切られた
あっけなく

今やコールアンドコール
ガラガラの会場でひたすら叫ぶ
溺れている系の、アレに近い

発信ばかりするのは
何も僕だけではないだろう
メディアだって同じ

定 ....
物質的なものには捉われない
裸で生活したって別にいいし
名前の割
あさひ = ニュース7
むしろ朝に見たい願望なんて
お堅い局は受け入れないわけだし

あさひがいつ必要?
そりゃあ片手 ....
駅前のテナントが入れ替わって
1000円で髪を切る
前は呉服屋だったかな、たしか

新しく入ってきたくせに
彼ら、少し元気がない
首元が寒いのだけど
僕は少し空を見上げた

うん
 ....
ありがとうというと
あなたはただただわらった
・・・なんてね
それはむかしの話
今は十五夜の月に似た
ありがとうの先にいる
冬のように冷たい5月の夜
仕方なく暖房をつけた

足りないよ、余りにも。

放り投げておいたセーター
懐かしい香り
ほら、やっぱり寂しくなった
えあこんよ。貴様、なぜ冷風か!
今宵は雪ぞ!
しつがいきにお湯をかけるにも、寒すぎる。

母親が愚痴っておったぞ。
貴様のせいじゃえあこんよ。
おい、こら
貴様のせいで愚痴ったのじゃ
 ....
夜中にはもう風が去っていたから
僕は喉が渇いて家を出た
今日は記念日だったけど
みんな忘れているみたい

水が滴る緑と
君が触れた傷跡を
月がまぶしく照らして
僕に思い出をくれた
し ....
小田急の踏み切り 急かす暗闇
私たちは歩いた
いつもと変わらないはずのコンクリートを
「どうってことはない」
毎日が過ぎていくことを除いて

「私たちでいたい」
願いは高慢であろう 君に ....
飾ってある刀や
歴史的な意味を持った資料を
ぼくらは
すごい。
としか言わない
だってぼくらには
どうでもいいことだったから

江戸時代に書かれたすごいエロ画像も
無修正ということに ....
わずかながらも確かな変化を握り締めて
ケイキの味は、かなり苦かった
無常の世で看取らなければいけないミライ
手にした権利も金も人も
いつかはなくなるという隠し味が
祝うべき日としているに過ぎ ....
いつかの冬に、どこだか遠いところへいった。
帰りは夜行バスで
何度目かのサービスエリア
昨日知り合ったばかりの赤い女と話しながらプルタブを引くと
コーヒーが飛んだ。
熱い 煮えくり返りそうな ....
肺がきゅんとした
ぼくはあったかくて白い息をむりやり
いくつもつまらない質問をかけた
ゆるやかな頬で
どれもきみはあいづちをした
雪惜しんで「そろそろだね」というと
きみは
きみは透き通 ....
東京の冬は青い これから実がなりそうなくらいに青い
風は冷たく
それでもひだまりと人の声は暖かい
東京の冬も冬なのかもしれない と近頃は思う

今だから着色されたソフビ人形のいる冬へ行きたい ....
眼鏡が疲れるといったら
生徒がレンズの度があってないと教える
よくみてみるとそのようだ
コンタクトは嫌いなんだよ
などと言い訳をしながら

ぼやけたまま家に帰って
ごろごろする時間は
 ....
転んではならぬ
周りのノイズを気にせずの
かすんだ意識に直球の叱咤

過程がわたしを水絡繰り
思考はいらない貴方達

今壇上で無を演じる
周波数を合わせなさい
大衆のなかに埋もれれば ....
向こう側まで透けた雨水
白い手のひら伝って割れる
今日の道が溶けて滴り
浮き出た音は路地のスキマにかけこんだ
ぎとりとしない
油みたいな気持ちがひとつぶつ切れに
水中でいまだに誰かを待って ....
洗濯物みたいだよなあ
汚されて
ほうりこまれて
洗われて
吊るされる

窮屈に履かれ
においをかがれて
バッテンに縫われたら
しまいには地面をはいつくばって
めちゃくちゃにしぼられ ....
桜のしたで
もうすぐ会えなくなる君と
さよなら、たんぽぽ・・・をする
あの屋根越えて ふわふわと
きっとどこかの道端で
ぼくの胸をえぐると知って
まだ朝は来ない
暗い海に青い空を探し
目の前に手ごたえはない

