オマエが銃を取り
生者にその銃口を向けるなら
オレは花を摘み
生者にも死者にも手向けよう

生者には「生き抜け」と伝え
死者には「マシな世を作ってみせる」と誓う

オマエは上官の命令だ ....
山小屋の夜は何もすることがない
六時にたらふく晩飯を食ってしまえば
後は二時間ほど酒を飲み
談笑するくらいしかやることがない
山小屋の消灯時間は八時のところがほとんどだ
しかし、酒を飲むにも ....
シトシトシト


今年は梅雨らしい梅雨になった

見上げる空は

銀鼠の色をして

空を低く押え付ける



傘を差す人々が行き来する交差点

女の人は

色使い ....
沢山の食べ物を食べることなく
少しばかりの暑い寒いを我慢し
便利さばかりを求めるのではなく
静かに過ごすことを良しとし
他人を認め「あの人も私だ」と思い、理解すれば
患いは少しづつなくなるだ ....
蟻は象に問うた

「おまえは大きいが、何が出来る?」

象は答えた

「食うこと以外、何も出来ない」

蟻は言った

「おれは小さいが、おまえと同じだ。食うこと以外、何も出来ない」 ....
今日の空は青く

日は明るく

春の一日は輝く



それぞれの営みはつつがなく

三年目の今日を過ごすだろう



毎日の記憶は更新され

消えるものもあれば
 ....
オマエの目、耳、鼻、口、心身の感覚全てを通して見るもの、感じるもの全てが神仏の顕化である。

神仏は遠くにはなく、余りにも近付き過ぎているために解り辛い。

オマエ自身の器官が神仏のフィルター ....
もしオマエが日に何度も愚痴る仕事に就いているなら直ぐに辞めてしまえ

それは仕事ではない

不毛な世界での隷属に過ぎない


もしオマエが面白いことがないかと誰かに尋ねたり、探したりして ....
「私は小さな一人の国家」

自分にそう言い聞かせよう

大きな力に蔑ろにされ

翻弄されても

心の奥深くにある自分の正義を信じよう

期待しても浮かばれることなく
 ....
あなたが変わるなら、この国も変わる

あなたが変わらないなら、何も変わらない

あなたが変わろうと願い、行動するなら、日の光は眩しいだけでなく、その暖かさも知るだろう

それが当たり ....
人がありったけの思いを込めようとも
富士はそこにあるばかり

謡い、描き、愛でようとも
我関せず
富士はそこにあるばかり

憧れは尽きぬ
見果てぬ夢の如き姿
それはまさ ....
今ここにある世界
皆等しく居合わせた命

天地の間に
別け隔てなく
生を受け
その持てる力と未来を
目一杯その体に現し
静かに去っては
また戻る

常に去るものがある
常に来る ....
空が曇っているなら
青く何処までも澄んだ空を思え

星が見えないなら
天空埋め尽くし瞬く星を思え

大地が乾いているなら
草萌ゆる緑の大地を思え

海が汚れているなら
 ....
鳥と話そうとする者がいた
鳥は陽気にさえずり明るく応えた

石と話そうとする者がいた
石は沈黙したまま
ただその表面に瑞々しい苔を宿らせ
思いを告げていた

森と話そうとす ....
空の中に空を見る
木の中に木を見る
花の中に花を見る

一足一足歩みゆく土の上
私の体内に
風が吹き抜け
喜びが生じる

坂を登る辛さにも楽しみがあり
岩を下る怖さ ....
もし私が神様ならば
即刻全ての原発を廃炉にするのだが
残念ながら神様ではないだけに
小石を一個一個積み重ねるような
小さな行動をとるしかない

やがてそれがケルンになり
山となることを信 ....
野田佳彦 殿
枝野幸男 殿


今年も桜が咲き、散り退いています。
また来年もここで咲くでしょう。

しかし、桜は見事に咲いても
そこが「立入禁止区域」になる場合もあるのが
私 ....
時を待つ
ただひたすらに
その時を
時が来れば大輪の花を咲かすだろう
いや
その前に心無い人に手折られるかもしれない
どうなるか分からないが
今は
その時を待つ
香 ....
殺すな世界を
殺すな人を
殺すな共にある命を

