行かないで正解だったよ、とか
来て正解だったな、とか
終わってから言う
何かしてしまってから言う

生まれてきて正解でしたか
生きてきて良かったですか

失敗でも
生まれてきて良かっ ....
ラーメン屋さんで
たたんだじめん
たんたんめんの見間違い

ぱっとひろげて春の花
ぱっと広げて雪景色

夏草野原や
紅葉の道や

地面が少なくなりました
街にほとんどなくなりまし ....
連れて行ってもらえなくても走っていける
クークー、君がそうしたように

歌ってよシンガー今日の合言葉 午前零時の愚者の黄金


クリスマス風のうなりに血が叫ぶライダーベルト三位一体

 ....
雀たちふわふわススキを持ち帰り夜寒の寝床に足し綿しなさい

凪という名前の少女を知ってます炎の魔女と呼ばれていました
  
ナンテンとツルウメモドキとピラカンサ小鳥たちおいで朱いご馳走

 ....
他のどの白い花木にも思わない山茶花だけが降る雪に似てる

結納を終えほっとした友の父「本とマンガは全部持ってけ」
 
落ちたザクロ割れ目ざっくりぎっしりとダリのルビーがのぞいて見えてる
 
 ....
月を見ていた
月が見えていた
今もまだ見えている
月と、木星と、照り返し白い雲たちだけ
他にはなにもなかった
空には
光るものたちは
もともと夜とはそういうものだ
飛び回る ....
薄紅のネム天辺に咲き残り夏の限りを見送っている

風に挿す飾りのようなミズヒキの合間をそっと抜けて行くもの
 
秋植えの球根花屋に並びます眠り姫おいで土の褥に

ベランダの雑草大事に見てま ....
高くばかり吹いていた風降りてきて翻る葛の葉裏の白さ

金も銀もまだ咲いてません少なくもこの風が来た道の限りは

せいせいと水色の空の低いとこに三日月そっとすくっと立ってる

西はイリ東はア ....
ラストノート彼女の香りと音楽とルーズリーフの最後の一枚

引き出しの記憶の奥に「ユトリロの白」とだけ画家の絵も知らないのに

猫よ猫、抱き上げた目の奥行きよ、あんた脳みそあるんかい?ニャー
 ....
うすら寒い夜にはホットジュピター
地球人はずっと宇宙人を探していたので
まず宇宙人のいそうな星を探すことにしました

ぼんぼこ燃えてる恒星よりは
生命体には惑星だろうと
まずはカニ座の55 ....
テッポウユリではないのです
夏の終わり
花期をたがえて
今頃に咲く白い花

例えばアカザやブタクサ
夏草でいっぱいの四角い空き地の真ん中に
丈高く唐突にすくっと一本だけ
そんなのがタカ ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=259181 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=259391 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=259343 歌は要るけど詩は要るか

ことばは要るけど詩は要るか

イルカはいるけど詩はいるか

詩はどこにいるか此処にもいるか
その現代詩、セルダムイリーガル
なんてちょっと格好いいじゃん

自由詩に
もし決まりとか約束事とかがあるなら
張り切ってぎりぎりを狙うよ
NGワードがあるなら別の言葉をさがす

使われ ....
吹く風よ微笑む人の面影よネム絶え間なく船出の風情
 
朝ごとにアサガオその名に天国を青さに空を映して地上に
 
花、柘榴。タコさんウィンナ血の味を実に成す前に朱色地に散る

鬼の木は{ルビ ....
ここは雲の真底すずしい風が吹くじきに全てが雪崩れ落ちて来る

夕映えのお天気雨が東方の空高く架けた主虹副虹

緑から朱へまた赤からまた青へ 光と水のクロマトグラフィー

美しい挿絵のゲーテ ....
夕方の水が巡って夜前につぼみのたががひとひら外れた

ひとつふたつ互いに互いの花びらが外れてそしてそりかえって咲く

カサブランカ自分で咲いたね信じてはいたけどつぼみに手が出そうだった

 ....
感想屋さん、始めました。
感想屋さん、始めましょうか。

冷やし中華じゃなくて
ほんの少しの感想でいいなら。
ほんの少しの愛でなくてもいいなら。

ごめんなさい、
よくわかりませんでし ....
国を統べる覚悟はあるか
国土も、国民も、法も王も
たった一人
自分一人だけの王国を

心身全くもって健全な人間などいない
そんな理想の国など
どこかにならあるというものではない
五体や ....
コスモスといえば秋風を思うだろう?初夏には咲いて揺れ始めている

