王様の肩の上の蛇はいう
私の、滑らかな
燕尾を返してくださいと
わたしはいう
お葬式には型押しは
きまりで持ってゆけないよ
それでなくとも
たとえ鱗が無くたって
うなぎでいればいい ....
マドラーがカラカラ音を立てて回って
眼のおくの鏡をこわす
そのさらに後ろに立ち、
屈折点を見つける
湾曲したテーブル・ラインと
ホロスコープのような照明
見上げると荘厳な電飾が
取りまい ....
{引用=「さむいのなんのって、」
「あんた、八月だよ、ゆめでもみてるのかい」
「ばかにするない。おいらあ狸にだってばかされたこたあないや」
「そりゃあむこうはなのんないさ」}

…っじいじい ....
あまたの
あふるる
あだなる
あだじお

あらぶる
あかごの
あぐねし
あらなみ

あしなみ
あそばし
あまねく
あまのめ

あこうの
あたまも
 ....
脆弱にも映るその青年は話を始めるタイミングと言うものを実によく心得ていた。特に聞き分けの無い小さな友人たちにおいては、その尊敬を二時間にして勝ち得るほどの能力を惜しむことなく発揮した。それでいて気取る .... 星も出ない夜、
寒さに静まり返り
冷たさだけが
消えた街灯の下に
佇んでいる
よる、

眠りに付こうとする
皺だらけの手が
手を伸ばすと
両の肢がでる
大地は俟っている

 ....
ミスター・ライト、
つめたいよるに
さてんのつるり、
ひかりを散して

ミスター・ライト、
しょーつのしたに
もろくひろがる夜
ひっそりしのばせ

おおきなかーてん
きっちんばさ ....
不思議な魔術をかけられて
混乱の中掛けられた言葉は
「大丈夫、物事を悪いほうに持って行ってはいけないよ」
だっておい、俺が何をしたって言うんだい

輝く愛を夢見た先に
悪魔のような女が顔を ....
I am becomig,
streaming,
storming,
speculating

The present becomes carmine
after weeping my ....
/再生回数は三回が限度だという理論には酷く理不尽な思いをさせられたのだった音楽を聴くのさえおれは自由が赦されないのか、と言うと、澄ました顔でそうだ、と言ってのける余りに超然とした態度を崩す事無くそうし .... 女は吐瀉物を剣玉の玉が紐の先で揺れる頭の端で捉えていた/男は電話をしろと落ち着いたトーンでしかし譲らない口調で言った/女は渡された電話を取り誰かに電話をして短く切った/手紙を書けと男は言った/女は出鱈 .... 十二月の近いような夕暮れも移ろおうとして、ボジョレ・ヌーヴォーが解禁と言って景気よく人々に振舞われる様な頃、“ツキ”という名の男は綻びもせず転びもせずロビオーラの癖のつよい薫りを愛おしそうに嗅ぐのでし .... un/燈明高楼の下朦々と翳む嵐/道路松露と如雨露で水撒く裸足/瑕を、視ずに判断して花壇の/隅に蒼い紙を置いたと告げ/deux/酩酊メーテルと晩酌酌み交わす夜/銀河鉄道は新橋直行で煤煙出し走る走る/大腿 .... 彼女は言った
翅があるんだって
臆せず言った
何所へでも飛んでゆけるのだって
でもその翅は堅かったけど薄くって
プラスチックの板のように脆くって
いつかぱきりと
音を立てて割れてしまった ....
「ああ私達もう終わりね」
そう移ろう木々が囁いていた
人生の挽歌を唄いながら
僕らの終焉を見送る様に

木枯らしのもたらす冷たさが
君の手を凍えさせているのに
もう僕は君の手を握る術を知 ....
オヤマアなんと穿ったご意見
私の領域の十も上を行く
懇意丁寧なご親切が
そこまであなたを貶めたのですね

アラマアなんと尊大な知識
荒野の海を跨いだ御袴
少々糊のきつい紋切を
拒む事も ....
藍は明にマア韻いい加減で
“はいはい”ばっか上手くなっていく
{ルビ両刀=リャントウ}迄ツイツイ イきたがって
毛頭返事などは聞いていない

