ここから見た景色 見果てぬ輝きに
旅は続いていく 足跡を残して
広がる空の向こう 流れる青い風
もうちょっと追い掛けてみよう いつか辿り着けるように

敷かれたレールに沿って仕方なく歩いてい ....
高速バイクが通り過ぎるのを
耳で少しだけ追い掛けてみた
遮光カーテンが夜風に揺れて
無音の寂しさが少しだけ和らいだ

誰かが階段を上がる足音
鍵を回してドアを開ける音
昼間は誰にも会わな ....
もしかしたらこれって些細な悩みなのかな
ちっぽけなことで躓いては立ち止まる
あまり不自由したこともないのに
何かが足りない気がしちゃうよ

もしかしたらそれってただのわがままなのかな
ちっ ....
役割を与えられた人達
演目は幸せな家族
食卓に並べられた偽りや馴れ合いといった不純物を
インスタント味噌汁で一気に飲み込む

母親は給料が少ないと文句を言いながら
昼食はエアロビ仲間と焼肉 ....
向かい合ってブランチタイム
オレンジジュースを片手に

店内はカップルで満席
僕達もその中の一つ

君は好きな物を最初に食べる
例えばショートケーキの上のイチゴ
唇に付いた生クリーム拭 ....
天体望遠鏡を覗き込んで
名前の無い星を探していたんだ
そこにいるかもしれない住民に思いを馳せながら

空想の成分のうち過半数は欲望
心はいつまでも年を取らない
信じていたあの頃からずっと
 ....
どうしても欲しい本があったから
適当な理由をつけて仕事を切り上げた
書店の前は長蛇の列ができていて
整理券は僕の少し後ろで配り終わった
それを確認すると並んでいた人達は一気に散らばっていった
 ....
仕事柄前かがみになることが多くて
いつも腰のあたりに爆弾を抱えてる
過酷な作業 割りに合わない給料
サービスの笑顔に心は込もらない

私生活でもストレスは溜まる一方
スーパーのバイトに去り ....
I pick up my bag in the trash
every morning of my school days
running shoes, training suits,
t ....
別にこれと言って不満などないさと
本性をポケットに突っ込んで歩いてく
巡り巡る日々が負担となって
逃げ腰の僕に重たくのしかかる

伏せ字で書いたヘルプミー
気付かれる間もなく日が暮れる
 ....
青空も輝く真夏のある日
ヒップホップユニットの野外コンサートに来ていた
アコースティックギターを階段から落としたとか
天然ボケなボーカルのトークに
辺りは笑いで溢れていたはずなのに

北の ....
洗濯物がたまった部屋の
どんよりと重たい空気の中で
ぼんやりと外の景色を見ていた

当たらない天気予報ばかり
色んな予定を先送りにしては
何も出来ないまま一日が終わる

降り続く長い雨 ....
夢から覚めた一人でさまよう
色褪せた日々が視界を遮る

突然起きた出来事に戸惑う
止まった時計の針は動かず


カレンダー変えた季節は過ぎ去る
思い出ばかりが部屋に散らかる  ....
痺れる喉が歌う感情論を伝えられたら世界が叫ぶ
閉じた心に響く体感速度無駄になるなら意味がない

ロンリー幼気な言葉を添えて
ストーリー描いたら未来が変わる
もういいなんて塞いで自分を ....
満員のバスに揺られてる
ネクタイで首を締めながら
朝食も摂らず家を出てきた
キリキリ痛む胃を押さえながら

満員のバスに揺られてる
ため息で窓を曇らせながら
会社前の停留所で少しだけ
 ....
どんな時だって頼りになる
強い人だと思っていたけど
はじめて見せた君の表情に
痛いほど気持ちが伝わってきたよ

普段は弱みを決して見せない
一人で戦っては傷を作る
辛そうな姿を見るのが辛 ....
喫茶店のいつもの席で読みかけの本を開いた
「お一人様ですか?」と店員に聞かれ言葉に詰まった

近くの席で若いカップルがコーラを注文した
飲み干した後の氷を噛む癖を彼女が注意していた

途切 ....
ずっと同じテンポで動いていた
ゼンマイ仕掛けのからくり人形

左右によろけながらゆっくり進み
段差にぶつかって静かに転んだ

床に落ちたシンバルが音を立てていた

誰か僕のゼンマイを巻 ....
みなとつかさに行きたいんだ
島城県の端っこの方
友達三人は別の車で後ろから着いてきている
僕は一人新しく買ったカーナビの使い方がわからずに試行錯誤していた

