ケータイで 読んだフレーズ 気にかかる
いくど探すも 何処に消えたの

その言葉 ピカリと光る 青銅の
雨粒の音 悲しみに暮れ

夢だったの 空ろな思い 宙に舞う
思い出せない 余韻が残 ....
おそらく灰色の 町外れの停留場は
傘の上のダンスの 懐かしい音がするので
目玉の星が キラキラ光ってしまう

セルロイドは酸性雨に弱く
ネジ式の動力で
スキップをしながら溶けそうにしてい ....
自分が産んだ卵を
次々に割ってしまうメンドリさん

時々は硬い殻を持った
自己防衛のヒヨコちゃんが生まれ
メンドリさんはヒヨコちゃんを突いて
あわれなヒヨコちゃんは
醜く変形しながらも逃 ....
ジャンプして 月夜に吠える 身包剥いで
腕を掴まれ ポテチを喰らう
エンピツ書きの創作日和
ギャグマンガの売れ行きが気になる
不自由な?値が転がる丘の上で消しゴムこすって
真か偽かを問う無駄な労力

荷物につぶされそうな透明な1秒間が過ぎたら
明け方の記憶 ....
小花の、シナモンとマーブリングしている
庭先で教科書を開くキミの紅茶
ユルユルした{ルビ蜉蝣=かげろう}になる朝

キライなともだちのプリクラ
姉妹の関係に似ている 笑顔
笑顔笑顔笑顔 ....
?値の概念
きっちり敷きつめた箱
早回しの時計
生まれたばかりのドットに侵略
引き裂かれた白地の残骸

曖昧なグレイの幸福
水色の融合
ユデタマゴを食べる風景

ピンクの破壊
極 ....
名前など 関係ないわ 字があれば
あなたの想い 伝わればいい

匂いとか 囁く声も 二次元で
横スクロール 上には行けない

なんとなく ただなんとなく なんとなく
ああなんとなく なん ....
上野森 美術館へ 急ぐ路
ロックンローラー 踊る広場で

数学の ロジック並べ 語る人
うんうんと聞く キミの憐れよ

キムラくん もじゃもじゃあたま セットして
ワックス固め ウーピィ ....
5月というのにこの寒さだ
風邪をこじらせてしまって微熱が出ている

昨日バウハウス展に行った
ドイツワイマールが生んだ芸術は無機質で冷たい

芸術は時代に生まれ、伝統的な技術が加わって新し ....
上を向き 合わない色の 遠い空
気球の人よ 風よ吹け吹け

人ひとり 何様つもり へんな色
夜明けを告げる コケコッコー

立ち読みの 男が並ぶ コンビニで
コーヒー牛乳 ストロー付けて ....
ボクらの世界は相変わらず何も変っちゃいないさ
キミ、ボクの声がきこえるかい?

選ばれていったキミ、闘いの日々だというじゃないか
大丈夫か?体など壊していないか?
誰よりも強いキミのことだか ....
ブランチのあと熱くなったお腹のせいで眠くなり
わたしは靴を脱ぎ捨てました


ミネラルの風に小さな貝殻が舞い
カラカラと海の風鈴は虹色に透けました
それと素足にさらさらと乾いた粒ら。o・* ....
軒並べ 間口狭いが 細長く
敷居積んでは 打水ピシャリ

おもて顔 作り笑顔に はんなりと
高い反物 そろばん弾く

白い頬 真紅の紅が {ルビ艶=なまめ}かし
夕暮れ染めて {ルビ俥= ....
彼は、わずか17歳でテントにガスを充満させて自殺した。あまりにも計画的な死の、報道では知り得ない事実。彼のすべては電子回路の詰まった1台の箱の中にあった。こどもの日の今日、あの山に慰霊に向かう人々がい .... ランラ ランラ ラン
ランラ ラララ ラン

