ぐおんと
いしきの
たきつぼ
おちれば

あぶくに
つつまれ
呼吸の
できない
じぶんが
いた

『 尾鰭よ!』
と、つよく
念じる

「 ねぇ、きみ ナイーブ とりか ....
おてんとむしは かくれんぼ
ちいさな星は めだつけど
みかけよりシャイなのさ
スターの数は 数えないで


すっかり いじけた おてんとうむし
さいこうの隠れ家 見つけたよ
大切な 種 ....
神は、にんじんを創り
にんげんは きんぴらを造る
そう かみさんとして、あまじょっぱく 造るはずだった
ところが にんじんの花が咲いてしまった
うっかり収穫時期を のがしたのだね  ....
【 流石の沢蟹】


沢蟹は、歩く
沢を 歩く
さわさわとした沢を歩く

沢蟹も 花見をする
タンポポの花が 咲いている
その花弁を
器用に 切り取り
 ....
とうめい が
好きですよ

漆黒も
好きですよ

漆黒が とうめいな日が 好きなのです

玄武の闇漆黒の岩石の中でケイセキは ちかっと 輝いて

その輝きは あまりに ちいさいので ....
胸を、はる




待ちに待った春に、咲くのは
リニューアルではなく 
ニュー リアル

満身に光を受け 白妙沙織
光源氏は 桜襲(さくらがさね)を纏ったという
透 ....
新月 


  新月の夜 一つの石を 拾い上げる 
  波打ち際にいる者は他に誰もいない
  静かに拾い上げると遠い星の
  みたことのない惑星の記憶が めくるめく
  展開し ....
 【 ちきゅー 】



いま
きみの くちびるが
ちきゅー って 言ったよね
そのとき
うちゅう の どこかで
だれかが
地球にむけて かぷかぷ しゃべっていたよ ....
「ハイジのおでこはアールデコ」

塾に行く子供たち 電車を待ち
丸い おせなで ゲームする
一番線に 白ヤギが紛れ込んでいますご注意ください
満員電車の中で みんな気付きません
二番線に  ....
めざめは はるかとおく
めざましは なりやまない
汽水域からの 電話の呼び鈴が 
あんなに激しく鳴っているというのに
あらたな就職口からの
電話だというのに

めざま ....
【閂は開かれる】

閉ざされた記憶の門のかんぬきが
思いがけない方法で開かれることを 私は知った
たとえば 少女の髪にあったリボンが
ほどかれた瞬間に急に大人び
何かを失ったかのような遠い ....
【そいつのまえでは おんなのこ】



あの子にあったのは 友達三人で小旅行をしていたときだった。私には 遠距離恋愛中の彼が居て、そうそう彼には会えないので 大抵の週末は友達夫婦と過ごしてい ....
おびただしい雫という雫が
都市と都市の間で あらゆる物と物の間で
たがいに伴を呼ぶ
満月のような視座で みえないその糸に命を与えようとしている男のポエジは
蜘蛛の意図のよう
雫と雫がつながり ....
【イラスト国】

僕は一枚の絵を大切にしています。
ある星に 木こりの居る絵です。

木こりは木を倒したいのですが、
三つの木があまりに巨木になってしまいました。
三本の木には三つの名前 ....
【大草原の星の王子様】



いつしか はだかになれない自負が
少年を呼び寄せたのだろうか
ひつじの絵を書いてと言われて
ツノを書いてしまった

ダメじゃんぼくの星で おじさんの思い ....
水溶性キネマ


記憶の階段を一段一段昇るたびに
潮のように満ちてくる

おじぃちゃんの机のうえには
馬の毛
たぬきの毛
頬にやわらかいリスの毛
お米にも描けそな ....
【見えない力】

桜の葉が
秋の雨に打たれて
石畳や道は艶めいている
やがて すべての葉は落ちてしまうのだろう
しんやりとした風に心を寄せると
桜の匂いがした

たとえ花はなくとも桜 ....
彼女の名は、るーしー。
る の 文字の書き順で 自分の頭のネジを
くぃと回すと、しーと、清いものが流れる


彼女の姿は、蛇口
流転の物語の筋道を たくわえていて
ひつようなだ ....
世の中の 大抵の不幸は知らないことから 始まる。
誰かの携帯の音かと思えたが違うようだ。着信は無い
すずむしの声だったようだ

山深くにある この集落の中心には 無数のシデの木が群生している
 ....
ミツビシに勤めているのに みつひしと云う父が
三つ菱形があるから、三菱
そんなことを教えてくれたのは、やっぱり
みつひしだったからなんだな

