花かごに
ゆったり
あしかけ
たっぷり
ゆられれ
まなこに
うつるる
えだの黒
冷たい風が吹いています
四月の初めというものはそういうものなのです

暖かいばかりが春ではありません

人の意識がどう認識しようと

見知らぬものはふしぎなものです
見慣れたも ....
キのせいか
ホザキたくなる

何とかピストルの歌なんて
サイトウテツオじゃないかって

♪サレドー ワタシノジンセイハ
はい リピート
そうですよ

ないてわろうて
すいたは ....
詩が書けるヤツはドンドンアップすればいい。
ネット以前だったら新聞・雑誌に投稿しても、
選考するヤツの目にとまらなければ早々と水子にされる。
出版業者に頼んでみても「字が書けない脳性マヒの少 ....
ゲーノー人のカラオケ番組に
ノリピーが復帰した
いったい何ヶ月持つと思いますぅ
教えてブンシュン
誕生について、何か書こうと思ったけれど、
なんだかバカバカしくなった。
戦闘機のコクピットには、ハンドルも計器類もない。
ゴーグル内に開示するヴァーチャルな時空で、
兵士は操縦する・パント ....
つきせぬ思い出に
背中が揺れる

まだ月が
まじかに感じられていたのに

真っ白な
あまりにも真っ白な

終焉が訪れた
もうあれから半年

生を与えられた者が
受けざるを ....
電子レンジ壊れた
楽しくお皿回っていたのに
冷たい惑星のような
ヤキイモ温めて
ホクホク
食べようと思っていたのに

電子レンジ買った
お皿のないのを
近くの電気屋で
コーヒー ....
魚で占って
川面は
桜の花が
ハラリ ハラリ
ぬめぬめの
肌に
ツルリと
ぬめって
ひょうたん
ヒョッコリ
川面に
落ちた
アイ アイと
鮎と
間違い
ナマズが
パ ....
詐欺師の女は
ムンクのマドンナ
のような表情を
漂わせ
フラッシュの
光の中に消えた

キムジョンナム
にVXを嗅がせた
女は国家に見捨てられた
ヴェールのなかで
捨て子のよ ....
オオカミ男の
口吻が隆起してゆく
ホラーメイクに
興奮もすれば
タレントの妹の
小さな口蓋のように
整形して
口吻を沈下させた
姉がニッと嗤う
顔面を見て戦慄した
老朽化で陥没 ....
もし分業なんてしていなかったら
どうだろうなぁ
農家もなければ
猟師もいない
食うために有尾猿らと変わらぬ
生き方のままでいる
知恵のない裸体の尾のない猿
発情期にだけメスがオスを誘 ....
待ち合わせは19時

人智で朽ちた世を
きっと春雷が明るく
美しくしてくれる

さあ
行きましょう
サクラの木の下へ

サクラのチップで
燻製にした
シカやウサギは
美味 ....
ピックガードにトリがとまっている
博物図鑑から飛び出してきたような

ハルなんだから
もうハルなんだから

ライト・ゲージで
8・ビートで

送りの歌でもかき鳴らそう
ハードな ....
善を鏡のように磨いて、
小さな公園の隅においてみた。
来る人、去る人、
小さな池を覗いては、
帰ってゆく。
まるで善を見たような様子で。
鏡の存在に気づいても、
誰も恐れない。
今 ....
春めいた
今夜
如月の
せせらぎに
したり
落ちる
雨の音は
きれい
赤く
煮立った
修羅の
脚を
賞味す
名誉のために戦え
といわれ

病を患えば
病と闘え
といわれ

いわれた本人も
「私にゃ乗り越えられぬ
 壁などない」

といって
戦う気満々

まるで選挙前の
鞍替 ....
隣では
シュークリームを食べている

車は光速度で
スペース・ウェイを
ランダムに
突っ走って

隣では
クリームシューを吐いている

もうすぐウェイから
ワープしなけ ....
21世紀に入ってはじめはテロリストたちによって、
思い知らされてしまったし、グローバル経済によって
独占企業化が進行してしまったことと同期に政治まで
右傾化してしまった。ネットでは動画投稿が ....
万人が万人の動画を撮る

