海を射ち 竜をつりあげ
天に向かう かわのよう
どうぞよい空気を吸ってください
籠は揺れて 蓋が揺れて 息を漏らすように 手が食み出しているというに
あなたのことを殺す草い帽子 爪先で被って

逃げるように 戦ぐように 私はなにもしらない
私はなにもわからない 私はなにも ....
風をくらった灯りの中で 蚊はねむるように月をみあげる
蛍光灯にかぶさった 埃がうねりながら やさしくたねまると
だまっていたいのさ そう炬燵机が声を漏らした
チューをする子は かわいい子
あたたかい髪をした陽だまりのつぶ

今にも倒れかけそう 建てかけの屋
上目づかいや ぼこぼこに粘度板

だらんと舌から すがりついて 通り過ぎた
それは木枝 ....
つ 
これだけでも想いが込められているというのに
量がおおう
泣きがお
腸のままなら毒らけ
天地ないので知り合えた

紙に落とそう つきたのを
遠い星から 歩ってた湯気に当たった
みたことのないささやきと
みたことのない明るい影が
大切に電線を握ってた これからわ 

めにみえない じめんから
うかびあがる 感触だけを手綱なえて
 ....
映像はいくら夜と朝が早くても差し出したこちらに抱えはられぬ
みたことのない窓に反射する泡 血眼に広がる 
暴れて割れる

浅はかと 思われるかもしれないが
腹はいま 空腹のなか
あいあい  ....
ひどくうちとけていく まっさらな土をふんでいる
すいこまるやうに まぶしくたゆたいで
幽かな雲がどろっとしていて なぜか黄色味がかっていて
馬鹿な耳にヘッドフォンをかぶせて温めて

たくさんの音が たまりたまり流れ
はしりはしり よくわからないまま 冷める

あかい肉とその ....
だれのせいでもなく、反射していきている
闘いの後を、追っていく
握り締めた手をかおをほうっておく
泥にも草にもなれず太陽に勝てず
お前のもとにいかないと心と話し
幸せだったととけてゆく。
本当はかくれたいんだ とまりたいの 本当は 深い日のなかに 今もずっと変わらない陰がある
小さくちいさくまっ透ぐ自分に向いたうたは
少し少ししゃがみこんで、見えないように当たらないようにいきた
あなたにはそれが毒にみえるだろうか
モンシロチョウに倒れ聞き耳当てる
襦袢を下ろし、日向に掛ける

おもしろいって、ぜったい
おもしろいって、ぜったい
跳ねて 跳ねて 約束する 
馳せる皮に 添い羞じらう
人の流れが消えかかって 色は暑さで垂れかかって
誰の心にしがみつけばいいのだろう 丸い形なら滑ってしまう
記憶がある脳みそのなか 嘘で弾いて 誰をみている

これが俺の本当のうたか これが嘘の ....
陸のなかにもうとうと被して 毒の針が朱くなるのを待つ
ためつすがめつ 手を合わせ 祈りの中を 穴まで開け放て
岸下を刀を真っ赤にさら長く白くして
聴こえて来る、朝と夜の喧嘩のなき声 ためつすがめ ....
僕の中に何がいるのだろう 暖かな日が照らし冷たくなっていく両手の内側
耳元で金髪のおじさんが、とても切ない歌を零している
何もいらないとのぞんでいる。

僕はそれをみて 涙を垂らしながら知るの ....
あんたはもっと笑って、ないてほしい。 あなたをめがけて伸びたさらのづちは
結局一日も聴こえなかった
しょうがいしゃ しょうはいしゃ
氷のなかで息の着くこきゅう
なにがほしいの

つぶれて
私の心は 青いのみ
光を浴びながら踊りながら
瞼の中に沈め落とす
私の耳は 広いだけ
雨を塗りながら浴びながら
回って回っておどっる
息をするたび、のどに痰が絡む。
呼吸をするたび愛を呼んで、紙に画面に毒に残す。
考えるのが面倒なので、もうそろそろここらへんで終わりにします。終わりにするか。
汚れた手で 目が合わないように 隠して
どこもみないように 精一杯に目をまるくしてつむる
誰の目にも今日を呟きたいことがある
俺の首は重たくて太陽を見上げられないけれど
誰の心にもものはあふれてかたまったまま
思いは届かぬと信じている
頭のなか 頭のおく
何かの空 なにかをいえ
愛だ人だというつもりはない
消えていった文字と書き綴っていく文字の変らない暗さに
頭のなか頭のおく
何かの空 なにかをいえ
愛だ平和だいうつもり ....
空となにかがうずまっている
そうだこれをこいとよぼう
だだだだだ 正しくとはいわず、強くいきなければ
強くとはいわず、自分らしくいきなければ
腹を据えてあなたと語れない
早く破れ きたないことばが左右をむいている
私のまま私のまま

流れてくる音を軽々と好いてみせる
あなたの肌を流れる毒は誰のものだ
あなたのままあなたのあたま

心喋るぼたん 敵をうて
 ....
私には温かい詩はかけない
私には真っ透ぐな詩はかけない
私にはどろようなもやはかけない
私には私しかかけない
声を浴びた心臓は声を当てた
世界は落ちると 勘違いしている人がいる
日を吹く電気の中を砂利に映る食べ物へと
浮かぶめも ひっぱるくころの子も ここを
血の汗のある眺めに
愛のある無に

なみかぜ え そう
外れうく ....
十二支蝶(368)
タイトル カテゴリ Point 日付
_自由詩012/6/12 6:48
草い帽子自由詩012/6/6 23:50
みかん月自由詩012/6/5 5:14
_自由詩112/5/31 16:10
つきつきた自由詩312/5/31 14:47
午後自由詩212/5/31 14:25
_自由詩012/5/29 5:59
自由詩012/5/27 23:35
うん自由詩212/4/11 12:11
_自由詩311/8/19 1:40
まち自由詩011/7/9 6:25
屋上。自由詩311/7/9 6:20
蜜柑の鞄自由詩011/6/29 4:49
自由詩011/6/29 4:28
さら自由詩011/6/27 8:15
僕場自由詩011/6/27 7:44
自由詩011/6/27 7:29
何度も髪の毛が自由詩011/6/11 3:01
自由詩011/6/11 2:53
爆弾自由詩011/6/11 2:48
自由詩011/4/28 2:32
まる自由詩211/4/23 2:11
自由詩111/4/23 2:06
いる。自由詩111/4/9 19:53
_自由詩111/3/31 13:48
わからぬ自由詩011/3/31 13:44
たましい自由詩211/3/29 6:02
むしうし自由詩011/3/29 3:55
心臓自由詩011/3/10 7:25
こだま自由詩211/3/9 9:12

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