詩を読みたい。それはどのような心の状態だろう。詩人はきっと詩を読みたがってはいない。ひどい言い方かもしれないし、根拠はない。間違いかもしれない。詩人が何を読みたがっているのか、私がそれに興味がないだ ....  要らぬ心配かもしれませんが、前回のHHMほどには開催前のいろんな声が聞こえてこない気がします。毎回同じように盛り上がる必要はありませんし、始まってみて参加作品の投稿があれば何も問題はありません。ただ .... この言葉が何より先にでて
そのあとに即興でなにかを投げて
返ってくるなにかをみる


余韻を残すことなく消える


あとで語られないように
いま要るだけの言葉が
あなたのすべてであ ....
送電線 辿る旅はここが終点 架からない橋 それぞれの岸


雨雲の真下あたりの高台に 何か書く人 インクが滲む


田は潰れ 地は鎮められ 採る人もないミカンをカラスが散らかして
 ....
 バス大好きな子供は言い残して 公園のバ
ス停から 車庫行きのバスに乗った 肌身離
さず持っていたバス路線図で 描いた世界の
なかで子供はもうすぐ 国境を越える
 洋酒に囲まれ 馴染みの客にその日のお酒を出す まだ来てくれるだけでも嬉しくて 好きなもの嫌いなもの こだわりと痛点 あれこれ自然に入ってきて その日のお酒というのも 彼が欲したものと私が差し出したも .... 炎上の言葉 丹念に裏返す さては優等生だなオマエ


教室で空気読んでたガキどもが 魔女狩り観戦に未来を支払う


明日までの宿題きいて 親切な答えを嘲笑う 勉強ごっこ


 ....
パーシークリスマス号に乗り込んだ いい年も過ぎた大人がひとり


到着時 乗り込んだとき 走行中 子供がはしゃぎ デジカメパシャパシャ


外装と内装 派手目 子供たちと鉄道マニア ....
哀しみに悲しみをブレンドして正解とする 許しがたい癖


安酒の孤独とマクドのミルクを注ぐ珈琲 ここだけの華


禍と無力に囲まれ 飲んだ珈琲 信じてたものを確かめる作業

 ....
嫌な顔をした先生 でもフランクフルトを詩にしちゃいけない理由 なかった


いつの間に空箱になる ボンタンアメ 好物の似た大人と子供


欲しかった柔らかい胸で頬を埋めた 肌の ....
幸福は宣言してしまう 言葉ではなく笑顔で 先手必勝


残酷さを楽しむ 見ないふりをする やさしいふりをする どれにする?


幸せを守るため 顔を背けている 幸せが幸せでなくな ....
「急」のつくことが苦手で 喪主が務まらない不安 他人事の葬儀


「俺がやる」「私に任せて」「大丈夫」「はい」「すぐします」   10年続く?


終止符 書き方に癖のある私 いつ書い ....
喋る書く読む聞く論じる酔う吐く泣く 触れて寄り添う布は看ていた


「見えたって平気だもん」売り場のポップ 戦友みたいに強そうな布


月曜は嫌だね♪けれども頑張ろう♪ Same  ....
 社長で資産家で妻がいて、年老いていながら若い愛人を囲う人物がこの小説の主人公です。その人物が、初めて恋した女の人を思い出しながら自分史を小説に書きます。その自分史の文章と、妻のことや愛人のことなど今 .... 笑いと涙までの時間 短めで 子供みたいな二人 いつまで?


お食事とお酒は別のものを頼む 品数2倍 話題も2倍


ブタが可愛いと思える二人 でも 食事で油断しない女の子 ....
嫌われたい人にきちんと嫌われたい 不毛な延長を断つ一言


憧れを憧れのまま凍らせた世界が 刻む 時を 聞く


敵は敵らしくせよと言いたげな君 不在者に向けた呪詛が膨らむ
 ....
寝室にナイフを立てて待っている ちゃんと話ができる誰かを


意味不明な言葉の散弾 素人が狙い定めず放つ 惨劇


聞きかじりの言葉で目を眩まし逃げる 言葉との出会いのひとつの ....
憧れを抱く弱さを隠し通す 隙は見せずにともに働く



隠すもの 言葉の裏には何もない 暴くつもりが暴かれている



幾つかの Sour Grape 勝ち負けは一度忘れて ....
蚊柱が含む陽光 梯子のよう 風に溶かした魂がゆく


残業で疲れた身に最後の仕事 貼り付いた蛾を振り払い部屋へ


雀蜂 拳と同じ大きさに驚き 子供は動きを止める


牛乳 ....
謙遜を美徳とする人から言葉を奪い去る よく似た心



許された 与えられた 満たされたから ためらいを殺して捧げる 私



ズレた色を切り裂き 正しい色を買う 手にしたもの ....
本を読み 本に読まれる 前のめりで啜る珈琲 もう何杯目?