カッターナイフを ぽきん
「これが ひしがた  ....
ほんとうの話を 書こうか書くまいか
かくまうのはやめて お書きなさいな
夜空に 月ひとつ
鱗雲に埋もれつつ 虹彩を放つ

大地を踏みしめて
月と私は空を挟んで共にある
驟雨の ....
青春のシュンが、しゅんしゅん音をたてて回り
琉球あさがおの青さのように またたまくに開き
葛藤に締め付けられては 青くほどける蕾の思いは、 この
はちきれんばかりに鼓動している濡れた髪の ....
突然、お祭りをはじめたにもかかわらず
多くの方に ご協力を得て 無事 お祭りを終了させていただきます。

わたしとしては、
とても楽しかったです。

以前、祭を企画するなら ....
以前、【節分祭】【雛祭り】という
ポイントなしの レスを できるだけ多くのかたつけさせていただこうという
企画をやらせていただきました。 
節分祭、雛祭り いずれも クレームをいただくこともな ....
【たまきはる】


珠さんが きはりましたのや
珠のような肌のお方でしてな
おおけな光の珠のようでしたな
魂というものに あたたかみというのが
あるのでしたら きっと夕日のよう ....
厭だ。平行線なんて
人の話を聞こうともしないなら
まじりあうことも無い
プラスマイナス零なので
今の私は あなたは かなたまで土だ

わすれてしまった きよらかなものが
私の あなたの  ....
そらが ぬけて
やまが 切り取られたかのように くっきり 
やまぎわの空はしろく 天頂は限りがない

あきいろの あかねは
だ円のつぶらな目で ぬけたそらをみている

なんて  ....
【青が崩壊する。】題名は あまさらさんです。


こんこんと 混沌
どくどくと 清濁入り乱れ
大地と空が 激昂する
相容れない物どうしが交信しようとして
雨戸を叩く

夜の闇に
 ....
「土砂崩れのあった山のあたりは 幾たびかの土石流が重なりあってできたので、昔の地名には、 それが残っていたらしい。」と、母が どこからか聞いてきた。調べてみると 阿武山というのがある。
【阿】という ....
【あたらしい一日】

ところで
どこともなく金木犀の香りがして
新しい季節の梢で すずむしが
昨日より すこしスローな音色の 今日を謳う

ところてんしきに
としごろてきに ....
るるりら(421)
タイトル カテゴリ Point 日付
黒曜日自由詩12*15/6/16 11:04
 たんぽぽに抱かれて自由詩8*15/6/2 18:29
【仏】南無きんぴら菩薩[group]携帯写真+ ...7*15/5/29 20:36
流石の沢蟹携帯写真+ ...21*15/4/13 17:25
とうめい自由詩25*15/4/1 11:24
【蘇】胸を、はる[group]携帯写真+ ...715/3/26 13:36
つきのない日に携帯写真+ ...9*15/3/12 15:03
(*^o^)/\(^-^*)は、だあれ携帯写真+ ...6*15/3/12 14:09
ハイジのおでこはアールデコ自由詩19*15/2/22 21:12
はるか自由詩12*15/2/17 10:27
閂は開かれる自由詩17*15/2/14 13:10
そいつのまえでは おんなのこ自由詩7*15/2/12 9:41
がうでぃな さざなみ自由詩17*15/1/29 11:51
イラスト国自由詩5*15/1/27 9:39
大草原の星の王子様自由詩1515/1/9 11:26
水溶性キネマ[group]自由詩15*14/12/12 2:21
星の王子さまによせて 自由詩1514/12/1 17:01
彼女の名は、るーしー。自由詩19*14/11/15 10:47
【刀】かただかな鼻[group]携帯写真+ ...9*14/11/13 12:40
さよなら鉛筆、トンボ印のちびた秋[group]自由詩14*14/11/7 10:01
恍惚の魚眼自由詩8*14/11/6 0:57
ごめんね青春の等しくふりかかる月日はふりかえらないでふりきれ[group]自由詩514/11/6 0:44
★10月31日 ハロー勝利(ウィン) 【収穫祭】企画の終了の ...散文(批評 ...4+14/11/4 7:49
★10月31日 ハロー勝利(ウィン) 【収穫祭】企画のお知ら ...散文(批評 ...6*14/10/30 9:18
夕陽のように温かい物語 三篇[group]携帯写真+ ...11*14/10/28 17:41
【山】かなたのあなた[group]携帯写真+ ...5*14/10/28 11:15
あかね携帯写真+ ...22*14/10/20 10:41
とりつくしまという名前の島での物語 オムニバス三篇[group]自由詩8*14/10/15 10:33
阿武山散文(批評 ...9*14/10/6 15:47
ぷれぜんと 三篇のオムニバス[group]携帯写真+ ...16*14/9/29 8:43

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