夜いろいろ考えて
なんかむしゃくしゃして
考えても仕様のないことなのかな
なんかふらふらして
でも考えて
疲れて
寝ようとした時
窓の外に何か居る気配がしたの
そんで窓を開けてみたら
 ....
あま栗の中でいも虫が死んでいたよ
すでに黒く硬くなっていたよ

あま栗は甘い

いも虫は死んでいる

いも虫は栗をたべながら

たべながら死んだ
あま栗は甘い
いも虫は死んでいる ....
枯れ葉舞い狂う別れを哭かない人たちの辺り

星空の全てが皮肉ふるさとの祭囃子の音多くして

赤信号 涙の滲む場所にいて 揺れ続けている増え続けている

酔いどれて貪る煙草の犬の味業の深い小 ....
自己が
集まるように

集まるように
一人
すり抜けるように

すり抜けるように

踊るように

踊るように

歌うように

歌うように

乱すように

乱 ....
乞食が追ってくる
乞食が追ってくる
私は逃げ続ける

乞食が追ってくる
乞食が追ってくる
乞食は前にしか進まない
乞食は引き下がらない

乞食が追ってくる
乞食が追ってくる
乞食 ....
空を見て

僕を見る

僕の生きる

今日を思う

今日を思えば

昨日に沈む

昨日に浮かぶ

君の姿





今日の別れが

遠くなる

 ....
昼の街

人ごみの中を素裸で歩く人



 どうしてあの人は(自分は)服を着ていないんだろう
 
 どうして自分は(あの人は)服を着ているんだろう

 ....
三十三年前に死んだのは
三十三通りの死に方をした金魚

三十三丁目の夏祭りで
すくわれなかった金魚

三十三丁目の夏祭りで
すくわれて放っとかれた金魚

三十三匹のミジンコを
食べ ....
深夜のスーパーで
値引きされたフライドチキン二本と
食パンとフルーツ・オレを買う
「袋にお入れしましょうか」
「あ、お願いします」
店員の声が少し優しかったような気がして
青年は傷ついてし ....
うすぐらいごごのねどこ
にわのみずたまりでみずをのむ
むしがききみみをたてる
なつかしいにおいがする

うみべから
かぜが

かぜがくる
つよくなる
かぜが

ゆかをはって
 ....
幾多の性交を
支えたる声を
つぶれたる音を
抱えたる歌を
ビアだる四杯を
もちて
私達の成功は
無意味になった
しかしそれは
意味が無いのではなく(ムィーミー)
いまだ意味を持たな ....
朝が来ない
くらい夢が覚めない
フリルの服を着た
残酷な力を持つ
太った女
私の脳をすくう事に夢中
私は正座の姿勢で耐えている
同じような正座の人々が密集する
この部屋で
私に興味が ....
肉食のすずめ(42)
タイトル カテゴリ Point 日付
不条理自由詩206/11/21 8:32
あま栗自由詩8*06/11/20 18:49
増える夜短歌3*06/11/19 13:59
祈る自由詩4*06/11/17 13:12
乞食自由詩2*06/11/15 9:22
空を見て自由詩106/11/9 13:39
あれ自由詩4*06/11/8 12:04
金魚自由詩206/11/7 12:28
スーパー自由詩4*06/11/6 9:40
ねどこ自由詩1*06/11/5 11:30
婦人自由詩5*06/11/3 15:07
夢中自由詩7*06/11/1 17:07

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