誰も殺さない
誰にも殺させない
誰かを殺すこともない

自然が教訓と戒めと希望を厳しくもたらした後
強者のルールは打ちのめされた人 ....
明けましておめでとう

女房へ、恋人へ
父へ、母へ
叔父へ、叔母へ
子供へ、子供達へ
友人へ、知り合いへ
近所へ、お店へ

生きるにあたってすこぶる不公平なことばかりだが

日は ....
朝六時、布団の中で寺の鐘の音を聞く。
全ての窓を開け、玄関も開け、十五分ほど開けっ放して換気する。
乾麺の二八蕎麦茹で食べる。
玄関先の埃が気になり、掃いて塵を取る。
師走大祓に参列するため、 ....
神は遍在する

天使は余りの数の多さに堕ちるほどだ

精霊は全てのものに宿る

しかし

私は一人

この世に生を受け

肉体を持ち活動する者は

私だ

 ....
惰性で回る生活を強要され、不本意な人生を過ごすくらいなら、未​だ見たことのない清澄なる山の頂きや猛々しく荒れる海や轟音轟く​大滝、何時果てるともなく流れる大河を間近に見る旅をし .... 働きたくはない。当たり前の素直な心情だ。しかし、働かない訳にはいかないのが現実だ。

金なんざ別に欲しくはないが、ナシで済ませられる社会には生きていない。

人と物に蝕まれ「飯喰らう石ころ」に ....
優れた作品はその表現手段を選ぶことなく、絵画的であり、音楽的であり、文学的である。

受け手の感受する入口が違うだけで、感性のフィルターを通過して、本質へと伝わり、何らかの示唆を与えるものである ....
「むせないように、ゆっくり吸い込んで。そう、深く。目一杯吸い込んだら、そこで息を止める。出来る限り長くね。堪えきれなくなったら、注意深く鼻から細く出してみて。少しずつね。一編に吐き出して、咳こまないよ .... 「私が死んだらヴァルキナファソに埋めて」とあの人は言った

「カラスはきれい」とあの人は言った

「曇り空が好きだ」とあの人は言った

「アイラーとシェーンベルグは楽しい」とあの人は ....
池塘に架かる木道を歩き
空の青さを仰ぎ見る

近くの潅木に飛び来る鷽鳥
その喉の朱が眩しく映る

幾千年の時を経ても
なお変わらぬものがある

私はその真っ只中に居る
 ....
今日の浅草は何時にも増しての人だかり
四万六千日の法要が執り行われる
コジキもカッペもガイジンも
皆ひとえにに観音様の功徳にあやかろうとやって来る

篤い信仰ある人も
観光のつい ....
しとしとと草木育む今朝の雨土のにおいや薫る緑や

雨粒の一つ一つが命かな青葉繁らす欅に寄りて

鉢植えの撫子が咲く曇り空誰かの思い知るも知らぬも
蒲生万寿(136)
タイトル カテゴリ Point 日付
武器よ去らば自由詩4*14/7/13 12:15
山小屋の夜自由詩0*14/7/10 11:47
梅雨自由詩1*14/6/12 13:03
抱負自由詩2*14/3/8 16:51
自由詩3*14/3/8 16:50
三年目自由詩2*14/3/8 16:40
Gate Open自由詩1*13/7/25 21:12
箴言自由詩1*13/7/8 21:14
私は小さな一人の国家自由詩3*12/12/20 17:44
変わる自由詩0*12/12/15 21:58
不二自由詩1*12/11/9 18:03
感無量自由詩012/6/30 9:32
革命自由詩012/6/18 21:34
対話自由詩4*12/5/20 15:56
山を歩けば自由詩2*12/5/2 18:44
もし私が・・・自由詩0*12/4/16 15:10
葉書自由詩1*12/4/16 15:07
自由詩2*12/3/16 21:42
追悼自由詩1*12/3/11 0:00
正月一日自由詩1*12/1/3 15:19
十二月三十一日自由詩011/12/31 21:37
自由詩1*11/12/16 19:12
屈託な顔つき自由詩1*11/11/26 16:48
自由詩1*11/10/20 21:58
私的な考察(私の中の基準点として記す)自由詩1*11/10/19 21:01
ちぽっけな世界自由詩1*11/10/16 11:21
あの人は言った自由詩2*11/10/14 18:34
月の山自由詩1*11/8/8 12:42
四万六千日自由詩2*11/7/10 21:42
梅雨の街短歌011/7/4 18:56

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