テントを張って居ると
撤去を迫られて
鏡の花を買う
決意をした
ケンタウロスとミノタウロスが
交合しているようなイメージに
さいなまれる
鏡の花は安かったり
高かったり
それよりもソ ....
カツサンドを食べて
心臓を強化しようとしたが駄目だった
美味しいんだけどなあ
強化の効果はない
お茶を飲んでしばしの休憩をとると
夢の中でキスをされて
有頂天になっていた
つまり私は寝て ....
枕投げをやっていると
時折弓が返って来る
ジニーの世界だ
ビルがハーモニーを奏でていた
ルビーの指輪を歌ってから
再び枕を投げると
今度は虚無が返って来た
壁にビールを塗っていると
風 ....
ビールを飲めば
ハットトリックを決められた
リカーショップで買った
日本酒には
一本だけ買うなと記されていて
無礼にびくびくする私が居た
肉だけを食べてニイニイ(兄)は去って行く
私は二 ....
窓のカギが開けられると
蜂が入って来た
村一番の美人である
グドルーンは
普段はスライディングタックルを
決めて男を倒してから
アド(広告)ばかり出していたのだが
今日は違った
蜂が入 ....
着衣のマハ、裸のマハを描いたゴヤに
魅了されて牢固(ろうこ)ちゃんは
うちで戦っている
引退宣言もあまり伝わって居ないようで
性懲りもなく再び詩作を始めるが
連絡帳には「ガーデン」の単語が
 ....
座(すわ)ろうとすると
私の椅子に浣腸の指が
置かれて居て座(すわ)りづらかった
しまった旧石器人に浣腸された
新人のクロマニヨン人である私は
普段から旧石器人である
旧人のネアンデルター ....
多彩ないい句が出来たので
私は回って回って回って喜ぶ
市電がイチョウ並木の間を縫う様に
行けば車窓から見える田圃よ生きろと
思う、稲穂、刈田、稲雀など
季語もいっぱい
ちょっと前まではもう ....
鬼の頭に恣意的な物を感じ
旧石器時代にマユごもる私
恣意的な札ビラにも納得出来なかった
私は異常な差異を制御できず
植物が茂る秘境を目指した
「旧石器時代は植物相が豊かだったんですよ」と
 ....
がおがおやって居ると
先生のビンタが飛んで来る
ここは深い森で
獣の香りが匂って来て
辺りには静寂が漂う
探検隊の隊員は気を引き締めるために
がおがおするをの止めた
先生と呼ばれて居る
 ....
むごい位置にゴム印が
落ちて居た
押すと五重塔が現れて
今を更新する
ケーキが食べたい願望を
不自然に抑圧するのも
不健康だから
五重塔のてっぺんのカラスを
目指して昇って行けば
柿 ....
怪我さんの筆力がすごい
そんなフレーズを思い出しながら
蓮の花咲く街道を
歩いていた

脳の絵が思い浮かぶと
白い服の男が
警察官に誰何(すいか)されて居た
自転車を道端に停めて

 ....
基準は一(はじめ)
石川啄木の本名だ
稲穂が風に揺れて
餓鬼道に落ちぬ為
私は歌を歌う早朝
オフを楽しめない
私はウルトラマンレオの
再放送しか楽しめない
保育園に通うと
芭蕉の木が ....
宇宙の武勇伝に気をとられて
鰻と共に忘れる何か
稲穂を渡り行く風
極暑が緩んだ夕暮れ
遠花火の記憶の重なり
ジミーでも思い出せない
ルーチンワーク
差の女がつい視界に入る
レジは半ズボ ....
素手でごしごし食器を
洗うようになった
ゴム手袋は着用せぬようになり
ゴム長靴はタクシー会社に
置いて来た
だって私は毒殺犯ではないのだから
湯呑やピペットは要らない
赤痢が猛威を振るっ ....
星の痛みで
香る車があった
黄泉では見るなと言われる
でも見る
「デモテープは聞くもんだろう?」
と言う異界か
詩歌を嗜む私
干し烏賊を食べる
胸の傷に拘れば
私は猫と別れざるを得な ....
少しはましになってきた
入れ食いもある
消滅の魔法は封じ込められたが
詩魔法は健在で
腕に予審判事が絡みついて来ても
泡で撃退できる
治る目途は立ったのだ
白い巨塔が私にクスノキを切らせ ....
美しい桜は子供たちだ
しかしカメラのメモリーには
扉ばかりが写って居て
警察を呆れさせる
俺の胸の皮膚が突き破られたのだ
二回も破談になるお見合いに
猫もあきれたのだ
昔とは違う
たっ ....
腰が重いので
立ち上がるのが難儀だった
今朝の自慰行為は恥ずかしい
幼い頃に戻ったようだ
そしてまた寝て仕舞う
午前中は自堕落だ
自転車が過ぎるバイクが過ぎる午後五時台
昨日午後七時六分 ....
利き手が庭を襲う
利き手の猛威が教室を吹き荒れて
先生をなぎ倒す
飛行機の旋回も許さない
利き手の猛威
ダリの絵を飾って終息を願った
飽きるほど梅酒を飲むと
エンジン音が鳴るだけで
利 ....
庭のゴミが風に舞う
青嵐だ
異説に虚しい人も舞う
レイジ君が侵入して来て
大和を薄紫に変えて
持って行ってしまう
渦が私の皮膚を汚す
無視のワードが起こす風に
さらに舞うゴミ
エモン ....
伯母さんがキュウリを持ってやって来る母は抜歯の治療を受けに


