土曜日のパーティーで会った女の子に
もう二度と会えない気がして
目を覚まして起き上がる
重たく疲れる夢の影が足元まで伸びていて
遠くのネオンが照らし出すのを黙って眺めている

背中にシーツ ....

メリケンヒーロー空を飛ぶ
今日も国民の為に空を飛ぶ
みんなを守って満面の笑み
画面の向こうでこの俺が
「気持ち悪ぃ」と呟くも
彼は矢張りヒーローなのだ

メリケンヒーロー空を飛ぶ
 ....
レインボーブリッヂはセヴンブリッヂ。
七つの色は罪の色。
「まるでトウキョウみたい」と僕は呟いたのでした。
海も山も陽も街も
自分も俺も全部嫌いな勝手な女が言ってたんだ
「あの橋は河を渡る為にあるんじゃない。
 あの橋は河で溺れる為にあるのよ。」
最初は何を言ってるのかてんでわからなかったけど
最 ....
がしゃん できない


床に広げられたポップコーンを拾い集めて
窓から投げ捨てると
バターがきらきら光って
まるで星みたいだったんだ

いつ渡したって誕生日プレゼントさ
と強がってみ ....
春の日差しが人々を浮き上がらせて
まるで背中に羽が生えたように
あぁ僕も空を飛んでいるみたいな気分

そこかしこに裸足の女神
浮き上がる鎖骨
飛び出る肩甲骨
女神様は何時だってタンクトッ ....
みんなが笑っているので鏡を覗いた
口の周りが乾いたヴォミットでカサカサになってた
おい 何でお前はそんなツラしてんだ?
鏡を叩き割って走って逃げた
追いかけてきた駅員の足は遅くて
俺は走りな ....
警察に殴られた
その眼つきは何なんだと言われて
思い切り殴られた
だから殴り返してやった
煙草を取り返して ついでに拳銃を貰った

白い自転車にまたがって 急な坂を転がる様に下る
ブレー ....
雨宿りのカラオケで聞いた声が
可愛い声だったから
その声が欲しいと思った
緑の日は休日
君の好きな祝日に
テトラポットの先で歌おう

雨宿りのカラオケで歌った声が
可愛い声だと言うから ....
火をみた事が無い彼女の為に
僕は火をつけて回ったのだ
燐寸箱
煙草の箱
捨てられた新聞紙

彼女は大きい火を見ると喜ぶので
どんどん火は大きくなった
ベンチ
ゴミ箱
公衆便所
車 ....
俺の片目は何時も赤いけれど
何故か知ってるかい?
兎みたいに
寂しいと死んじゃうんだ
知ってたかい?
と言うと

君は心底可笑しそうに笑って
それじゃあ
鏡の中に映るあなた ....
そうだ
そう云うと彼女は乳房に埋もれていた私を引き剥がし
ピシャッと
私の目の前でテトラポットから飛び降りたのだ

海の中で泡になってしまった彼女にかける言葉を持たない私は
恐ろしい疑念や ....
へらへら笑って煙草吸ってりゃ
明日も御天道さんは昇るのだと
安心しきってるような顔を見せないでくれ

既に恋愛感情は消えてなくなって
そもそも最初からそんな気持ちは無いんだと
安心しきった ....
泣いたら愛は冷めるのかジョナサン
泣いたら泣いたで
涙を拭ってやれよジョナサン
熱く腫れ上がった瞼に
キスしてやれよジョナサン
ジョナサン

泣いたら愛するのをやめるのかジョナサン
泣 ....
第十ニューロン「そして今へ。」

さて、私はそのままアメリカに来てしまった。
アメリカについた当初の事は、また別のエッセイに書くとして、
一連の事柄で覚えている事を、書き記しておこう。

 ....
どかんどかんどかん
爆弾が落っこちる時に
天使達は歌わないのだとしても
どかんどかんどかん
爆弾が落っこちる時に
詩人達は歌えるのだろう
そこには何も書いてないぜ
見てみろよ
真っ白い紙が一枚だけ

責任逃れて首括りゃ
白い紙が真っ黒さ
第九ニューロン「遠くまで」



侑子とは疎遠になった。

相変わらず、舞子とはメールをしたり電話をしたり。
一度、ゆかりの家に行った事を覚えている。
その時は、ただ彼女の家に映画を見 ....
第八ニューロン「ゲス野郎」


