あなたの眼は
あの彫刻より
美しい
暖かさと冷たさを 併せ持ち
時折 艶やかさが顔を出す

あなたの鼻は
あの彫刻より
美しい
高く美しい曲線を 描きながらも
決して 行き過ぎた主 ....
念には
念を 入れず
念を 引いて
バイバイ
した
友人が
彼らのことを
知らない、と
にべも無く
答えたわけだが
しかし
その口調とは裏腹に
私に向けられる彼の挙動が、表情が、
私の心にもたらしたもの

ああ!
これこそが
優 ....
同情と違い共感は
時に己にとって悪しきものになりうる
あなたの心の叫びを
聞いた気がしました
どう捉えるかは
人それぞれだとは思いますが
私には
とても哀しく
とても寂しく
とても弱々しく
とても痛々しく
聞こえました

あなたは孤 ....
色を塗りかえた、と言っても
それは正確には上塗りにすぎない
死神
鎌 持たず
心 に
囁く だけ
甘く
誘う だけ
オレンジ色のバケツ

の形をした灰皿が
今日
とうとう
ついに
ただの

オレンジ色のバケツ

になってしまった

煙草を
休ませてあげられないのは
意外と
不自由だ
 ....
今夜の酒の肴は
過去の思い出を

ひとつまみ

味は さまざま
香り いろいろ
ただ
口へ運ぶと
懐古が 膨らむ



今夜の酒の肴は
未来の想い出を

ひとつまみ
 ....
計画的に
いつも いつも
そう 思った
そう 決心した

だのに

結局は
いつも いつも
宿題 に
追いかけられる


大好きな 夏休み
大好きだった 夏休み
夏休み  ....
正直言って
心の厚化粧は
お断り
誰でもよかった
苛苛してたから

つい
カッとなったから

その瞬間
悪魔が入ってきたから

どうしても
泣き止まなかったから

この先
不安になったから

自然の摂理な ....
あくまでも
彼の価値観によるならば
平面に描かれた
あの赤い線の中には

天使 が

いたことになる
十 を学び
十 を知る

十 を学び
十 以下 を

理解する
晴れた日の
光り輝く雨が
詞になるのならば
心に沁みこみ
決して乾くことのない
黒い雨を
詞に

私だって
知りたいんだよ
黒い雨を
見たことあるかって


晴れた日の
 ....
あなたのためにできること
それは心の中で
反省を繰り返すこと

あなたのためにできること
それは心の中で
何度も何度も頭を下げること

あなたのためにできること
それは心の中で
幸 ....
あそこの空には
きっと
どぶねずみ が
住んでいるんだろう
理想の中だけで生きるものは
理想に押し潰される
理想に溺れる

現実の中だけで生きるものは
ざらざらを味わう
無味乾燥の意味を知る
比較は悪ではない
比較で終わることが悪なのだ
事実は小説よりも奇なり



そうは言うけれど



思い描いた考えよりも
事実が 現実が
かえって奇妙だと云うのは
かえって不思議だと云うのは
思考がそこまで及んでいなかった ....
待つことには 慣れています
奇跡 というものを
心底から祈願しているから
整理がつかない念い を
持て余しているから
今になっても
想い出 に
負の遺産 に
支配 されているから

 ....
今日も何処かの角っこで
誰かの小指が別行動
葛藤を抱えている者は健全であり、
また魅力的であるという見方は充分に可能だ
転ばぬ先の杖



そうは言うけれど



杖があろうがなかろうが
転ぶときは
派手に
転ぶもんだ

逆に
杖を頼りにしている分
杖が折れて
転んだときは
相当痛く
 ....
近頃は
空 なんかではなく
携帯 で
繋がっている ようだ

さようなら と
甘味な浪漫に
別れを 告げねば
殺し創めた殺し屋は
殺すことに
慣れ始め
殺し慣れた殺し屋は
殺すことに疲れ果て
殺し疲れた殺し屋は
人知れず
己を殺す

殺し屋は
人知れず
産まれ落ち
人知れず
殺されて ....
ねぇ
Paula
おそらくね
カッとなっても
彼は彼女を
阿婆擦れ
だなんて 呼ばないから
彼女は彼を
嘘つき
だなんて 呼ばないし
だから
彼らは
死ぬまで石を投げ合うなんて ....
念いを広げ
理想を高くし
希望を被る

それらに一番
近づけるであろう
ひととき


そして


希望から這い出し
理想を足下へ
想いを折り曲げる

それらとしかし
 ....
純粋な気持ちから なのか
同情の余地から なのか
未だに
見つけられて いない

言えるのは
紅く染まることを
覚えてしまった 顔は
特異なリズムを
覚えてしまった 心は
その喜び ....
世界は
広くなったのだ
FUBAR(236)
タイトル カテゴリ Point 日付
蠱倖姿美[group]自由詩3*06/9/29 5:37
一筆自由詩1*06/9/26 4:56
独語未詩・独白1*06/9/22 5:41
つぶやき未詩・独白2*06/9/20 5:03
孤高自由詩3*06/9/18 4:23
つぶやき未詩・独白2*06/9/15 4:22
4 13未詩・独白3*06/9/11 5:09
かなしいなぁ未詩・独白1*06/9/5 16:42
あて自由詩7*06/9/4 5:09
夏 休み未詩・独白3*06/9/1 5:00
つぶやき未詩・独白2*06/8/29 4:51
疑問と呼ぶに相応しくないのかもしれないけれど未詩・独白2*06/8/27 3:12
つぶやき未詩・独白1*06/8/20 3:27
難易 難儀自由詩0*06/8/17 3:49
雨下 雨衣 雨泣自由詩5*06/8/11 6:13
あなたのために自由詩3*06/8/7 16:01
つぶやき未詩・独白0*06/8/6 4:41
未詩・独白1*06/7/27 4:32
未詩・独白3*06/7/26 4:02
そうは言うけれど未詩・独白2*06/7/23 5:55
忍愛自由詩1*06/7/22 5:08
箪笥がもっとも有名だけれど未詩・独白1*06/7/20 2:11
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そうは言うけれど未詩・独白2*06/7/14 2:12
浪 死未詩・独白1*06/7/9 1:08
遠くから 近づいて未詩・独白2*06/7/7 19:13
Paula未詩・独白1*06/7/4 3:39
それじゃあ の後に続く言葉自由詩1*06/6/30 2:45
助け 手未詩・独白1*06/6/20 15:50
情報化社会 において未詩・独白0*06/6/12 5:33

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