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気楽なのです

しょせん死は

一つの潰えです

誰も泣かず

誰も泣かさない

手向けはどうぞ

孤独以外に

 ....
空が何も言わなく成って

もう随分と時が流れた

雲が背中を見せて

流れ過ぎ去り

稜線に時折光が遊んでも


空の無い絵が貯まるに連れて

益々沈黙で地に押し付けられる
 ....
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寂しい深夜に元気な子

ちぃちぃとお話するよ

おめめもちゃんと開き

毛並みも素敵なおちび

もうすぐ乳離れするよ

手のひらに ....
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深夜目覚めて居

夜明けを待つ様

兆しを心待ちに

冷気を押し開く

其の様に憧れる

一つ二つと開く

満ちて芳し香を ....
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加齢臭がするオヤジがカリーを作る

 可成り美しく無い情景ですよね

  「市販のルーは好かぬ」などと
 ....
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とっても小さな赤裸

ちいさくおおきい命だよ

十日で立派に毛も生えた

おめめはまだまだ閉じたまま

けれどもきちんと判るのだ
 ....
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              メザシも高くなったものだ

       ....
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カネにならない創作は

理由の不確かな

突然の欲求から

下らないと笑う人もいる

本人は真剣なのに


実に滑稽に見えるだろ ....
大根は嫌いだと言う言葉が冬休みの合言葉だった

小高い丘が連なる様な古墳群の一角に施設はある

お世辞にも広いとは言えない畑の早朝は

しもやけやあかぎれの手指足指をからかって

まる ....
「何? 俺が怠慢だって言うのか」
ちくわ男は問い返す

「そうだとも 労働もせずだろうが」
仕立ての良い背広の紳士が口角泡を飛ばし言う

ちくわ男は右手に持ったちくわを揺らし
左手の人参 ....
幼児並みの知能の

ばったり倒れ屋さん

自分の存在意味を

たずねる旅は続く

哀愁と友情とを友として


泣き虫の私は

どうしても涙する

同時に孤独の本質を知る
 ....
はい私ですと雀は言うた
「矢羽の羽はわたくしもの」
「何故に」と問う事はなかった
事実は人間の仕業であったから

誰がその死体を見たのだ?
死んだ小鳥の硬直した体を
ハエが言う
はい私 ....
これを知っている人は

とても少ないと思う

1981に廃止された食料管理法

それで意味を成さない

ただの小冊子となったから

労働者向けと種々

家族の氏名

生年月 ....
ローマの失敗は教訓とされず

一見民主主義ととられる

議会は実は利己主義

即ち資本に支配されている

軍産複合体に更に貪欲が加わる

歴史とはなんだ?

忌まわしい因習を打 ....
有名な寿司屋の

決して安くない

にぎりを食った

どうして心伝わらぬ

裂くどりと

それに対する

考慮の不足

確かに素材は悪くない

客が味を堪能するには
 ....
燕は何故に

王子の頼みを受け入れたのでしょう

王子の目指すのが不幸の撲滅だったから



わたくしは考えます

命をかけた燕の最後は悲惨でしたが

王子も悲惨を極めます
 ....
調律をした
二輪車が
周回路の直線を
駆け抜ける

咆哮はワウと呼ばれる
振動を伴う
それは乗り手を栄光のゴールに

恐ろしい競技だと思う
安全に返って来る事を
願って
部品を ....
知恵の完成と理解される。
常に知識では無く、知恵の追求。
サーラ樹の下、ごーだま・しったーるだは
完成を目指した。身分も捨て、己の究極。
彼岸に至る事を求め至る。
成し遂げられたと彼は単純に ....
ブッダは死んでから
自分の言葉が
いじられて
伝えられて
さぞかし

言葉として
詩的な
言葉
第一次教集
口伝であった言葉
弟子一人ひとりに
それぞれの背景があって
対応す ....
ニルバーナ。
至る事、存在の理をブッダは述べる。
肉体と精神。「この体に何の価値があろうか」
「付き従い」それを否定しない。
逆説を述べ、存在の意味を問う。
彼がこの世に残した言葉はそれ自体 ....
其れが基本だべし
あいしでいます
言葉だけでおめに
つだえられね
ほんにめんごいがらな
けんどもあいさねば
ならんべえよ
 ひき肉を求める
 一番安いので結構だ
 大蒜も買う
 ネギも

最初にフライパンにひき肉を
充分に加熱したら
微塵に切ったネギとにんにくを
そこで登場するのが
味醂で溶いた味噌
 ....
おとうさま
きんととはどうしてきれいなおべべをきているの?

