聞きたいよ君の歌を

お願いだ聞かせてくれ

僕をもうこれ以上悲しませないでくれ

これ以上僕をもて遊ばないでくれ

君は僕のことを古い壊れた

ブリキのおもちゃくらいにしか見てな ....
薄暗い狭い部屋で

僕は机のろうそくの炎見とれて

冷たいため息をはいた

一歩外に出れば広告や店の看板の光で満ちた

都会の光がふってくる

僕はその光から逃げ

自分のぼろ ....
すっかり暖かくなった風を感じ

嗚呼もう冷たい絶対零度の季節は終わったんだなと

しみじみ思い

人生の中で一番内容の濃い冬のことを思い出し

ゴミが入ったのか瞳から涙が流れた

 ....
どしゃぶりの雨の中で

僕は大粒の涙を流しながら

自転車を全力でこいでいた

頬にあたる雨がちくちくしていたかった

どうせ僕なんか醜いだけさ

他人はぼくの欲しいモノを持ってい ....
寒い冬の空果てない心と

かじかんだ手をこすりあわせる僕がいた

カチカチと腕時計の秒針がうるさく

すれ違う人たちが

全員僕のこと見て笑っているようにみえて

悔しくて走って逃 ....
繋いでいた手が離されて

ぼくは一人になっていたよ

孤独がこんなにせつないものだと

君を無くして初めて知ったよ

ずうっとずうっと一緒にいると

勘違いしてたのは僕だけ

 ....
公園に着いたがエリカはいなかった

大きなため息をついて腰を下ろした

ふと、自分は何故こんなにがっかりしているのかと

疑問に思った

エリカという名前を知っているだけであとは

 ....
時計を見たらもう12時をまわっていた

僕のバイトしているバーは

7時から3時までの夜間運営の

なんとも珍しい店だ

店内はテーブルが4っつとカウンターだけの

やや小さい店だ ....
彼女は僕が近づくのに気付くと

顔を下にしてうつむいてしまった

ぼくはそんなことは気にせずに

彼女に一歩一歩確実にどんどん近づいていった

そして彼女の隣におもむろに座り込んで
 ....
朝日に気が付き

のろのろと起きあがりカーテンをひらき

頭をかきながら洗面所に向かい

顔を洗い適当に歯を磨き

トーストを2枚焼きマーガリンを塗って

サクッと食べた

そ ....
僕はいま

サンサンに照りつける

太陽をよけるため

大きな木の下で

本を黙々と読んでいる

自分がこの世界にいる

ころころと気持ちがいい緩い風が吹き

さらさらと近 ....
悲しかった

ただ悲しかっただけだった

人を恋することは良いことだが

恋をしてどうなる

その恋がみのるみのらないは

運任せ

恋は本当に自由気ままに

舞っている花 ....
カッターナイフを

出したりしまったりしていた

かちかちととても気味の悪い音を立てながら

僕は暗闇に負けた

暗闇を抱いて

暗闇を求めて

僕は地獄へ行こうと決めた

 ....
愛なんて恋なんて

人にとってやっかいな存在だ

邪魔なだけの何にでもない

人は人を恋をして

愛すしかしそれを実行できる

人間はごくわずか

結局現実ははかなく

切 ....
宇宙は一秒間に四〇〇〇キロ

膨張している説がある

そう今まさに

宇宙はなお一定のものすごいスピードで

成長している

何故こんなに成長しているのだろうか

そして一体い ....
古いブリキのおもちゃが

ごめ捨て場に無惨に捨ててあった

腕が壊れたやつや

ゼンマイを巻いても動かないやつや

さび付いているものまであった

僕はそのブリキのおもちゃを

 ....
クロスした横断歩道の

ちょうど真ん中で

僕は歌を歌い続けた

誰にも聞かれずに

無視と軽蔑を繰り返されて

僕の存在は

人間として否定され続けていた

何のために歌 ....
今ぼくの猫が

顔を洗っています

今日は雨が降るのでしょうか?

