“これから”を知らないぼくがきみに書く最後のラブレターなのであります


大都会トウキョウのせいにしたいもしきみの余韻が消えてゆくなら


コンマ何秒の世界でまばたきの音まで聞 ....
知らんぷりしている 愛というものは見えないところにあるべきだから




ハッピーバースデーすらも言ってくれないひとの相談にのっている夜




わたしにもそうして ....
人生はチャレンジばかりで最近のわたしちょっぴり疲れてきてる



失踪をしたいな体がもう少し気持ちが軽くなれますように



もし泣いてももし笑ってもわたしだけわたしでいれるの ....
三月に行き着く場所はさよならで違う最後をまだ探してる



午前二時触れ合う肌の間だけうんと湿度が高い気がする



嘘なのか本当なのかは知らないしそんなことなどどうだって ....
お隣の女子高生は友達ででも他人だからときどき冷たい


十八の夏を迎えて忘れてゆくよ恋したこととか恋したこととか


いい子だねって言われたらうれしいし子ども扱いするなと言 ....
親指の震えを添付できたなら伝わったかな電波塔さま



どっちとも舐めたらしょっぱかったからあせとなみだは似てると思った



ユニクロのデニムは卒業したんだね続いてゆく恋 ....
プロミネンス、
追いかけてみろよ/思い出すのは音/蝉/sem
i/miserable/定義したのはだれだ?/dare?
bear/心のまずしさは見えない/

プロミネンス、
 ....
伝えたかったよ


雨の降ったあとのしとしとした空気が好きなこと

くるくる回る空がどこまでも続いてゆくこと



終わらなければ伝えられた?

今でもいつまでも青い ....
十七歳のわたしは
高校という檻の中から抜け出せず

今日もこうして



いましか出来ないことがあるのだと
信じていたのだけれども
一つも無いことに気付いてしまった
疑 ....
せいに意味を感じられたらよかった






{引用=
意味なんかないと
笑っていえたなら
ぼくらもう少し強かった

ひとみの奥に傷が見えるよ

夜はまだ ....
きみはさみしかった
ひとりよがりであることを知って
それでも睫が触れ合うほどにちかづくたび
きゅっとお互いをしめつけあっていたことをこれから幾たびもおもいだす
きみならきっとうまくいく ....
{引用=





漂流、……。



寂しさはほんとうだった
泣き真似がじょうずと言われて
反論もできずに



(14歳のころのはなしなんだけど/
あのさ、あたし ....
息つぎは上手じゃなかった
あるものないもの欲しがって
白く滲んだ指の隙間から
空をめがけて投げてばかりいた

例えば優しくしたくって
だれかに優しくしてほしくって
地球が ....
擦り切れてゆくならゆけよ思い出もいつか死ぬなら意味などなくて



呼吸するように存在してたきみそこにいたきみもういないきみ



そうやって温暖化だけが進んでく黒 ....
両手でくるぶしを隠そうと試みるんだけれども
隠し切れないんだ
俯いたまま
手を交差させて触れようとしてみるんだけれども
わたし、いつの間にか三角座り


外側をどうにかうまく隠そ ....
そこらへんうまくやんなきゃいけないと慌てて折った黒のクレヨン



吹く風にふかれてるだけママチャリが原付バイクに進化しただけ



あおりんごりらっぱいなっぷるびいよかん → コ ....


英単語帳の表紙を飾る茶色い犬の目が
わたしを見ているようで
たまらない気持ちになって
そっと本を裏返す

だからと言って
何から逃げられたというわけでもなく
明日の朝わたしはい ....
嘘をつくのがじょうずじゃなくて
放り出したさよならは
たやすくきみに捕らえられた

浴槽にうかぶ泡が
細切れに入り込む光をさけるように
生まれては消えるのを何度も見た
それを ....
(おとなたちは
 刃物は人に向けてはいけないと
 人のころしかたは上手におしえてくれたのに
 大切なひとのいかしかたは
 おしえてくれなかった、)



