鈍く 深く
光り出す、碧に
そっと手を伸ばして
触れる

小鳥たちが歌う
「ねぇ、今日は」
もちろん
これは想像の範囲内
なのだけれど


まだ
あの白は

寝ぼけている ....
寂しんだ手から
夕凪の薫りがして
少し切ない
 
飛び交う何かに向かって
感情を吐き散らす
 
 
 
ねぇ
空の向こうって
 
何だか知ってる?
 
 
 
触れた毛 ....
薄暗い
部屋(せかい)の中で
忘れていた言葉を
無理やり、紡ぎ出す
 
 
久々に
(具体的に、1年くらい)
 
忘れていた
(    の、4文字)
 
 
存在意義なんて
 ....
昨日までの
話を 聞かせて
 
明日からの
未来を 聞かせて
 
 
抱き締めた時に
 
零れない
ように
 
 
 
昨日までの
過ちを 聞かせて
 
明日からの
 ....
平坦な世界の中に
ただ一つ
リアルが欲しくて
 
見開いて
閉じる
 
 
この行動すら
 
既に
リアルでは
 
なく
 
 
 
零れ落ちる手は
また
空を掴 ....
あの日
彼は消えていった
 
一億人以上の
小宇宙から
 
確かに
ひっそりと
消えていった
 
 
私は
傍らで
それを
眺め
 
 
その日
空は鈍く澄んで
 ....
黄金のかけらが
風に、吹かれている
 
だんでらいおん
 
綺麗だね
とても綺麗
 
アスファルトの
ど真ん中
仁王立ちしているさまが
 
とても
 
 
だんでらいおん ....
僕らの世界には
 
差別なんて
なくて
 
 
自然の産物だろうが
 
加工品だろうが
 
みんな
同じようなもので
 
 
ヒトだって
 
元は同じ
だったのに
 ....
誰もが背負っている
十字架の音で
 
踊る、僕ら
 
君は
スカートを翻し
 
 
スライム状の
舞台の上で
 
足を、掬われながら
 
踊る
踊る
踊る
 
 
 ....
ぽろぽろ、と
止まらなひのです
 
(それはあたかも)
 
言葉が
止まらないかのように
 
 
緩く
 
柔らかに
 
止まらなひのです
 
 
昨日、最後の宇宙人は ....
僕らの
来々々々々々世くらいの人類は
 
きっと みんなが
同じ顔
なんじゃ、ないのかな
 
 
たった一人"優秀"なオリジナルから
造られた
 
何人もの
 ....
駄洒落みたいに
ほっとけ、なんて
言えたなら
 
幸せ
なんだけれど
 
 
(この気持ちは)
 
(いかんせん、自己主張が激しいので)
 