ランララン ランララン
ランラ ラララ ラン


手をつなごう キスをしよう

ランラ ランラ ランララン
ランラ ラララ ラン

 ....
{ルビ山菜=やまな}摘み 岩清水にて 菜を洗ひ
水小屋入りて 蒸し煎じする

トントンと 微かに叩く 音すれど
何人おらず 風の{ルビ音=ね}なるか

煎じ薬 竹筒詰めて 持ち帰る
真暗 ....
こんがりと焼けた茜に
今宵あなたとニコーラへ

とろりと滴るバターの琥珀
バジルで装うゴルゴンゾーラ
ギンガムクロスに灯るオイルランプが
ゆらゆら ゆらゆら ゆらめいて

窓から見える ....
BSつけて チラ見しながら 授業案
腰をフリフリ いつしか号泣
サラリーマン 足だけ歩く ココロ置き
軒先干され 風に揺れてる
わたしのウルフが遠吠えをしている
その青い瞳で遠く月を射ってしまえ
群青すべてはオマエのもの

気高き闇の王者よ
森の奥深く老木が生い茂る彼方から
瞬時におまえの気配を感じるとき
わたし ....
ればならば にらればなりて らばならぬ
にらにるなれど らばなりがたし
シャチのショーを見ました。ショーが始まる前、久しぶりに会ったオスカーが水槽のヘリに寄って来て、私の顔をまじまじと見ています。「おまえ、もう海に帰りたいのね?」と話しかけてみたら、オスカーが頷いたように .... ………

ブクブク…

  ブクブク…

……

ねえ、ワタシタチ生きてるの?

たぶんな…


 ブクブク…
わたしのパソコンのどこからか
プレデターSのカラカラいう声がしています

わたしのプレデターSは先日エイリアンと闘って勝利しましたので
カラカラカラカラ 上機嫌なのでしょう
とても良かったと ....
おとーさんは海老を食べない

なので生野菜とアボガドだらけの

冷製カッペリーニになってしまう


文句もいわず食べているおとーさん

ほんとうは何が食べたかったのか知らない

 ....
やわらかいサクラ木のチップを踏みしめるとつんとして春

子犬の茶色い足首が白くかすむ雲の春


おとーさんは今日も仕事です

わたしはキレイを集めて花束にします


オツカレサマ
 ....
原始脳である赤の球体はモノクロームの格子柄の上にあって
意識化された恋人の象徴であった

多くは扱いを知らないで弄ばれて腐っていく球体
もはやグレイを帯び翻弄され暗闇に追いやられる

しか ....
ぴったりと 綴じるのはいいけれど 6センチ 中身も一緒に厚紙切れば (一)クレイム

クレイムは自分が愛されていないと言うが、愛を得られないことに対する苛立ちの感情に支配された{ルビナルシシズム=自己愛}に満ちていた。つまり逆説的に言えばクレイムは対象を愛していな ....
西日 茜(93)
タイトル カテゴリ Point 日付
キミの詩の[group]短歌5*08/5/31 22:40
雨宿り自由詩18*08/5/31 14:54
白鳥さん自由詩6*08/5/29 23:57
同級生[group]短歌1*08/5/28 22:18
300万部突破!自由詩2*08/5/28 2:02
MY SWEET HOME自由詩11*08/5/21 13:23
テーブルクロスの上で[group]自由詩8*08/5/18 13:40
無名の人[group]短歌6*08/5/16 22:09
興ざめ[group]短歌2*08/5/13 21:51
BAUHAUS自由詩5*08/5/12 12:32
ペンタブで描く[group]短歌1*08/5/10 22:56
シリウスの海[group]自由詩10+*08/5/10 15:25
TWO DOGS自由詩3*08/5/6 22:20
京町拙歌[group]短歌4+*08/5/6 14:43
現実[group]散文(批評 ...3*08/5/5 12:36
五月のうた自由詩9*08/5/2 21:28
遠野拙歌[group]短歌7+*08/4/20 19:23
ピッツァ・ニコーラ自由詩9*08/4/17 0:23
フラガール短歌5*08/4/16 20:57
ココロここに在らず短歌4*08/4/9 10:43
ウルフ自由詩13*08/4/5 18:19
いとをかし短歌7+*08/3/31 22:24
海辺の町にて散文(批評 ...5+*08/3/29 15:45
ネムリましょうか?携帯写真+ ...2*08/3/27 22:09
プレデターSを飼う自由詩5*08/3/25 10:32
冷製カッペリーニ自由詩7*08/3/23 23:50
キレイな春自由詩9*08/3/22 8:09
赤の球体[group]自由詩2*08/3/19 21:32
Amazon短歌1*08/3/19 0:03
羅列による平坦で陳腐な文章[その1][group]散文(批評 ...4+*08/3/15 21:10

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