色褪せしカエルの背をなでやりつ人差し指はものひきつらす
日暮れれば花弁を閉ぢる花と知らず植ゑてよりわが昼は呪はれ
土くさき夜気につつまれ甦る記憶くるしくのびる根のごと
街路樹の根の垂 ....
一束の薔薇を奪ひし通り魔の手にぎちぎちと青き棘立つ
花を剪るしあわせな朝よそおひて茨に髪をからめとられつ
「ともしび」と「かなしみ」似たり真夜中の明るき窓の下に黄の薔薇
にくしみを誘 ....
芳賀梨花子さんの『Is it good or not?』http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=78の「スウプ」
{引用=ねぇ、そろそろ、好き嫌いばっかり言ってな ....
ふとどきな大き乳房に出会ひけり丘の上なる村の温泉
湯の中に溶けるがごとく身を沈め女は白き乳房浮かべり
乾きたる身は清めらるおほどかに{ルビ腿=もも}を洗ひしひとに並びて
二の腕の{ル ....
わたし、どこやらに極楽があるとおもう
春の山道で
垂れ下がって咲いている藤の花と
それを咲かせている木が
じぶんの花も
たっぷりと咲かせているのを見ると
山藤はがむしゃらに這いのぼ ....
『きりんの脱臼』http://www.enpitu.ne.jp/usr9/97379/diary.html
どうやって見つけたのか忘れちゃいました。
おもしろいの。愉しいの。
『天象俳句館』http://homepage2.nifty.com/masaoka/index.htm
正岡豊さんのHP。
俳句・短歌・現代詩の話題その他いろいろ。バックナンバーも見るべし。
詩 ....
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