結局日が暮れてもたどり着けなくて ....
息継ぎするタイミングを失って
無意識に歩道から乗り出した体
クラクション慣らして通り過ぎる車
瞬間 現実世界とのタイムラグ

まるで水中にいるかのような浮遊感

信号の点滅に身を委ねて
 ....
物語の始まりは誰かの涙
ハッピーエンドに憧れて歩きだした

シナリオ通りのゆるやかな展開
演じることに慣れてしまいそう

信じ続けることは残酷だけど
それを止めたら願いは叶わない

 ....
ステージに立つ華やかなスーパースター
観客席の一番後ろから眺めていた
惜しみない声援 鳴り止まぬ拍手
段幕が下りた後も続いていた

誰もが認める素晴らしい才能
ほんの少しだけ分けてほしい
 ....
用水路 流れる笹舟を
追い掛けて子ども達が走り出す

大きなランドセル背負って
溢れる程の夢を詰め込んで

♪♪♪〜♪♪〜


横断歩道 青に変わり
ふと浮かんだ小さなメロディ
 ....
世間の人達が羽を伸ばす年の瀬も
僕の業界にとっては一番の書入れ時
子どもの頃憧れていたサンタクロースの
格好になって今夜も仕事は終わらない

一緒にいられない君は理解しているって言ってたけど ....
否定するだけじゃ何も変わらない
っていうこの言葉も否定の一種なんだよね
じゃあ何も言えない?そんなのは悔しい
ただ信じている思いだけを伝えたい



周りに好かれるためにキャラを演じてみ ....
月曜から火曜にかけての気分は人生で1・2を争うくらい最悪だった
自分の好きなことさえやる気が起きないくらい真っ白だった

明日が来るのが不安で眠れない
そんな1日だってあるさ
何をやったって ....
目を塞いで浮かべた想い薄まって消えた
でも失ってしまうのは問題じゃない
記憶抱いて重ねた心見透かして捨てた
でも手を繋いで生きるのは困難じゃない

さぁ走っていくよ 道があるから
 ....
太陽が沈んでいく浜辺に座り込んで
もうすぐ暗闇に包まれてしまう世界を眺めていた
寄せては返す海の音は昨日と変わらずに
潮騒は今日の日を運んでいく 優しく穏やかに

水平線の向こう側へ ....
木造のアパートと誰もいない交番の間の道に
立入禁止と大きく書かれた看板が置いてある
看板と電信柱の間にわずかな隙間があるから
向こう側を見てみたくなって足を踏み入れた

立入禁止の先は見たこ ....
應王山へと続く洞窟は
真っ暗闇で何も見えない
何かが頭にぶつかった
大量のコウモリの群れだ
一気に肩に乗って襲い掛かってきた
二人のうち一人はロボットだから平気だった

洞窟を抜け 空飛 ....
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タイトル カテゴリ Point 日付
ロードムービー[group]自由詩0*10/8/13 23:34
都会の夜自由詩010/8/12 19:14
パズル自由詩110/7/23 23:49
食事自由詩110/7/23 0:05
strawberry on a shortcake自由詩010/7/22 0:57
未確認飛行物体自由詩110/7/21 23:23
義務と権利自由詩110/7/20 21:46
歪み自由詩210/7/19 2:05
Knife in my mind[group]自由詩0*10/7/15 22:40
自由詩2*10/7/2 1:15
MISSILE-100714自由詩1*10/4/13 7:19
自由詩2*10/3/30 20:50
窓辺の決意[group]自由詩1*10/3/28 23:44
プラズマ[group]自由詩0*10/3/28 23:41
ブランコ自由詩2*10/3/20 21:20
表情自由詩4*10/3/18 0:54
自由詩5*10/2/28 23:26
ゼンマイ自由詩2*10/2/16 0:11
みなとつかさ自由詩2*10/2/14 14:07
自由詩1*10/2/13 23:23
ストーリーテラー自由詩1*10/2/5 16:39
スポットライト自由詩3*10/2/2 20:35
口笛自由詩1*10/2/2 12:57
ケーキ売り自由詩009/12/25 23:45
Deny自由詩2*09/12/20 22:35
損な1日自由詩0*09/11/20 0:21
オリハルコン[group]自由詩0*09/11/6 21:24
calm[group]自由詩2*09/10/30 23:30
立入禁止[group]自由詩0*09/10/24 13:09
應王山[group]自由詩009/10/24 5:10

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