とうちゃんはおもうんだ
とおく離れた御池に
きんととは居て
落ちてきたもみじをおべべにって思った

おとうさま
がてんが ....
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新たな年の訪れは

開け放たれた窓の様

目には見えない翼をもって

貴方は外界に挑戦す

見送る事しか出来無いが
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 托卵と云う習性がありまして

無責任と人間の倫理からすれば思われる

然し

命の巡りとしては全うで

巣の兄弟を蹴り落としても
 ....
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ぼんやりくらいがちょうどよい

がしゅうをこれでながめると

まったくべつのえにみえる

おばかさんなわたしには


つきをもしたか ....
貴君等はもう御存知だろう

前提として申し上げるを許して欲しい

苦味は旨みとなかが良い

切り離す様な方法をとるべきではない

それは何も食に限っての事ではない

あらゆる事に旨 ....
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寂しさを払拭しようと

白いメシを白いままにせず

捨てるものなど無いと大根は煮られ

とぎ汁は充分にその存在を現実化した

青菜は塩 ....
おかあさま
ねむれぬよるにかぞえましょ
さくをとびこすひつじさん

おとうさま
ひつじのこどもはどうしましょ
ねむれぬよるもあるでしょに

あんずることはありませぬ
うさぎがこぎだす ....
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なんだか「にぎりめし」って気分しない?

粗塩を手にまぶして聞くなよ

「ああ、君の得意料理だからな」と返す

成立してるのか? 会話とし ....
ドクダミ五十号(320)
タイトル カテゴリ Point 日付
美しくは無い花束は自由詩3*13/2/1 23:30
無言の空へ自由詩6*13/1/31 23:44
ちゅっちゅの ちゅ自由詩5*13/1/29 3:33
春待ちの暗中自由詩5*13/1/27 3:26
華麗なる加齢(アホ)自由詩4*13/1/26 2:17
うまれてくれた自由詩7*13/1/24 14:44
贅沢自由詩6*13/1/22 16:31
趣味自由詩6*13/1/21 6:54
たくあんとぼく自由詩9*13/1/17 16:01
「ちくわ男と紳士」自由詩3*13/1/16 6:05
正体不明で天涯孤独自由詩5*13/1/12 3:22
誰が殺したコマドリを自由詩5*13/1/11 2:17
米穀配給通帳自由詩4*13/1/10 22:48
USAが帝国だと云わぬ 何故だ?自由詩1*13/1/10 15:06
どのさかなにも自由詩4*13/1/8 17:51
幸福の王子自由詩2*13/1/7 20:16
レース自由詩5*13/1/6 21:25
ぱんにゃ・はらみーた自由詩3*13/1/6 19:36
北伝仏教自由詩2*13/1/6 7:30
命は遂に自由詩2*13/1/5 19:02
あいさねばながんべな自由詩1*13/1/5 18:25
味噌最強伝説自由詩3*13/1/2 21:29
きんぎょのゆめ自由詩13*13/1/2 18:14
つばさ自由詩4*12/12/31 12:42
育てる事に疑問を持たない自由詩4*12/12/30 21:10
シェード自由詩2*12/12/30 20:24
にがみ自由詩3*12/12/30 11:00
失格者は今日も創作をする自由詩5*12/12/29 19:08
再度「ひつじのゆめ」自由詩6*12/12/29 10:49
男と女のにぎりめし自由詩6*12/12/28 21:43

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