茜空喰べる夢を見た
キャンバスは塗潰せなかった ....
beautiful noise 

人はここをいつも烏が犇いていて気持ち悪くて騒がしいだとか耳を劈く様な悲鳴が聞こえるだとか、とても五月蝿い場所のように言うけど、僕自身にはとても心地いい場所だと思 ....
僕は呑気な波紋
波間に揺れてゆらゆら
賢者は嘘吐きの石
谷間を抜けてごろごろ

平行線は交わらない様に出来てる
僕らの中は交わるように出来てる
喋らなくても解かる様に出来てる
そう思い ....
爪の先輝く金色
雲を仰ぐ様なイロハ
教えてしまった君は
「知らない事なんて何も無いわ」
みたいに
横顔 太陽に焦がして

知ったさっき暫らく続く苦悩
似合わないそんな言葉
欲しがって ....
うすい皮膚の上を滑っている
絹でもない、びろうどでもない
貝殻のような爪を口に含み
撓るでもない翻るでもない

針金の孔雀睫を擦りながら
まだ開かない、まだ開かない、
桃のような頬を膨ら ....
夏と云うこの狂おしい季節を盗む気で居るのだ
この計画は必ず誰にも知られないうちに
遂げるのだ色濃く伸びる影に身を潜ませ
澄ますのだ喧騒に気を捕らわれないように

滴る汗を拭ってなどいられない ....
いや〜普通に無理っしょ!なんかそう思った。大学卒業、就職活動、卒業制作、なんだかどれもこれも薄っぺらい漫画のようだ。ニートマッシグラお先真っ暗?どうぞ、喜んで社会撤退してやる、模倣犯が耐えない気持ち悪 .... 雫           水滴の        メトロ       は、日の        させる術
罪状         軟骨を縛る      ゆーとぴあ     華/叉は、流麗     真っ黒に持 ....
嫌い蜂蜜みたいに甘い甘いべっとりしたあの子
みたい嫌い嫌いじゃない?そーゆーの、わたし
佳く解かってないのかしら、まだそういう年齢
、では無いのかしら?{ルビ脹脛=ふくらはぎ}掴まないでよ
痛 ....
若し若しお元気ですか、気持ちも漫ろなままに、
筆を走らす限りなのですが、屹度復、墨の滲むのが収まらないうちに、
丸めて放り出すかも知れないのですが、これを書いている限りは、
不思議と淹れたての珈 ....
I'm flying in my head for a week,
To forget exchangeing greetings for you,you,you and...
My mind ....
電気を早く消しておくれよ、瞼に電気がチラついて走って躓いて擦り剥いてその跡が焼け付いて眠れやしない。あんまりにも雨が泣くから夕焼けが真っ赤に腫れている。グラデーションのパレットをひっくり返して迷い込ん .... 面白い冗談で笑わせてくれ
出来れば流行の三秒で笑えるレンジなお笑いがいい
シャツに小汚い染みをこれ以上
増やしたくは無いグレイト・ジーニアスを
知っていたらここに電話してくれ

彼は待合室 ....
who's there? who's there?
share and share alike. 
near and dear my
sister disapper.
who's th ....
aidanico(102)
タイトル カテゴリ Point 日付
虹の棲家自由詩308/12/16 22:38
ブロークニュアイズ自由詩108/12/11 23:38
めおとのきせつ自由詩208/12/11 23:14
あいとし自由詩108/12/6 23:35
笑い男自由詩0*08/12/6 19:22
球体自由詩508/12/5 23:28
サルエル自由詩3*08/12/4 22:00
サマンサコスモス自由詩108/12/4 18:55
carmine自由詩108/12/4 18:38
予知夢自由詩208/11/26 23:49
i do自由詩008/11/26 19:27
リヨンの月散文(批評 ...3*08/11/21 0:49
花霞自由詩008/11/3 23:34
no'feat'her,noplace自由詩208/10/22 23:17
色彩自由詩408/10/16 21:33
坊主の謙遜自由詩208/10/15 22:09
lの二乗自由詩008/10/15 21:48
ルネッサンス自由詩2*08/9/24 7:43
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馬刺し自由詩008/6/4 23:38
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ドアの外自由詩508/5/28 21:24
業音自由詩008/5/25 21:45

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