あなたが死んでしまうとき
ぼくはここに残るよ

とけない魔法に包まれて
束縛された心で泣くよ

あいしてる
あいしてる
それは嘘なんかじゃなかった
僕ら
ちっとも大人になれやしない
これっぽっちのアルコール
においだけで
ふわふわと
漂っていた
ただ酔っていた
きみが泣くときと
ぼくが泣くときが
一緒だったらいいなって
それだけ





約束なんて守らなくていいよ
だからいつでも会いに来てよ
星が見えない夜でも
雨が止まない朝 ....
夜の街は
冷たい
君の手を
拾って
僕は行く
遠く
銀河へ

寂しくはないよ
寂しいから行くのさ
寂しいところへ
寂しくないように

遠く
銀河で
星が
駆け抜 ....
屋上では映画がひっきりなしに流れている
でも誰もいない
わたしひとりしかいない

屋上から見る景色の半分は空で
誰かが火をつけたみたいに
スクリーンは赤く燃え上がる

こつ ....
ひらたいいしをえらんで
すいめんにむかってなげた

とんで
とんで
とんで
しずんだ

しばらくのあいだ
ぼーっとしてた

いぬがとおりかかって
わん、とほえたから
ぼく ....
ぼくはやくそくをやぶってはしった
うそつきのきみのまちへ
いきがきれるほどに

さめないでよ
ねつ
ぼくはかぜになるんだ
さめないでよ
ゆめ
ぼくはヒーローになるのさ

きん ....
きみを傷つけてみたかった

やさしくなって、ね
音がたりない
音がたりないよ
音がたりないんだ
はやくはやくはやく

きみみたいになれないぼくを
どうか許して、かみさま
願いが叶いますように、なんて
ちょっと図々しすぎないかなあ ....
見えない影がゆらゆら揺れる
死に掛けの外灯が僕を照らす
骨だけになった傘が飛ぶ

テレビがうるさい
うるさいと言う人がうるさい
文句を言うくらいなら
黙っていられないなら
死ん ....
登場人物が2人いると
何か話さなければならない
わけでもない

僕はからだの底から走った
でも君はそれに気づいていない
僕はからだの底から叫んだ
でも君はそれに気づいていない

登場 ....
シャンプーのにおいがぷかぷか踊る
ぴしゃりという音
バイクが通る
ぶいぶいいわせてんだ

眠りに落ちる前の呼吸
すでにどこかへいっている
寝返りをうつ
汗はべたりと肌につく

 ....
さっきから失敗してばかりだ
ついてないな、じゃ終われない
カウントし始めている時計に
かける言葉はないだろう

英語ができない
日本語もできない
うまくなんてできない
なにもで ....
先取りされる前に
先取りされる前に
殺られる前に殺れ



ベルトコンベヤーの上
次から次へと流れてく
端から潰してく



108号室で起きた
殺人事件の犯人は
自分 ....
日が暮れる
気が狂う
僕たちはいつまで
生きていられるんだろう

日が暮れて
気が狂って
すべてが真面目な顔しちゃって
僕を歪んだ目で見つめている

僕たちはいつ
死ぬんだろ ....
さあ行こう
すこしだけ
生きることを考えよう

ぼくたちはもう
生きることしかできないのだから
こわいものはないよ
ぼくたちは死を選ばないから

負けは認めるよ
だから
ぼく ....
秋になって
空がうすくなった
ぼんやりとした視界に
君の姿が浮かぶ

単純な僕と淡白な君
君の言葉のひとつひとつに
どきどきするんだ

ゆっくりと向かおう
風吹く街へ
冷たい ....
やわらかいメロディで
押しつぶして
お願い

僕の中で君が渦巻いている
目が回って気持ち悪くなりそう
また何かを巻き添えにして
何かを犠牲にしていく

やさしいメロディで
押し ....
怖いものなんてないよ
みんな人間だよ
みんな馬鹿だし
みんな完全じゃないし
みんなひと括りにはできない何かを持ってるし
みんな別々だし

誰かに何かを言われようが
あなたとわたしは ....
ヘッドフォン
外の世界を
シャットアウト
君と僕だけいればいい
待てないの
そこに いられないの
君は 死んでしまうの
目に 見えてるの?

