ぐるぐるに縛られたブランコが

江戸時代の悪人のよう

キミがいけないのかい?


ブランコが無くなる

滑り台が無くなる

シーソーが無くなる

砂場が無くなる


 ....
曇りでも明るい空だから
月が太っているのだろう

八日の間に
何となく用があってよかった


八日後に
逢えるだろう君と
束の間の時に

望むべきを
叶えるべく
毎夜
私は ....
階段で滑って
尻を打つ

これで今年
三度目

お陰で
ケツの骨はこなごな

当分の間
悪いことできない

今日は
うつ伏せで寝る

りんが
突然死したら
だれか泣い ....
交番に相談に行けば
ここに来ても無駄だよという対応をされて
塾に行けば
結局は
自分の勉強力が勝負だよという宿題を出される

君に話しかけても
あなたは
同僚で人妻ですよという
たて ....
涙をふいた手を見つめて
胸を締める
責める


世間は
冷たいものだ

わたしが哀しくても
「うるさい」と
平気で言う

ものには
言い方というものがあるでしょう?

か ....
手さげ袋の紐は
ぶらさがったまま
ずっと重さに耐えていた

手に
さげてみてわかった

手さげ袋が
耐えられる重量を
明記しておくべきだ

突っ張って耐えていた紐を
はずして
 ....
もしもし雨よ 雨さんよ

いつまで降るの?

もうすぐ

わたしの誕生日なですけど..


空から

お札が降ってきますように

道端に

いい男が落ちてますように

 ....
彼女の中では
自分がヒロインなんだろう

困ったおねえちゃんだ

あなたは
頭が良くて
仕事もよくできるけど
その口と性格は
「さい、あく。」

足掻くだけ
自分の首絞めてる
 ....
花柄の
可愛いアイロン台を買ってきた

座ってかけるアイロン台も
興味があったけれど
高かった

いつも
面倒なアイロンがけが
楽しくなりそうだ

でも
今日はやらない

 ....
苦しい仕事が終わると
何もなかったように
喫煙室

戦友でもあり
敵でもある


要は
上手くいけば
上手くいく

アルコールが蒸発するとき
一緒にすべて
消してくれれば ....
あなたは四十になりました

お祝いに
枯れかけた木に
お酒を振舞いましょう
花が咲き
ふたりに散らしてくれるといい

美しいまま
散ってゆくのは
夢でしょう
酔いましょう
一夜 ....
スヌーピー
さようなら

コンビニエンスストアの
販促キャンペーン点数シールは
2点足りないまま
10月に入っていて
ため息で台紙を捨てた

気づけば6日
父は一つ年をとった
わ ....
よくも
攻撃的彼女
悪者になるあたし案山子

案山子
どこにもいない

黄色のなかで
何年も働いた案山子もいたのにね

案山子にいたずらすると
落とし穴に落とすよ

鬼の的じ ....
しゃべらない子に
『あの子、しゃべれないの?』というのは
ばかげていると思う

それに似た
悪戯な言動をよく聞く

幼稚なのか
少しでも
人より高い位置でいたいのか

意図がある ....
わたしの部屋にある目覚まし時計は
いつも笑っていて
元気で
わたしはそれを見ると
哀れな気持ちになる
持ち主が
こんなにしょぼくれた気持ちで
日々を過ごしているのに
けなげに目覚めの時 ....
熱を噴出す元気もないのだ
この身体は
惨めな思考に埋まっていく
 
塞がっているのは
向こうでなく
自分のほう
25m プール
縁を摑むために泳ぐ

なんて哀しい
泳ぐことは義務でないのに
楽しくて 素敵なことなのに

早く淵にたどり着いて
楽になりたいだけの
泳ぎなんて

 ....
こころをたぐりよせる
うでを磨いて
影絵のように
いくらでも
二次元では
ふたり
美しく描ける

君のかたちと
私のかたち
重ねれば
叶わない望みも
遂げられた
気がした
 ....
彼はまだ若いので
エネルギーの向かう方向が違うから

この先
立ち入り禁止

不器用になった私は
他人の害になるのでしょうか

弱気をふと
洩らしたくなる

けれど
尖がって ....
頭ごなしに
叱られた息子は
カスカスのスポンジになっていた

このままじゃ
乾ききってボロボロになってしまう
絞りすぎてるんだな
反発しようとしてるけれど
ねじられて押しつぶされてる
 ....
どうせだから
あなたの視界に入りたくない
わたしを見ないで