おっちゃんらおばちゃんらみな話好き 知らぬ間に 関西語のレッスン


一度きり言葉を交わし 約束もないまま別れ 言 ....
 詩集が書店にない。そんな嘆きをまた読んだ。それがいまの人びとの詩に対する無関心を証明するものだとは私は思わない。売る側にとって、ただ単純に、売りにくい。それだけのことなのだ。お店の構成としては、雑誌 .... 20140505追記
 リンク切れのため、批評対象作品にアクセスする手段はありません。また私が引用を必要最低限にしたために、詩の姿を確認する手がかりはほぼありません。そのような状態でもよろしければ以 ....
隠すところが見えていたからといって

見せていたのだとしたら

それは NU→DE ではない

たとえ全裸になっていたとしても



言葉によって精神を露わにするのと

同じ程 ....
入荷を待ちわびていた
会心のケニア
差し出す店主の顔も話し方も
嬉しさを隠しきれていなくて
実はそれが何よりも
目の前の一杯を美味しくする

焙煎機も一仕事終えて
今日は隣りがやけに
華やかじゃあない ....
静かな場所で純化された記憶を

再生すれば大きくなる重い塊

忘却するために

身を委ねそうになるタクト

終わることのない伝言ゲーム

とりあえずの否定形がぞんざいに連鎖し

 ....
 コーヒースレッドとともに私のコーヒーライフも大きく変わりました。言葉にして書き出すことは、自分が普段何気なくしていることについて、あらためて意識して考える機会をもたらしてくれます。書き込んでくれるユ .... 部屋の灯りを消して
几帳面にいれたドリップコーヒーのカップの上に
角砂糖を置いた匙を手で支え
ショットグラスのブランデーで砂糖を濡らす
柄の長いライターで砂糖に灯をともし
青い炎を見つめる
 ....
 安物の意味合いは、もうすっかり変わってしまっている。それは必ずしも粗悪品を意味しない。いろいろ限界があるなかでも本気でいいものを作ろうとしなければ誰も振り向いてくれない。ましてやお金を払おうとなんて .... 手廻しミルのハンドルが飛んだ
散らかったコーヒー豆の破片が
映し出す記憶が全て
重なって出来た白色



試験間近の高校生たち
ノートに書き留めた言葉で
妄想の歴史旅行を始めるための ....
深水遊脚(169)
タイトル カテゴリ Point 日付
【HHM2参加作品】詩の入り口に立つためにー『母乳』ちんすこ ...散文(批評 ...10*14/3/20 19:43
HHM2開催に寄せて 過去の批評祭作品レビュー散文(批評 ...4*14/3/11 19:44
通りすがりの自由詩7+*14/3/3 13:35
川の向こうの線路短歌5*14/2/11 8:05
東の国に行く自由詩5+*14/2/3 16:55
没落自由詩2*14/2/1 13:06
バカッター短歌3*14/1/11 12:00
私を解除短歌1*13/12/23 18:36
クリスマスブレンド[group]短歌9*13/12/8 19:19
嘘の傷痕短歌5*13/12/1 8:22
袋小路短歌3*13/11/25 14:47
いつか終わりは来る短歌5*13/11/22 22:44
パンツ短歌4*13/10/1 22:18
非力さと几帳面さと 勝目梓『恋情』[group]散文(批評 ...4*13/9/22 23:50
砂糖の分量を間違えた…短歌2*13/7/21 20:56
呪詛短歌9*13/7/4 21:36
武装短歌3*13/6/3 13:19
向こう側短歌3*13/5/13 16:15
羽虫短歌4*13/4/28 23:18
罪人短歌2*13/4/20 17:31
記憶[group]短歌7*13/4/11 10:38
書店に詩を散文(批評 ...5*13/2/15 17:38
【HHM参加作品】非連続散文(批評 ...4*13/1/24 13:27
NU→DE自由詩10*12/12/6 12:21
灯る[group]携帯写真+ ...8*12/11/29 21:18
拒絶する自由詩4*12/11/20 14:37
「良い豆」考散文(批評 ...2*12/11/19 15:23
誰の為でもない儀式ばった振る舞い[group]自由詩6*12/11/17 14:00
安酒散文(批評 ...3*12/10/11 11:21
雨宿り[group]自由詩4*12/10/6 17:49

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