僕には二つの目があって
ちゃんと見てるのにな
君は背中だけを向けて
話しかける
君の目は何を見てる

手を伸ばせは
こんなに近い距離なのに
君の言葉は遠くかすれて
聞こえない
「好き?」と聞けば
「好きだよ」と返る

「一緒にいて楽しい?」と聞けば
「当たり前だろ」って笑顔をくれる


「ギュッて抱きしめてくれないのは何故?」
聞きだせずに 今日も 背中を見 ....
あなたのが降りてくる
誰かのが降りてくる
想いは星の数ほど
言葉が詩となり 歌となり
見えるものとなり
見えないものとなり
苦しい 切ない 嬉しい が
この胸に 響くたび
この心に 痛 ....
機械仕掛けの体が
  動いて いる ような

決められた こと と
命令された こと は
どんなこと でも やれます

インプット された 言葉も
「オハヨウ」
「アリガトウ」
「 ....
そこから舞いおりるのは
色づき終わる銀杏のあなた
ひらりひらりと、
いちめんを金色にかえ、迎える最期

いつかの夏のみどりは
記憶から遠のき
その匂いさえ忘れた今は
舞う様だけがあなた ....
青い空が眩しい午後は
雨の夜が恋しい

雨の夜はひとり
長い長い夢が始まる

夢の中は真っ暗で
見えない手を探る

探した手は
いつも冷たい

冷たい手に怯え
暗闇に影が差す ....
真っ赤な嘘がばれて
だんまりを決め込むことにした
普段着もしない
真っ赤なセーターなんか来たせい

だんまりを決め込んだ
はずなのに
腹の虫が容赦なく沈黙を破る
そこにある真っ赤な林檎 ....
「アホウ」
「アホウ」と鳴くカラス
青い空に突きでた
電信柱のてっぺんで
僕に言っているかのように
視線を合わせぬその目は
僕を哀れんでいるのか

君に同情されるようじゃ
情け無いば ....
おなかが空いたら

君の笑顔を食べて

満腹なはずなのに

どうしてだか口が淋しい
 
昼を忘れた月の夜
洗い髪を風にさらし
裸の足に土を踏む

一片の迷いは消え
まっさらな心と
何をも背負わぬ体を
その下におき
魂と肉体は返るのです

人でもなく
女でもなく ....
 
「痩せたけど変わらないね」
いつの間にか 貴方が目の前に立っていて
そう言うから ぽろぽろ弱い涙零れてきて
微笑んだ貴方の顔が見えなくなる
思い出は何もないふたりなのに
涙の零れる訳が ....
 
バラバラ散らばった
パズルを繋ぐように
過去‥現在‥未来
ひとつ、ふたつ、と
自分にはめ込んでいく

穏やかに
荒れる必要など無いのに
いつの間にかパズルは壊れている

何度 ....
 
すきと伝えられぬまま
空には星が降りてきて
今日も長い夜は始まる
ため息は言葉の代わり
切なさが胸しめつける
言われぬ想い星に語り
いつか伝わると信じて
夜に封印してしまえば
涙 ....
しりとり・・・

理由はない
いつものこと
戸惑いが
ガラスの心に
鈍く響いた
確かめたくても
もうそこには何も無く
苦悩することしか出来ない
いまはただ
抱き締めて欲しくて
 ....
雨の音がするけど
曇った硝子に雨は見えない
雨粒が落ちてバケツが渇いた音を立てるけど
どこからなのか方向が定まらない

何しようか‥
床に座り膝を抱えしばらく考えるけど
何していいか決ま ....
人は生まれ逝くもの
思いは生まれ逝くもの

命あるのも
そうでないのも
生まれ逝くもの

確かにあるのも
不確かにあるのも
生まれ逝くもの

僕の中で
絶え間無くつづく
営み ....
LEO(226)
タイトル カテゴリ Point 日付
距離自由詩1*04/12/15 1:03
自由詩4*04/12/11 19:20
星降る夜自由詩2*04/12/11 0:32
ワ‥タ‥シ‥ハ‥自由詩1*04/12/9 21:18
いとしきは・・自由詩1*04/12/4 20:36
恋しい雨自由詩2*04/12/3 20:11
赤に失敗、赤に感謝。自由詩4*04/12/2 21:08
阿呆の空自由詩5*04/11/30 22:35
おなかが空いた自由詩9*04/11/29 20:20
満月の夜に自由詩1*04/11/27 20:44
クリスマスソング自由詩1*04/11/26 13:18
パズル自由詩2*04/11/25 12:42
100字夜想詩自由詩3*04/11/23 13:22
しりとり自由詩4*04/11/21 23:14
雨音を聞く自由詩3*04/11/19 23:31
生まれ逝くもの自由詩6*04/11/18 22:39

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