ぼくの飼っている猫の名前は

虎吉となにかありがちな名前でした

でも凄く可愛いです

人間から見れば

 ....
全国の学生が巻き込まれた

受験戦争は終戦した

人それぞれ勝利したものもいるし

敗戦したものもいる

ぼくは最大の敵

志望校に全力で戦った

だが結果は粉々にさせられ
 ....
卒業式に

思いを寄せる

あの人に

この思い

伝える

勇気など

この僕に存在無し

このもどかしさは

どうすればいいのだろう
「これは僕の見た夢です」

気付いたらどこかの

廃墟になった工場の中にいた

周りを見たけど

この工場から出られる

出口はなくて

穴の開いた

天井から太陽の光が
 ....
食べちゃうぞ!

食べちゃうぞ!

食べちゃうぞ!
月曜日は眠くて布団から出られなく

火曜日は星空を見上げて涙して

水曜日は透き通った青空に思いを寄せて

木曜日は何もする事が無くただがむしゃらに

走り続けた

金曜日は放課後 ....
トリノオリンピックが終わった

日本は頑張った

最後まであきらめずに

でもメダルは

荒川選手の金一つだけ

でもぼくは思った

銀は金より良いと書いて



銅 ....
君に手紙を送るよ

2年も逢ってないし

電話もしてないな

あなたと二人で撮った

写真が無言のまま

こちらをにらみつけてきていた

でも今も君のことは

心の中で
 ....
綺麗な夕陽の見れる丘の上で

ぼくは夕陽とにらめっこ

上着のポケットの中に入っていた

コンビニのレシートが何かの弾みで

落ちてきた

それを役に立てようと

したわけはな ....
夜電気もつけない部屋で

ぼくはベットの上で体育座りして

自分の膝を抱えて

泣いていた

何に泣いているのか

わからない

隣でなっている

ガラスでできた

も ....
嗚呼青春の日々が

ゆっくりと螺旋階段を

登っていっているけど

必ずこの階段に

終わりがあるってことぐらい

ぼくは知っているよ

ならこの時間を楽しく

生きていく ....
あと少し

あと本当に少しで

僕はこの学校を卒業する

中学校生活は

一瞬で終わるぞって

風の便りで聞いたけど

ホントに一瞬で終わってしまった

昨日が入学式のよう ....
受話器の向こうで

君のすすり泣く声が

聞こえたよ

ぼくは何も声をかけられなかったよ

もう泣かないでくれ

ぼくまでもつられて

泣きそうだよ

大丈夫だよ

僕 ....
こめ(325)
タイトル カテゴリ Point 日付
狂犬のような国自由詩406/4/22 16:58
形ある蝋燭はいつかは消える自由詩506/4/21 18:36
桜並木の道を自由詩5+06/4/19 17:58
醜い音速自転車自由詩4*06/4/18 18:34
破壊は一瞬構築は無限自由詩406/4/17 17:21
繰り返す自由詩506/4/16 17:46
僕と君と麦わら帽子と本   第五章自由詩306/4/12 21:06
僕と君と麦わら帽子と本   第四章自由詩5*06/4/6 10:02
僕と君と麦わら帽子と本   第三章自由詩406/4/1 20:10
僕と君と麦わら帽子と本   第二章自由詩606/3/30 15:40
僕と君と麦わら帽子と本   第一章自由詩606/3/28 15:49
花粉も恋も大流行!自由詩606/3/26 18:49
悪魔のギロチン自由詩106/3/24 16:02
愛する、愛されることは人間の本能自由詩306/3/23 9:00
宇宙説の考え自由詩706/3/22 11:02
物の寿命はあなた次第自由詩306/3/19 17:55
歌を歌い続けた未熟者自由詩406/3/18 12:22
猫万歳!猫バカ集合!自由詩7*06/3/17 8:38
受験戦争  終戦自由詩706/3/16 9:13
思いを寄せる 卒業式自由詩306/3/12 9:22
僕が見た不思議な不思議な夢の中で自由詩2+*06/3/10 20:38
食べちゃうぞ川柳7*06/3/10 17:30
ぼくの一週間自由詩406/3/9 19:44
金よりもあの感動にありがとうトリノオリンピック自由詩6*06/3/8 17:32
青い便せんの手紙自由詩406/3/5 12:53
僕自身の紙飛行機自由詩406/3/4 9:52
不良品のオルゴール自由詩3+06/2/28 19:51
青春自由詩206/2/27 18:03
別れの時自由詩306/2/26 12:34
受話器自由詩206/2/25 12:22

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