実家から、電話する。何の用件で電話したのか、忘れてしまったが、
喧嘩腰で何かを話していた気がする。
その時に、色々と聞いた、女の子の事、妊娠の事、覚悟の事 ....
久しぶりに、続編を書こうと思う。
書こう書こうと思っていたが、すっかり忘れていた。
ポイントを貰った事を切欠に、また書き始めようと思う。
更に記憶は薄れている。しかし、どうにか書ききるまでは…。 ....
ペニーロイヤルティーに
ネガティブクリープを入れて
混ぜて混ぜて飲んでみれば
十代の魂の香り

ごめんね
色々と
全部ごめんね
ハート型の箱を置いていくから
遠くに行くから ....
ポケットの中で粉々に砕け散ったビスケットを
乾燥した指で摘んで口に運んだ
解けたチョコチップが指に絡んで
煙草のフィルターまでベトベトになった

お前がくれたチョコチップビスケット
これで ....
きっと今年は
お前の爪が
茶色いチョコに
塗れて汚れる
何て事は無いだろう

いや違う
あって欲しくない
そう思うのさ
それは
悪い事かね

愛してるだの
好きだの
離れた ....
よォ
どうにかなんねぇのかよォ
この世界ってよォ
何処行っても戦争ばっかじゃん?
何かさァ
世界平和って言うのォ?
そういうのマジで心の底から願うっつーかァ
お前の事好きになっちゃってさ ....
ラフメイカーも帰った後に
泣きたくなったらどうすりゃいいのさ

って
流石に俺も
涙のこぼれる音は聞こえないから
出来る事なら呼んでくれよ
そん時ぁすぐに駆けつけんよ
それが無理なら電 ....
真っ暗な部屋を抜け出して
煌々と照りつける蛍光灯の下でふかした煙草は
よくわからない色をしていた
きっと名前なんて無い色だ

戦隊物のヒーローは決まって真っ赤
お茶目なイエロー
クールな ....
お父さん
娘さんを僕に下さい
何て言う気は更々無いし
そんな日もくる筈が無いから
いっその事ならお前を車に押し込めて
怒るお前を乗せたままで遠くに行ってしまおうか
オーイエー
言い終わった後に後悔してばっかだから
オーイエー
目薬でも飲んでみようかと思ったりする
オーイエー
とでも言ってなきゃ罪悪感で押し潰されそう
オーイエー
嘘をつくならバレ無い ....
反吐が出る程に誰かを憎んでいようと
俺はお前を何時だって思い出す
ペニーロイヤルティー

上手く和訳出来ない
ミルク

もう少し増やして
リアルソサイエティ

上手く調和出来ない
シュガー

もう少し減らして
ハート型のペンダント
 ....
虹村 凌(786)
タイトル カテゴリ Point 日付
腐った蜜柑の周囲の蚊の飛翔によって悪夢から目覚めた3秒後のう ...自由詩1*07/4/11 13:36
1、2、HERO自由詩1*07/4/5 14:37
トウキョウセブン自由詩2*07/4/5 14:11
セヴンブリツヂ自由詩3*07/4/5 14:09
一番星は二度落ちる自由詩5*07/3/31 14:11
おっぱい自由詩3*07/3/28 9:54
ヴォミット01自由詩1*07/3/12 0:05
太陽を盗んだ男自由詩3*07/3/10 14:03
創書日和「歌」[group]自由詩4+*07/3/9 16:09
創書日和「火」[group]自由詩2*07/2/28 15:11
青、紫、明け方の、匂い自由詩9*07/2/27 12:25
と、彼女は言葉を継いだ自由詩4*07/2/21 14:43
能面ヴァレンティーナ自由詩5*07/2/12 9:57
君が泣くまで愛する事をやめないのはジョナサンだけだった自由詩13*07/2/10 13:34
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記憶の断片小説続編・ロードムービー「卒業」[group]散文(批評 ...1*07/2/6 4:05
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[group]散文(批評 ...007/2/6 2:15
ペニーロイヤルティー自由詩6*07/2/5 13:23
真夜中ビスケット自由詩6*07/2/5 7:30
三ツ星乃爪自由詩2*07/2/3 17:48
地球破壊爆弾自由詩5*07/2/3 17:35
愚者のジャックナイフ自由詩1*07/2/3 17:15
ニラ茶アバ茶さぁどっち自由詩0*07/2/2 14:57
俺の妄想発 犯罪経由 現実行自由詩2*07/1/30 16:06
オーイエー自由詩2*07/1/30 11:04
メモ自由詩6*07/1/29 15:29
カップの底にマイガール自由詩7*07/1/25 10:10

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