 
ミックスにして
暖かくして ....
想像したよりもずっと早く
世界は作り変わって
僕だけが一人
真ん中で体育座り
 
バラバラに並ぶ標識には
「これはするな」、や
「あれをするな」、の
禁止の言葉ばかり
 
どうせな ....
待ち合わせ場所で見た
不確定な幸せは
絶えず言葉を紡ぎながら
鼻歌も絶やさない
 
空に還る事だけを望みながら
僕は僕を
君は君を
生かし続けて居る
 
 
無意味なら無意味で良 ....
包み紙を、外す
 
独特の
ぱりぱりって音
 
もう
聞き飽きてる
 
 
口直しにカルキ水
 
まだ、甘ったるい
口内がだるい
 
 
包み紙を、捨てる
 
隣で
 ....
止まらない衝動は
真っ白な闇と
薄紫の空気を運んで
 
力尽きた身体を
ゆっくりと
撫ぜて行く
 
 
視線の先の
鏡に写った自分の顔は
 
酷く醜くて
酷く美しかった
  ....
街行く人たちの背中に
「半額」シールを貼っても
きっと
ほとんどの人は
誰にも買われやしない
 
買われるのは
外見が良い人
ばっかなんだろう
 
 
クラス全員の腰に
ライダ ....
溢れ出したそれを
上手く、染み込ませて
 
作り上げるの
 
 
その後に
何で彩るかは
 
勿論、
作り手次第だから
 
 
甘酸っぱいあれを
乗せよう
 
そして
 ....
他と
見た目が違うからと
 
除け者に、された
 
 
溶かせば
甘くなることや
 
そのままでも
他と
何ら変わりないことを
 
誰にも
気付かれずに
 
 
元は ....
先週
僕らは熱を出し
 
2人で布団に突っ伏した
 
 
「熱いね、風邪かな」
「私もよ」
 
病院行こうと思ったが
インフルエンザじゃ
ないらしい
 
 
「熱いね、何か ....
反射して、光り合う
僕と君

光源は知らないけれど
笑みは絶やさないまま

ふわり、飛行


君は、僕を太陽と呼んだ

僕も、君を太陽と呼んだ


きっとそう

自分か ....
一日だけ、と言って
黒板と呼ばれた
緑色の物体は
たくさんの文字で、化粧


昨日の涙は、嘘じゃ
嘘なんかじゃ
なかったんだよね?


第2ボタンが

ぷらぷらと、揺れる。
 ....
初めてのおつかいは
3歳の時
初めての仮想現実も
3歳の時だった

暗くなる日暮れに
何故か朝焼けを思い出す

少女だと言われたのは
いつの頃まで
だったのだろうか


モル ....
使い古した深夜帯から
紫色の空気が、香る
気付かれないようそっと
あたしは息をする

古くなった声は
黄色く傷んで
吐き捨てられていく


あの日の家はどこなの
あの日の声はどこ ....
思い描く言葉は
蓄積されて
脳の奥で、膝抱えてる


言いたい事って 何だっけ?
(知っては、いるのだけど)

伝えたい事って 何だっけ?
(分かっても、いるのだけど)



 ....
ぼくたち ひと だから

ひとつ じゃ

たりなくて


きもち だけじゃ

たりなくて

ことば を

つくったんだ


きもち と ことば

ふたつで はじめて ....
神様が僕に嫉妬した
神様が僕に嫉妬した

理由なんて、知らない


神様が僕に嫉妬した
神様が僕に嫉妬した

大切な人を奪ってった


神様は大切な人を作れる
人間が羨ましい ....
含んで、しまえば

丸くなるよ


抱き締めれば

角は、
取れて行く


そうやって地球は

丸く、なったよ


そうして世界は

愛を、見つけたよ
刹那、見えた声
 
耳障りな音なら
要らないのだけれど
 
息も出来ない
こんな場所で
 
一体、誰が発したのか
 
 
酸素、下さい
Oだけで良いんです
 
酸素、下さい ....
深く、深く
溶け合った酷い青
 
不協和音のアレに
無機質な喪失感
 
Dive to.
Dive to other.
 
あの日、失った感情は
何処へ消えたの
 
Dive  ....
山中 烏流(307)
タイトル カテゴリ Point 日付
よあけ自由詩407/4/1 5:18
夕凪の自由詩207/3/31 23:55
(    )未詩・独白207/3/31 2:07
sweets(蜂蜜・枕元)自由詩307/3/31 1:09
リアリィ(自己中)自由詩107/3/28 19:32
リアリィ自由詩2*07/3/27 22:08
だんでらいおん自由詩307/3/24 15:45
sweets(黒)自由詩107/3/24 13:12
カタルシス自由詩307/3/24 3:59
なみだが自由詩407/3/23 3:18
未来予想図自由詩107/3/23 0:59
sweets(ホットケーキ)自由詩207/3/22 1:54
Re:スタート自由詩307/3/22 0:12
不確定自由詩307/3/21 11:37
ちよこれいと生活自由詩5*07/3/20 0:05
無色自由詩107/3/20 0:04
かわれる自由詩8*07/3/19 16:56
sweets(スポンジケーキ・チョコ)自由詩207/3/18 23:50
sweets(ザラメ)自由詩4*07/3/18 19:51
たみふる自由詩207/3/18 15:16
ひとつ(酷似)自由詩207/3/16 21:50
最後の日に自由詩6*07/3/16 2:42
帰郷願い自由詩307/3/14 21:31
追憶自由詩5*07/3/14 14:14
意思表示[group]自由詩3*07/3/13 3:38
ひとつ(同化)自由詩207/3/12 19:07
神様と僕自由詩307/3/12 16:31
sweets(角)自由詩7*07/3/10 13:28
燃焼原理[group]自由詩1*07/3/8 20:17
Dive to.自由詩2*07/3/7 18:44

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