中が
自分と同じ境遇に浸されたようで
人類の同胞として
そのご身分にかかわらず
悲哀を感じざるをえません

私事ではあ ....
僕の枕には
「ピエールカルダン」のサインの
入ったタオルがまかれています

未だ現存の
プラズマテレビには
「ピエールカルダンさん逝去」
と映っていました

死因はわすれまし ....
東証の平均株価が2万7千円台らしい

例のウイルスの変異種は増殖率が高いらしい

他人の悲哀を感じない人間がいかに多いことか
子供のころ
すでに菓子屋の罠にかかってしまった
父と子は
いらい物干し竿に
長靴をつるすという
蛮行を行うようになった
のち父が逝き
子ひとりとなっても
あいかわらず
続けられて ....
たぶん日記にでも、
記しておかないかぎり、
今日一日中・強風に際悩ませられていた、
自分の内部の不安といった、
真実など、一週間もしないまに、
忘れてしまうにちがいない。
真実を語 ....
柿木をみていると、
ふと、以前枯木があったこと
をおもいだした。
おとうさんの髪型がとても
斬新でしたね。
吹きすさぶ疾風に
負けないくらい、よかったです。
迷走しているのは私です。
つめたい冬の夜。
不明なことに、ときとして
名辞をしらされることがある。
ただの落書きにも…
たかが60人の看護師すら
集められない大阪

都構想なんてやったって
どうせなにもできゃしない

近しい未来の危機でさえ
その回避する最低限の人員でさえ
確保していなかったのだ
 ....
ゆかりもなにもない
あぜ道を素足で歩いている
傍らにはばあさんがいる
表情もなにもわからない
妙なまぼろしの人
俺は俺でたぶん不定な人間でしかない
いつも平穏をもとめている

 ....
がらんと、芯が
落ちた鉛筆。

そばにころがっていた、
ボールペンをアナトミア!

芯を、がらん洞化した
鉛筆の穴に異種結合。

ささっと、
代筆業再開す。
過去をつくる
慣れてしまえば
私の額から
表象を消せばいい
プラグは抜かれては
いなかった
電子は送られて
なにかにいらだっている
亡霊となれない
機械たちに
羨望している
 ....
民間製ロケットが無事、
宇宙ステーションにドッキングできたらしい。
ついてみたら定員がひとりオーバーしていたらしい。
地上はコロナ渦で目まぐるしく回っている。
宇宙飛行士たちは大丈夫だろう ....
いつか未来の空の下で、
人の生という事象を、
回顧してみよう、
などとおもっています。
多分何事も選ぶ世界など、
ということは忘れられ、
明るみの中で、
精神と環界が融合されて、
 ....
名声をえたとしても、
人類はほろびるだけである。

子孫なんて残せやしない。
親と同じく死ぬだけである。

詩を書けるのは自分だけである。
いい詩が書きたい。

こころに。あなた ....
昨夜の夢で、「文政四年」だけが、
あざやかに目覚めたのちでさえ、
記憶に残ってしまった。
蒸しパンたべました
空いたフクロのなかへ
いっぴきの
蠅が入りました
うふふ
なぜか腹の底から
わらっていました
ヒトがいう
≪命の尊さ≫の
危うさを
なにかを始めようと
手続きしたわけではない

  そうだ
  終わりのことなど
  誰も
  かんがえるものか

  だから
  俺の終わりのことなど
  知っ ....
ひさしぶりに
ぶたまんたべました
白い皮に
黄色いねりからしぬりました
ふと小さいころが
再現されたようです
一口するほどに
ほどほどに
時が過ぎていって
くれればいいのに
幸 ....
いつ寝入ったのだろう…
インフルエンザの注射をうけに行った、
うちの者が帰宅している、ことに気が付かなかった。
いったい自分の自我は、持続していたのであろうか。
一時間半の奥域は無我であっ ....
渋った風が吹き込む。
自分の肺はよいよ疲弊する。
謙遜や寛容を排した言葉などもうたくさんだ。
一服の茶を濁す豪華さなどいらない。
たぶん、この秋にも、
たいせつな、なにかを、
書き忘れ、
なにも気づくこともなく、
日々を削り、抜けてゆくことだろう。
ページもめくれやしない、
錆びたナイフじゃぁ…
英語おんちでよかったよ。
なによりもアメリカ人でなくてよかったよ。
柿をたべましょう。
秋晴れでよかったよ。
なんにもない一年でよかったよ。
肉の焼ける、脂のかおり。

喉が焼ける、酒のかおり。

胸を焦がす、秋のラム…
やっと 眠れぬ 暑苦しさも

終わったらしい

空は ひたすら 秋です

鳥肌です 風が吹けば

ページを めくれば

忘れられる

苦しさなんて
けだるい過去の一日

汗だるむ体の誘引にくらむ

性とは「力」か…

あいかわらず

空虚に居る
総理在位最長記録達成記念

 たとえば「アベノオムツ」

なんていいんじゃないか

なんてね

最後の最後まで

いいかげんな政治屋でした








 ....
青い陶磁器に
蜜豆かぞえ

星屑流そう

還ってくる
両親が

自転車は
二人乗り

ああ
ナンモナイデス(274)
タイトル カテゴリ Point 日付
カタルゲーシス自由詩3*21/1/13 13:55
黒いギター自由詩2*21/1/6 21:12
2021みなさんお元気?自由詩2*21/1/6 13:21
2020年終わりの詩自由詩3*20/12/31 20:47
雑記自由詩3*20/12/30 20:54
2020年の掉尾自由詩220/12/29 21:01
物干し竿に自由詩2*20/12/24 21:04
真実は語れない自由詩2*20/12/16 21:05
枯木自由詩5*20/12/9 13:26
見つけられた言葉自由詩3*20/12/8 20:55
無力感自由詩2*20/12/4 21:06
平穏な人自由詩2*20/12/3 21:09
アルバイト自由詩3*20/11/24 13:48
機械の気持ち自由詩3*20/11/21 13:12
民間製自由詩2*20/11/18 21:14
希望自由詩3*20/11/16 13:26
こころに詩自由詩2*20/11/14 21:06
過記憶自由詩3*20/11/13 21:01
空腹自由詩3*20/11/12 21:02
未明の解約自由詩1*20/11/10 21:19
ひさしぶりに自由詩6*20/11/5 21:13
純粋無我自由詩1*20/10/19 21:03
渋った風自由詩1*20/10/17 20:55
予感自由詩3*20/10/16 20:40
自由詩2*20/10/14 20:40
ラム、ふたつ。自由詩2*20/9/25 21:10
再帰する秋自由詩4*20/9/15 13:27
居場自由詩2*20/8/29 12:55
悪政の一応終焉自由詩4+*20/8/28 20:51
お盆の夜自由詩2*20/8/14 13:38

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