こまくの上で今一度 ....
そうやって闇を光らせる、
例えば手をとって、
もう一度、
ただもう一度、

命に値段があるのなら、
ぼくはいくらつぎ込めるかな、

ひりひりと痛がった、
涙だけをのこして、
消える ....
生理を迎えたときのように
始まりを得たのに何かを失った気がするのは
まぼろしだったらよかったのに

{引用=
紺色のプリーツスカートを下ろす
布と肌が擦れる音がする
それでも無音 ....
青  い       光





{引用=
沸点が異常に高いキスをしたら
囀りさえも昨日のもののようになって
ぼくは、いつ救われるんだろうと
指先で境界線に触れるくらい難しいこと ....
近づいてはみるけれどすべては許せない体育座りでまもる心臓


異物という有色世界に混じろうか溶けきらないでよハッカドロップ


終わらないはずのよるが終わるならあたしはきみよりもっと淋しい ....
なんでこんなにさみしいかなだれかわたしをさらってください


さよならにまだ泣いている心臓がきみを思ってとくとくとなる


水分を全部きのうに連れてってきみの涙を消してあげるよ


 ....
あの場所にわざと置き忘れた春が欲しかっただけ届かないだけ


ぼくだけの明けない夜をつくるため今でも空を塗り続けてる


磨り減ったあなたの靴の底をみていつか桜も散るのだと知る


 ....
見えている終着地点を目指してみて

ときおり、きこえた、きみの、こえ
『まださみしいんだよ』

全ては逃げるためなのだと
分かり切った言い訳をさけている胸に押しこんで
カメラのレンズにう ....
きみだけが全粒性の愛しさをコップに入れて水で溶かして


いつだかに落とした恥と外聞がひかれていくのをそっと見ていた


お互いのなみだをまぜるセックスをしたいとずっと思っていたよ

 ....
四十万キロ越え視線を反射するあたしが決めたい月の満ち欠け




前髪がするりと頬をなぞります無いものねだりはまだつづきます


おもいでをつよくなぞってみたけれど濾過をするにはまだ足 ....
きみの持つ柑橘系のやさしさがあたしほんとは好きだったんだ

気まぐれに教えてくれる真実にどんな他意があるのか見せて

名字じゃなく名前で呼んでいいよって言われただけで口笛だね、春

ぎん色 ....
ディスプレイさよなら告げる絵文字二つそっとぼやけてリフレインする


携帯を握って震えを待っている眠りについても消えない夜空


さよならは暗闇に浮かび流れ星あなたにきっと受け止められたら ....
春日(39)
タイトル カテゴリ Point 日付
伝えたくて、伝えられなかったこと短歌110/9/8 3:35
知らんぷり短歌109/8/20 23:26
泣いても笑っても短歌009/4/5 17:49
三月短歌1*09/3/30 1:09
ふえてゆくこと短歌508/8/11 22:27
タンブラーが汗をかいてる水たまり短歌108/8/2 13:12
プロミネンス自由詩408/7/12 11:27
ブルー・スプリング自由詩408/7/4 20:44
seven/還る自由詩3*08/6/7 20:53
i want to say自由詩408/6/5 21:02
ピリオド自由詩2*08/5/25 19:16
wait自由詩2*08/5/17 20:33
かなしみにしずむ自由詩8*08/5/16 21:27
夏へ短歌008/5/12 20:38
さらけ出せてしまえばよいのに自由詩3*08/5/7 21:54
成長短歌2*08/5/6 0:04
そうして大人になる自由詩2*08/5/5 19:50
零℃自由詩5*08/5/2 20:46
たいせつだったひと、自由詩008/5/1 21:04
声に出すのが苦しいからとひっそりとつぶやくだけの日々が増えて ...自由詩3*08/5/1 0:52
nostalgic自由詩5*08/4/26 18:59
ハニー、自由詩3*08/4/25 19:49
体育座りでまもる心臓短歌4*08/4/20 14:26
とくとく短歌4*08/4/17 23:13
置き忘れた春短歌7*08/4/14 19:50
まださみしいんだよ自由詩3*08/4/12 17:09
すべてのラストを保存したのに短歌2*08/4/9 22:03
月までの距離短歌2*08/4/4 20:28
グレープフルーツ・デイズ短歌3*08/4/2 22:12
グッドバイ短歌2*08/3/27 14:08

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