より刺激的な
より衝撃的な
より官能的な

それは投稿され

万人が万人の評価を下す

イイネ
イイネ
ポイントxxx

万人が万人を自然に連 ....
命が二つか
人生が二回か
ロボットのような再生可能なAI1か

永遠なる宇宙か
深遠なる宇宙か
未知なる宇宙か

幸せか
不幸か
普通か

まじめか
素直か
バカか
 ....
人工知能ってイスに座れないらしい。

ハードから見れば「臀部」が存在していない。
ソフトから見れば「疲れ」を知らないということ。
ゲームからすれば「イス取り」をプレーしたことがない。

 ....
僕を支えるためにはそれなりの平面がいる。
いるだけではだめで、ひと時をすごすために、
腰掛であったり、テーブルであったり、
液晶の平面であったりと。生き造るには、
解体されるには、まな板と ....
不死の女を殺した。長年の願望であった傘で殺してやった。
女がいつも帰りに渡る陸橋の踊り場で殺してやった。
赤いスカートが風で翻った瞬間、傘の先端を女自体にぶっさして、
ぐいぐい差し入れて ....
自分を開示し、されているのは、人間ではない。
個としての生が開示している意識でありえている限りにおいてではある
けれども、それが自分でありえているということである。。

人間とは概念であり、実 ....
ちょうどよい

 たとえばそれは、3日後のカレーだったり…

 7篇ほどの短篇だったり・表紙だけ眺めては


ちょうどよい

 やっぱり時間だ・・・・・・夕闇に埋もれる前の幻影
 ....
年も死ぬ大晦日。明日には新年が生まれる。
ドイツの哲学者・マルクス・Gによれば、
「世界」は存在しないという。

《平成》などと言ったところで《日本人》
以外には何の意味もない。しかしだ ....
皮をむく
リンゴの皮をむく

指の皮をむかないように
さびたナイフでむく

リンゴの皮を
細く永く

丸めれば
染色体のような
人の形になるような

真新しい
乳母車に ....
シルエットは幻想を
発たせる

砂丘をゆく
裸体

寝返り
振り返る未来

 ザクッ、ザクッ…

足跡のない過去
感化されようとは
思わないが

あの目は純粋なのです

どんな幸福を
謳う人のそれよりも

憑かれた目
ナンモナイデス(274)
タイトル カテゴリ Point 日付
花見自由詩2*19/4/4 21:30
退化器官としての「元号」自由詩1*19/4/2 21:01
ウタガエ ワガジンセイナンテ自由詩1*19/3/29 19:08
ネット詩再考散文(批評 ...14*19/3/28 18:21
復帰だピー自由詩1*19/3/27 21:27
戦闘機自由詩2*19/3/27 21:24
うさぎの貯金箱自由詩2*19/3/26 18:56
電子レンジ自由詩4*19/3/26 13:37
到彼岸自由詩2*19/3/21 21:25
明暗自由詩2*19/3/15 21:56
メイクダウン自由詩2*19/3/12 21:22
ゼロ《・》ダイバー自由詩1*19/3/12 20:49
エアレストラン自由詩4*19/3/7 21:17
こもれ陽の中自由詩3*19/3/5 12:00
恐れない人々自由詩2*19/3/2 17:49
まだ春ではない夜自由詩3*19/2/19 21:45
パラリンピックがまってるぜ!!自由詩2*19/2/18 21:21
スペースな夜行自由詩3*19/2/13 21:37
自然状態について散文(批評 ...2*19/2/12 19:46
21世紀のリヴァイアサン自由詩2*19/2/11 21:11
質問自由詩4*19/2/9 21:46
座れないAI自由詩4*19/2/8 21:18
眼面自由詩3*19/2/7 21:48
不死の女散文(批評 ...3*19/1/30 20:50
概念を反省す自由詩2*19/1/29 21:31
ちょうどよい自由詩4*19/1/20 21:35
平成三十年大晦日覚書自由詩5*18/12/31 18:42
だいなし自由詩4*18/12/9 11:10
通り過ぎる幻影自由詩4*18/11/29 19:23
感化自由詩5*18/11/29 18:02

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 
0.11sec.