人の為とか
自分の為とか
そういうの
考えてないから

そういうの
どこか
嘘臭いでしょう
世の中


損得 ....
君も
同じ夢をみたのかい

思い過ごしなら
私に空を見上げることを
させないで

紫の酒を
ソーダで飲むような
甘くて痛い酔いのまま

次の月の晩
ふたりのそれが
正夢になる ....
正気で話ができるひと
天然ボケのふりをするひと
自分が正論のひと
気づいてないひと
弱さを隠そうとするが故の人


わたしは最近
苦笑ばかり
わたしは
ここから地上を見ている
大気で霞む昼にも
誰かが見つけてくれる
よく見れば味気ない天体であるのに
そんなに想うのは
わたしが最後の衛星だから

振り返らない
嘘の顔
嘘の ....
この風邪薬で
少し楽になった気がするから
この風邪薬にあう
風邪をひいたんだろう
という考えもある

どうせなら
高熱に浮かされて
溺れた人のように
夢と現の境に
漂っていたい気が ....
メリーゴーラウンド回転木馬
どうしてみんな白馬なの
リアルメリーゴーラウンド回転木馬
黒馬茶馬
たてがみつかんで

メリーゴーラウンド回転木馬
乗るよりも
眺めてるほうが綺麗と
思っ ....
家の金を盗んでいた
支払い用の金の入れてある袋
盗んだ千円札で買い物
買ってもらえない
買ってと言えない
憧れ
食べてみたかったものが
手に入る悦び

気づかないうちに
かわらない ....
ときには
あまいゼリーの中に閉じこもって
しばらく
外界と隔たりたい

えすけーぷ・くろーず

なんとなく
核心がうずくから
どうやら
エンジェルにやられたらしい
煮えきらない今日の
帰り道
どうして

ひとりと
ひとり
すれちがい

知っているよ

気にしてること

夢で
恋した人とは
旨くゆかないのがジンクス
気まずい空気乗り越 ....
晩酌の
手酌の親父に差し向かい

一応
父親に許可をいただくために
切り出した
車を買い換える件は
見事
頭ごなしに却下され
その真意がわからずに
湧き上がる怒り

御父様
 ....
蒼木りん(846)
タイトル カテゴリ Point 日付
鉄屑未詩・独白105/10/17 23:01
八日間未詩・独白4*05/10/16 22:47
バチ未詩・独白205/10/15 1:05
うろこ雲未詩・独白205/10/14 7:56
10月11日は過ぎてゆく未詩・独白9*05/10/12 0:13
知らなかった未詩・独白305/10/10 22:40
三つの願い未詩・独白305/10/9 22:18
悪循環の彼女未詩・独白205/10/9 22:02
花柄のアイロン台未詩・独白205/10/9 0:30
苦しい仕事未詩・独白4*05/10/7 23:55
未詩・独白305/10/7 23:36
点数シール未詩・独白4*05/10/6 14:41
案山子未詩・独白205/10/5 21:42
おかしなこと未詩・独白2*05/10/4 0:26
目覚まし時計未詩・独白5*05/10/3 7:53
塞がり未詩・独白305/9/30 23:46
哀しい水泳未詩・独白7*05/9/28 23:21
夕暮れ未詩・独白505/9/27 0:05
もう仕方ない未詩・独白2*05/9/25 23:19
スポンジ息子未詩・独白305/9/24 23:43
要らない人間未詩・独白005/9/23 0:22
同じ夢未詩・独白405/9/22 0:45
苦笑のひと未詩・独白205/9/21 0:51
ここから未詩・独白605/9/17 22:54
過ぎる超える未詩・独白705/9/17 0:14
メリーゴーラウンド回転木馬未詩・独白305/9/16 0:09
盗っ人未詩・独白605/9/13 23:51
えすけーぷ・くろーず未詩・独白205/9/12 0:33
ふかく未詩・独白105/9/12 0:01
はたちのわたしと親父未詩・独白305/9/10 23:37

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