ワスレグサ忘れていたい思い出があること思い出させないでよ

昨日見た四つ葉は今日はもう虫に喰われてとうに虫のものでした

 ....
ばいばーい
ばいばーい
ばいばーい
ばいばーい
重なり続ける子供たちの声

君たち
ほんとにばいばいする気があるのか
ものすごく元気いっぱいで
まだまだ元気いっぱいで
そんなに元気 ....
シャガールの恋人たちよ天蓋に夜を満たして水浴びしなさい

留守にして帰り着いたら生き延びた薔薇が幾つも咲いていました

ビッグバン、インフレーション自鳴琴の箱を開いた誰かがいました

鎌倉 ....
ヒマワリを育てています真っ青な種を十一月にもらって

双葉本葉大雪冬至ヒマワリはじわりじわりと育っています

植え替えるとき底に根がぎっしりでやる気でいるのが窺えました

強風と霜からだけ ....
ノヴァジェットプラズマ爆発だらけの宇宙

太陽は実は脈動変光星


百万年前に生まれた光を浴びてる

百億年前に生まれた元素と生きてる


黒点は太陽の笑くぼ多いほどよし

リ ....
ここの雪は重かろヒマラヤユキノシタ

食べたいし花も見たいし菜の花みどり

桃が咲くのは節句を過ぎた頃だろう

同じ鉢のアザレア同士の鮮やかさ

一木のマンサクちらりほらりと満開

 ....
アミは命、生命。
アミドは生きている、命は生きてる。
アミタンで生き物、動物。
アミダルが生きること、つまり暮らすこと。

モスン デール モングン アガヤ
氷の上に銀色の器、それは月。
 ....
だいたいは同じ形の
だいたいは同じ色をした
少しずつ違う大きさのものを
中心から外へと

奥に
手前に
はしを重ねながら互い違いに
重なりと重なりとの間隔は
徐々に広げながら

 ....
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小池房枝(224)
タイトル カテゴリ Point 日付
短足太陽自由詩710/12/16 10:58
たたんだじめん自由詩510/12/11 13:59
詩忘れ月の歌[group]短歌4*10/12/10 19:24
立冬月の秋のこと[group]短歌4*10/11/9 0:33
十月夜の四方山話[group]短歌6*10/10/20 21:21
神奈川にて自由詩710/9/25 1:11
September Sepals[group]短歌2*10/9/13 21:49
寛ぎはじめた九月[group]短歌3*10/9/10 20:28
括られた九月[group]短歌2*10/9/9 20:20
ホットジュピター自由詩610/9/8 23:12
たかさごゆり自由詩7*10/8/31 19:41
八月は風の葉月[group]短歌3*10/8/17 19:32
八月は花の葉月[group]短歌5*10/8/10 19:16
八月は歌の葉月 人と人外の巻[group]短歌5*10/8/4 20:34
パウル・クレーの絵をください自由詩4*10/7/28 20:46
自由詩がもし不自由詩だったら自由詩4+*10/7/14 17:07
落とし文月[group]短歌7*10/7/12 20:12
ほし文月[group]短歌3*10/7/6 19:41
ゆり文月[group]短歌4*10/7/5 19:20
ほんの少しの感想でいいなら。自由詩610/6/27 21:52
人間の大地自由詩410/6/22 2:34
六月の声は[group]短歌5*10/6/20 20:54
たいやきりんご自由詩610/6/9 17:48
話しかける五月[group]短歌16*10/5/31 20:00
真冬向日葵、早春向日葵短歌410/3/16 22:14
宇宙天気やっほー俳句10*10/3/13 21:36
百花百態俳句4*10/2/27 19:45
モンゴル語入門自由詩210/2/23 21:36
薔薇のエスキース自由詩510/2/21 21:33
夕陽の国、空の少しだけこちら側自由詩610/2/20 20:12

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