101回目のセックスは

マンネリの空気が溢れかえっている

営む愛は空っぽで

タンクの底を無理やりにつつく


行為の終わった頃

貴方は煙草を唇で挟みながら

「セック ....
はちがつようかのその下には
あのひとの死体がうまってる

わたしの夏が赤いのは
夏があのひとをうばっていったから
わたしの夏が暑いのは
夏があのひとのねつをうばっていったから

はちが ....
ポジティヴにポジティヴを重ねても
行き着く先はバッドエンド

選択肢の無い戯曲
私はずっと、脇役でした
レールの上を運ばれる人生
私はずっと、後ろ向きでした

間違っていると誰も教えて ....
ねんがんの
アイスソードを
てにいれた
黒い兎が哂う満月の夜
誰一人いない 独房
何をすれば、出してくれる?
何を引き換えに、愛してくれる?

涙は滴り落ち
黒い大地は流された涙の為の器官のように


白く侵食する朝焼けの ....
君を抱きしめたり唇に触れたり

暖かさを知りたくとも

エンディングを迎えた世界

僕の隣に君はもう、いない


鮮やかな情景を映し出していたスクリーン

今では黒い背景に白い文 ....
私は鳥ではないので
空の彼方をこの身体で見ることは叶わないし
私は魚ではないので
海の彼方をこの身体で知ることは叶わない

それでも私は私なので
切なくなっても寂しくなっても詩を謳うし
 ....
排他、
排出、

打ち出されるのはいつも私で

呼吸、
鼓動、

此処にはただ、有るだけ


廃退した現実の小窓
錆びた鉄の隙間からの
罵声や、暴力

日常に蔓延る悪党た ....
寝息をたてる合間にも
世界に溢れるレッドサイレン
今日も誰かが死んでいく

通勤ルートの途中でさえも
交番の死亡事故数は死を感じさせている

日常に溢れる死の気配
瞬く間に命を奪われる ....
酸化鉄の黒で
綺麗に染まっている部屋の片隅
赤黒い肉塊を抱いて
愛していると一人呟いた

僕の人差し指をそっと
温もりの失われた君の唇に触れて
君の人差し指をそっと
僕の唇にあててサイ ....
透き通るような白い肌に
私の爪で痕をつける
君が私だけのものになる証で
君の君だけの証

今度は君が私の白い肌に
歯を立て痕をつける
私が君だけのものになる証で
私の私だけの証

 ....
オリジナリティの追求を、
私は私自身であることに置き換えて

世界と一切の交流を切断し、
心で心を増幅、私で私の世界を描く

そうしてできあがったオリジナリティを、
誰かに見せようとして ....
世界の中心で愛を叫んでも大切な人に届きはしないので

埼玉の端っこで僕は君に愛を囁くのだ
寂しい亡骸を一人抱いて

浜辺を歩いて一回忌

君よりも一つ多くの夏を知り

君のいない夏をまた一つ多く知った
空へと還る器官は

僕には無いようなので

灰になれたらエアーズロックにでも

ばら撒いてやってください
自分自身の世界に飽いた
僕の最終形態は

どこまでも続く
自分自身のコピー

確立された世界から
飛び降りることのできない
僕の愚かな戯曲

これ以上上り詰めることも
もう一度最 ....
漣の、
さざなみの
小さな揺らめき

静かで綺麗な世界で

記憶の姿、そのままに
君は青い海底へゆっくり
沈んでいった

海に落ちて
もう戻らない

記憶、感触

窓から ....
所詮、君のセンチメンタル
付き合い切れないヒステリック

劣等感に苛まれて
笑えないと呟く君の笑顔が
世界で一番大嫌い

感情、トラウマのリサイクル
傷ついて治らないプラスチック

 ....
見上げた空は
朽ちた星々の残留思念
生まれて死んで
死と再生を輪廻する満天

静まり返り
押しては返す波の音がひたすらに
耳に鳴り響くよ
死と再生のメトロノーム

何もない世界で
 ....
少女漫画のような純愛。
ただ単純に相手のことが好きで、
それだけで心がいっぱい。

現実のどろどろとしたしがらみや、
嫌気のさす事情の一切ない。
理想的な恋愛。

心が純粋であればある ....
君を幸せにしたい

だけど、僕のこの手は


詩を書くこと

しか

できないんだ
批評、批判、

こうあるべきだの、こうすべきだの

雑音、ノイズ、

今日も私は私だけの道を進む


前と後ろからの声は雑音、

十六年間、鳴り響く聞き飽きた雑音


 ....
ザッハトルテを食しつつ、見るは
ベークドチーズケーキの金色

スプーンの熱で溶けていくチョコレートの
辿り着く先は、赤く暑い舌の上
蕩けそうになる甘さに悶えても
心が欲しているのはやはり、 ....
幸せのガイドブックの1ページ目にはこう書いてあります。
「幸せのガイドブックを読んでいては幸せになれません。」
幸せのガイドブック、
いくら払えば、くれますか
蟻が蝶を運んでいる、

ああヨットのようだ。


と、書いた人は歴史に名を残したので


キャベツとキャベツがマヨネーズで引き合っている、

ああボンドのようだ。


これで ....
何食わぬ顔でオナニーするあなたに

私は この人殺し! って叫んで

一緒に I can fly .

叫んで 一億の生命を救うの
ケータイ電話がならないことは、
決して寂しいことではない

新着メール問い合わせのたびに、
鬱になる必要なんかない

新着メールはありませんと言われたら、
死にたくなる気持ちは捨てておけ ....
ぎしぎしあんあん

ぎしぎしあんあん


狭い部屋にあえぎ声が響いてる

薄い壁にはプライバシーなんて存在しないの

狭い部屋にあえぎ声が響いてる

私が一生あげることのない声だ ....
夏の空気、風が過ぎる
爽快感

空と海が地平線で溶け合って、一人
浮遊感


夏の空に沈む、忘却

素肌に触れる抵抗、
不自由な呼吸、
優越感、

全てが心地よい、幻想

 ....
完食(89)
タイトル カテゴリ Point 日付
101回目のプロポーズ自由詩1*06/8/14 0:32
88自由詩6*06/8/10 13:21
最終列車 →社会自由詩106/8/8 7:35
殺してでも奪い取る川柳4*06/7/30 18:15
affection自由詩206/7/25 16:36
スタッフロールに涙して自由詩306/7/11 0:38
私が私であるがゆえに自由詩106/7/2 22:06
焼き鳥自由詩106/6/29 16:59
diside自由詩206/6/26 0:40
赤かった自由詩206/6/25 23:56
有り触れた詩未詩・独白206/6/8 16:51
ひきこもりクオリティ自由詩106/6/8 16:50
純愛壱○○自由詩106/5/29 19:31
ドギー未詩・独白506/5/25 23:47
遺言自由詩2*06/5/25 23:27
Fucking自由詩1*06/5/17 22:07
僕の世界が渇く頃自由詩106/4/14 6:19
Thatブンガマワール自由詩206/4/13 20:54
Runブンガマワール自由詩206/4/12 19:05
020 純愛シンドローム未詩・独白1*06/4/3 2:36
019 hand made自由詩006/3/31 10:34
015 詩的駄文自由詩206/3/26 5:17
010 cake自由詩006/3/18 2:24
009 guide book自由詩106/3/16 23:58
008 how mach ?自由詩206/3/14 20:31
006 a genius自由詩306/3/10 17:07
005 kill me自由詩306/2/8 23:43
004 mail自由詩206/2/8 23:38
001 like the end of the stroy ...自由詩006/2/7 21:06
Refrain Blue Summer自由詩106/2/5 19:40

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