浮かんだ言葉は
ふっと頭のデッドゾーンを突っ切って
その分だけ身体は重く

誰もたどり着けない深い領域に落ちては
無意 ....
今日は寒い雪の夜で誰の声もしないよ
もしかしたらもう世界で生きてるのは
たったひとりかもしれない

降り積もる雪で
もういなくなってしまった母と
とっくの昔に結婚した妹と
一緒につくった ....
夢から目が覚めた
思ったとおり天井がないが
その向こうで朝日が笑う
コーヒーを飲まなければと
降りるはずの階段もないから
仕方なく残った窓から外を見ると
猫が轢かれて死んでいる
その横を ....
冬のこの温度で溶けないわだかまりは
今日のさよならに続く言葉を消してしまう

今、富士山が
そこにある夕日やちぎれ雲が
ぼくらをうわさしている時に
愛についてテツガクしている君がいたら
 ....
僕の世界が青に染まる頃
終わりか始まりかを悩んで考える
あなたの風車はまわり始めたのか
あなたの風車はまわり終えたのか
想像が膨張して 空間が黄金色に染まっていく時
風は贈る 寒がりに暖かい ....
情けないが
オレの{ルビ友達=ダチ}は{ルビ警察=ポリ}しかいない
とはいえ
ゴードンとスチュアートとアンディは悪かない
新月の夜なんかにゃあ
四人で別々の牢に入って
毛布被って寝るんだ  ....
なんたって晴れていたから

パチ!        パチ、
       パチ

突然しみこんだ雨粒で首筋からおばけ
となりの君はまだ笑みを残して
「なんだ雨かあ」
なんて言うから尚更ぞ ....
銀世界にばっ と
傘を広げ
足元の銀をざっ と
凍てついた湖に浮かべた
微笑みも

溶けることはない
世界は銀と冷たかったから
女は笑えなかった
ここでひとりだった

銀はほこり ....
どこからともなくやってきた
ネズミがかじっている
くりくりとした眼と
がりがりと掻く手が
山を築いている腹の中

だらりとたらす唾液が
胃をとかして腸をつたっている
胃に寄りかかった毛 ....
足の間の掃除屋よ
食らえ
やつらの粉雪を

たとえ向かいのお肉屋に
逆さまのおまえがぶらさがり
やつらがおまえを買ったって
板の上では食われるな

足の間の殺し屋よ
おまえの野生で ....
迫っている
あの日間に合わなかった電車のように
滴っている
水たまりで横たわる黒猫のように
吹きつけてくる
総理に浴びせられる批判より強く

酸性雨に頬を溶かされて
風呂敷包みの茶菓子 ....
チェンソーはF1レーサーになりたがって
地面に体当たりをする
鶏は世界の歌い手を目指しながら
卵を産んでばかりいる
勉強ばかりの学生は真夜中にこっそり
一篇の詩を夢に浮かべる

それはと ....
ソラノツバキ(47)
タイトル カテゴリ Point 日付
女王リテラシー自由詩017/2/21 8:31
あさひイコール自由詩1*17/2/21 8:12
スカイツリーのない東京自由詩313/1/29 17:13
ありがとうの先自由詩2*12/5/13 12:59
皐月自由詩2*12/5/13 12:46
えあこん。自由詩010/2/12 3:34
浮世に月あり自由詩107/10/28 4:23
刹那の月影自由詩107/9/27 1:57
古城自由詩007/9/23 4:11
誕生日自由詩007/3/5 14:59
コーヒーと女自由詩106/6/13 19:51
あいづち自由詩006/1/9 23:14
白い旅へ自由詩005/11/11 1:09
不自然自由詩005/8/29 22:34
つみ未詩・独白005/4/24 11:56
ス ロ ウ自由詩0*05/4/8 0:32
さかさまの妄想未詩・独白205/3/28 2:27
さよなら、たんぽぽ・・・自由詩105/2/28 16:11
深海魚自由詩3*05/2/15 5:04
雪の夜自由詩1*05/1/9 3:02
だれかが今うごいてる自由詩004/12/19 13:12
夕暮れチョコレェト自由詩1*04/12/9 14:59
青の世界自由詩2*04/12/5 3:12
すっぺー味自由詩104/11/15 0:38
お天気雨自由詩0*04/11/7 19:05
銀の春自由詩2*04/11/5 22:33
腹痛自由詩004/10/31 0:46
自由詩304/10/23 18:16
台風 -before-自由詩004/10/21 7:45
切に願う自由詩004/10/17 12:15

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