昨日の真夜中に

久しぶりに ゴキブリに出あった

コオロギかと思ったら

ゴキブリだった


我が家からゴキブリがほぼ消えて

かれこれ15年

この10年はまったく見てい ....
ぼくが一番きれいにみえる

秋がきたよ

と月が夜に胸をはる


中秋の名月というけど

ぼくには迷惑だ
 

と夜が月に

言いがかりをつける


まあまあ
 
 ....
秋というだけで 物悲しい

青空というだけで 晴れ晴れとしてくる

恋人というだけで なつかしい

愛というだけで 燃えてくる


秋の夜長の 想いの庭に

いとしい言葉たちを
 ....
<枯葉はシャベルで集められる
   思い出も未練もおなじこと
   そして北風はそれらを運び去る
   忘却の冷たい夜のなかへと>

(「枯葉」 ジャック・プレヴェール 高畑勲訳 ....
巨峰よりも

マスカットが好きだ


好きで好きでたまらない

一年に一度だけの 

食べる恋人



なんといっても ぶどう狩りで

ぶどう園へ行き

熟したてのマ ....
春は花で彩られ

夏は太陽で焼けつき

秋が九月の雨ではじまる


酷暑で疲れた体に

適度な気温と湿り気が

気持ちよい


夏の暑さで狂った自律神経が

正常に戻っ ....
はげしい地震のあと
まるでなにもなかったかのように
がれきの上にひろがる青空

すさまじい台風のあと
まるでなにもなかったかのように
倒壊した建物の上にひろがる青空

自然とは
なん ....
いつの世にも 
悪法に泣く庶民がいる

遠い昔の 生類憐れみの令

そのお犬様は
今はリサイクル

リサイクル リサイクル リサイクル


リサイクル様のお通りだ


税金 ....
このごみの分別に、どれだけの手間と時間を費やしているのだろうか。

よごれをおとし、かさばるのでつぶしたりきったり、置く場所にも苦労
する。自治体は条例により強制的に分別させる。開封調査など ....
時は流れてゆく  過去から未来へ

秋は流れてゆく  夏から冬へ

川は流れてゆく  山から海へ 

私も流れてゆく  今日から明日へ

ただ思い出だけが 
流れずにいる

美し ....
謎のベールにつつまれながら
絶景のなかで

その役割を
終えようとしている紅葉たち


ゆく秋をカラフルに色づけ
もえあがる


どうして
紅葉するのかは
いまだに謎のまま
 ....
さびしかった
つらかった
いつも一人だった


ぼくのこころの中は
いつも
くもりぞら

ときどき
冷たい雨がふり
大風が荒れ狂う


君との出逢いがなかったら
ぼくは
 ....
ぼくは今
青空に
虹ができるのを待っている

虹ができたら
ぼくは
白鳥に姿をかえて

青空へ飛んでいく


虹のプラットフォームについたら

雲の列車の切符を買って

 ....
月のひかりが
しずくとなって

やさしくふりそそぐ
森の奥の湖は

やぶれた恋を捨てると

次には永遠の恋が
得られるという
伝説の湖


一人また一人と
若者たちが

 ....
松任谷由実さんの作詞で、(海を見ていた午後)のなかに

(ソーダ水のなかを 貨物船が通る)

という詩の表現より奇なものがあって、
最初は理解できなかった。

しかしあまりにおかしいので ....
ガチャ―......ン !
い い 痛い !

