□二十二歳

夢見る春の日の昼下がり
桃色の風に吹かれ顔を綻ばせた魂は
三十を望めないことを直感した
冬にどやされ春に癒され
季節風と共に歩む魂は
道が途絶えていることを知った
丁寧に ....
□悲しみの一人旅

悲しみが流れていった
悲しみはミズナラの葉に乗り流れていった
初めての一人旅だった
悲しみは沢を越え堤防を眺め、いつの日かの冷たさを思った
夏の気だるい湿気から ....
林 立平(2)
タイトル カテゴリ Point 日付
二十二歳自由詩109/3/20 11:50
悲しみの一人旅自由詩109/3/20 11:05

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