アーモンドチョコレート五個黒砂糖一個のおやつポカリにトマト(ジュース)


午前中仮眠の後に微熱出る三回も来る伯母さん哀れ( ....
江夏豊の剛速球を受けて
今日は何時もよりジェイソンだった
畑の帰りに
高ぶるスタンドに
配管工の私はチューブをいじくり
ディープインパクトを走らせる

馬よりも前に聞いて居た
揚羽蝶
 ....
パズルの誤算は予想できない
「車の入れ替えパズル」があって
極めて世俗的な
ラッキーな蚋(ブヨ)が
やって来て私は吉央と名付ける
父が風呂で吐くのは
相変わらずだが
私が玄関の戸締りを
 ....
渇きが癒やせなくて
栗の花を見て居ると
梅雨入りした
科研の手入れを食らって
締め切りに間に合わなかったので
私はいじけて石器探しに走る
母はスーパーへ
父は田圃へ
姉は廊下で読書して ....
ドガの踊り子を見て居ると
追放された頃を思い出す
わははと笑い飛ばせない過去は
角地にある自宅を自覚した
事もない過去と共に
ドガの絵の踊り子の突きが
飛んで来るような気を私にさせる
ス ....
片足を駄目にした熊が居たので
重い信用が必要だと思った
嗅覚の鋭い母が熊の看病をするので
私は護衛を務めて
誰も入って来れないように
牽制し続けた

私は尾崎を歌う
ストレス解消に
 ....
尿が漏れるのと
音が漏れるのは一緒なのかもしれないと
木田さんは考える
母と姉がストックホルムへ
旅立った後に
木田さんは哲学者
木田元になった
パブロフの犬みたいに
唾液も漏れる
 ....
今日は資材置き場の東側から
帰って来た
何時もは西側からだ
すると家に帰ると
家の東側の駐車場で
新しく契約した人が
私の叔母に当たる人と何か喋って居るのが
ビビンバチャーハンを食べ終え ....
私の部屋にテレビが入れられると
彫刻家も入って来て
ショックだった
甘すぎる彫刻家に
肉を食わせて懐柔すれば
調子に乗って恋人の
シイちゃんまで連れて来て
いい詩に反対する

宇宙で ....
間村長(161)
タイトル カテゴリ Point 日付
呪博士(のろいはかせ)自由詩222/3/10 14:14
カツサンド自由詩721/8/28 4:49
私は青空を手に入れて自由詩621/6/19 0:30
二十歳とハットトリック自由詩621/5/22 21:48
窓のカギ自由詩320/3/8 13:34
牢固ちゃん自由詩5*18/10/20 14:16
失望した自由詩5*18/10/15 9:42
俳句自由詩8*18/10/7 10:45
秘境を目指す自由詩6*18/9/30 18:01
月と気分自由詩6*18/9/22 0:35
ケーキ自由詩10*18/9/15 0:15
怪我さんの筆力自由詩7*18/9/9 13:53
本名は一(はじめ)自由詩7*18/8/29 19:02
いっぱいだった自由詩9*18/8/20 9:35
となえてこらえた自由詩818/8/13 12:59
干し烏賊自由詩11+*18/8/6 14:59
クーラー自由詩518/7/31 11:38
飲み明かす自由詩10*18/7/23 1:06
日記を書く自由詩418/7/13 18:17
利き手自由詩13*18/7/8 2:17
庭に舞うゴミと回想自由詩2*18/6/30 23:39
四首短歌4*18/6/29 18:13
笑うな自由詩318/6/26 2:05
ラッキーなのは自由詩8*18/6/17 21:23
寺西自由詩418/6/9 21:11
ドガの絵の踊り子自由詩518/5/31 23:51
デントヘルス自由詩4*18/5/21 2:19
哲学者自由詩7*18/5/13 22:37
認識し出した自由詩7*18/4/30 23:49
寝入って仕舞った様だ自由詩418/4/25 1:50

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