ここは どこだろう

まわりをみると
きたない 錆びついたものばかり

ぼくも古くて すこし錆びついているから

どうやら 
捨て ....
海に落ちた 
私のこころは
 
その重さゆえ

ふかい底へと
しずんでゆく

光もとどかない
暗闇のなか

浮き上がることのない
記憶たちの墓場に
たどりつき

泣きぬれ ....
恋人どうしなら

いくらケンカをしても
そのぶん仲良くなる

でも 
あのひとには通じないね


恋人どうしなら

だまっていても
お互い わかりあえる

言葉より 大切な ....
とめどなく
こぼれおちる

涙のしずくが

アルバムに置いた
紅葉をぬらし

しみこんでゆく

さよならを 
言えずに別れたひと

くれないに
 
黄金色に
 
塗り ....
夢うつつ 青空にとけ 雲にとけ 風にとけゆく ここちよき秋


十五夜の ススキのシアター コンサート 月の光に 鈴虫のソロ


朝と夕 かすかに冬は 忍び寄り 白い吐息に 色づくもみじ
 ....
リンリンリン!
と鐘の音がうるさい
目覚まし時計に
起こされて

ねむたい目を
こすりながら

窓をあけると

さわやかなかぜが 
ふきこんできて

そのドアをひらいて 
 ....
渡り鳥 どこでもゆける パスポート 青空の国 翼の住人


ゆれうごく コスモス渡る 蝶の群れ 色とりどりに 青空と雲


秋深く 十月の空 群れとぶは 一番のりの いつものコガモ

 ....
秋のすみきった青空の下で
開店中の

色とりどりのコスモスたちの
ハニーテラスには

さわやかな風がふきぬけて

花びらが
気持ちよさそうにゆれている


特上の蜜にさそわれて ....
大風は 
わずか一時で
 
よわいものを 
破壊しつくして 
北へさっていった

飛ばされた
屋根のかわりに見える

ウソのように晴れた
青空がむなしい

いつもそうだ

 ....
壮大な 自転公転 太陽の ドラマのなかの 秋のおとずれ


みんな見て 皆既日食 アメリカの 経済損失 数百億円


秋の空 雲の列車の 切符買い 風のうまれた 南の海へ


高 ....
人はみな明日がくると   
思っている

たがその未来は      
不確定だ

何が起きても       
おかしくない未来がある


死神の 
姿はみえなくても

その足 ....
友よ

きみはなぜ
となりの部屋で
刃を研ぐのか

なぜその音で
威嚇するのか

たしかに
過去にいろいろな
出来事があった


友よ

きみはなぜ
となりの部屋から ....
しらないうちに  
ふくらんでいた

さよならの風船が
やぶれて

きみはとつぜん
 
さよならをいった


夏のあいだじゅう
さがしても 
おいかけても 

たどり着け ....
夏冬の 暑さ寒さが きつくても 京の春 秋 競うものなし


ほほえみに 時をわすれて 広隆寺 夕暮れちかい 閉館の時


醍醐味は 世にしられずの 寺にあり 人ごみをさけ 名刹をゆく
 ....
森の精霊のかなしみは
言葉の泉が 
かれたこと


詩人たちが 
言葉を使いすぎたため

言葉の泉が 
かれてしまい

森のなかまたちが 
言葉を使えなくなった


精霊 ....
st(384)
タイトル カテゴリ Point 日付
10年ぶりのゴキブリ自由詩218/10/3 13:18
月と夜自由詩118/10/1 7:31
秋というだけで自由詩318/9/29 6:44
シャンソン三昧俳句218/9/26 6:56
マスカット自由詩318/9/25 3:21
これからの秋自由詩518/9/21 2:12
自然とは自由詩318/9/18 13:50
悪法に泣く庶民自由詩118/9/16 8:58
ごみ・プラスチック製容器包装の闇散文(批評 ...118/9/16 5:33
流れ自由詩117/11/29 2:05
紅葉の謎自由詩017/11/1 12:54
青空の住所は君の中  自由詩117/10/30 10:50
雲の列車 自由詩217/10/28 11:04
女神のはかりごと自由詩417/10/26 12:12
事実は詩の表現より奇なり散文(批評 ...217/10/24 11:44
捨てられた宝物自由詩117/10/21 13:57
海に落ちて 自由詩317/10/18 13:16
すべてが変わる自由詩017/10/15 13:23
涙のインク自由詩417/10/13 10:14
夢うつつ 短歌217/10/9 4:26
ありふれた ひととき自由詩317/10/7 5:15
青空の国短歌317/10/5 6:56
コスモスのハニーテラス自由詩017/10/3 13:00
大風自由詩017/9/19 14:00
壮大なドラマ短歌117/9/10 15:52
地獄の門 自由詩217/9/8 17:27
友よ自由詩217/9/4 15:39
九月の雨自由詩417/8/31 13:08
古都の秋 その2短歌017/8/28 13:12
言葉の泉が かれたとき自由詩117/8/25 10:22

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