疲れてんの
くたびれてんの
ねえ 君
なんでそこにいるの
くたばれよ

触れなくても
感じるん ....
かなしいかなしいかなしい

僕が爆発する



さびしいさびしいさびしい

君が爆発する




僕の気持ちは届かない
君の気持ちはわからない

いつか、なんていう ....
誰もが思いつく言葉を
口にしてしまったらおしまいだ
あんぐりと開けた口に
飴玉を放り込んだ

いつの間にか
スキップの仕方を忘れて
靴の底が磨り減っていくのを感じる

だらしなく ....
骨だけになったさかなのように
あいつらはしんでる

疲れちゃって ねえ
なんもないの ねえ
気づいちゃったの?
わかってるの?

細胞が分裂
小刻みに震えるからだ
あたま 割れ ....
おんなのこ
女の子がやってくると
憂鬱になる
とても疲れてしまうのだ

おんなのこ
女の子がやってくると
不安になる
とても疲れてしまうから

おんなのこ
女の子がやってくる ....
かなしい
さびしい
つらい
くるしい

どんなにならべても
ぼくのきもちにはちかづかない
さらさらと
指の間からこぼれてく
砂は密かに熱を持ってた


(風があなたをさらってしまった)


足跡が
不機嫌そうにゆがんでく
波は静かに寄せては返す


(終わって ....
君の声を聴くと
絶望するんだ

I hate you
それでも
I need you

狂っている世界
濁っていく視界

It's a nauseating world
それ ....
チヨコレイト
パイナツプル
グリコ
階段を駆け上がっていく

チヨコレイト
パイナツプル
グリコ
階段を駆け下りていく

夕方5時の鐘
あの子は遠く 帰っていく
ぼくは帰る ....
透明な温度を下げていく
あなたのぬくもり
かすかな光が胸をさす
氷のようなつめたさで

肌が焦げていく
においが鼻につく
電車の中では冷房が
滝のように流れている

さらさらと ....
ゆうと(418)
タイトル カテゴリ Point 日付
シャングリラの魔物未詩・独白0*07/10/16 15:58
創書日和「酒」[group]自由詩1*07/10/13 1:23
やさしくなれたらいいな自由詩9*07/10/12 18:28
夜行の銀河自由詩4*07/10/7 11:05
屋上映画自由詩2*07/10/4 18:12
リコシェ自由詩4*07/10/3 17:15
かぜのゆめ自由詩2*07/9/30 23:15
伸びた爪自由詩0*07/9/29 0:26
スローテンポ自由詩1*07/9/23 19:54
轟音未詩・独白0*07/9/22 20:22
物書きストーリー自由詩1*07/9/20 18:59
眠りに落ちる前の呼吸自由詩1*07/9/18 20:22
It's not death自由詩2*07/9/18 0:52
ジャム自由詩1*07/9/17 21:55
引き金自由詩2*07/9/14 17:58
甘い水自由詩1*07/9/11 22:14
創書日和「淡」[group]自由詩2*07/9/9 21:19
ナミダシロップ自由詩4*07/9/7 17:38
ずっと何かに怯えてた未詩・独白2*07/9/7 0:09
名前のない世界自由詩4*07/9/6 23:10
さよならの前兆自由詩2*07/9/4 17:26
いつかに向けた夜のこと自由詩1*07/9/2 22:17
僕らが生きたということを自由詩2*07/9/1 13:14
水葬自由詩10*07/8/26 21:47
女の子がやってくる自由詩3*07/8/25 23:15
ゆらぐ自由詩3*07/8/17 20:51
創書日和「砂」[group]短歌1*07/8/10 12:14
It's a dying world自由詩3*07/8/9 22:03
風の子自由詩2*07/8/8 22:45
あんず飴自由詩8*07/8/4 23:05

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