Go To the Runner's High !

詩集そして詩誌の出版編集の裏側をマラソン風の日記にして
「編集とは孤独な作業ではない」を合言葉に広く仲間を作りましょう。
大事なことは、結 ....
たとえ朝を迎える途中であっても
厳しい人生にもある
僕たちの突端ですら
きっと色彩のある
鮮やかな情熱があるだろう
小さな群集として
四つ葉のクローバーが佇む
草原に静かに風が吹いていた ....
1.墜ちた小さな太陽

白夜には子供たちが
祭典に訪れる黄昏があったとして
平和が続く夜空に
祈りを捧げていたばかりでした
かつて遠い昔
世界大戦で投下された
広島と長崎では
人間た ....
たったひとつの巨木が
萌黄の葉を緩やかに
揺らしていたとしても
これらは夏風の断片ですら
あるのかもしれない

たったひとりの少女が
涙の雫を静かに
流していたとしても
これらは希望 ....
ほんとうの自分のことを
わかってもらうことは
誰かをそっとこころのなかで
信じるということでした

あの日を 
僕らが生きていること
すでに静かな風が通りすぎるように
深い森林と広い草 ....
きっと夜空に映る
君に宛てられた
ひとつの恋とは
すべての愛のことだろう

きっと青空を想う
君に宛てられた
ひとつの運命とは
すべての宿命のことだろう

そっと静かに
君に奇跡 ....
一瞬の奇跡の近くに
永遠の軌跡がずっと続いた
花瓶に差した薔薇を彩る橙色の呟きを待っていて

僕の遠い夜空にもある
シケモクは必ず捨てた方が良いだろう
妻が影で吸わないように

おせち ....
厳冬の足跡が消えるだけで
乾いた夜空ではきしむ靴音も
かすれて響きはしない
遠隔地から丸聴こえである
嘘発見器の警告音がする
その信号音の哀しい振動は
或る謎を解く鍵なのかもしれない
ち ....
ちょうど
想うことと考えることのあいだで
人間がひとしきり
随分と迷うとき
やはり優しさが生まれるのだろう
朝方の出張に備える
昨晩の夜更け過ぎには
ただ愚直に仕事に行く
考えがあるだ ....
番いのもぐらたちが
ずっと永い冬を越えていく
温かい大地のなかでは
深い秋の湖岸に生える葦の匂いより
次ぐらいに心地よくて

ずっともぐって行くと
遠くまで吠えていた
動物たちやらの魂 ....
   
  {引用=
  かつて伝説の神話は
  太陽と宇宙のあいだにあった
  詩神と死神が共に生まれた太古の時代に
  灰色の空には詩神と死神が戯れあうために
  命の手紙を運ぶ陽鳥が ....
別に気取らずにいた
伝説のジョーカーですら
選挙戦で破られたばかりです
もはやキングの手札も
全てプレジデントになっているでしょう
なにせ米国は
むかし英国にいた
キングから独立した
 ....
明日の朝餉で
煮物たちは
ついに食べられるつもりです
かぼちゃの君は
セミロング気味に散髪され
さらりと初冬の乾いた風になびかせ
そっと魔法の馬車馬が走り出す
だいこんの僕は
降りしき ....
事務のことが
あまり分からずにいた
町医者はようやく
面接を終えたあとでした
この紙は職安にFAXすればよいのかしらと
採用を決めていましたが
横たわる夜空に向かって
そう尋ねたのでした ....
もう部屋じゅうに
季節が終わる報せが届きます
ネットポートは再び夕空でジャックされ
きっとポケット深く携帯電話にも
微かに振動は繰り返され
むかし聴いたあの唄が
そっと鳴るでしょう
波音 ....
冷たい雨音を遮りながら
仕事帰りに紺色の雨傘は
静かに溜息をついていた
鉄道駅に着いたので
ちょうど雨傘をたたもうとして
夜空を閉じるときに
満月がみえると本当はいいのにねと
何か反実仮 ....
すました顔のままで
トランプの手札をふいに見る
余裕をちらつかせた得意のブラフで
先にあるチップも巻き上げたばかり
次から次へ老境にあるチップ全てを賭けて
さらに威力を増したブラフが
上手 ....
やはり言葉には音程があるし
届ける意味と宛先があるのです。
けれども、感じるままに
あらゆる想いを誰かに伝えることが
メッセージなのだろうと
思い違いをすることがあるのです。
いつしか、鳴 ....
まるで天使の翼が
舞いながら
羽ばたくあいだのように
白い鍵盤は月明かりを
灯すみたいにして
黒い鍵盤は夜空に
溶け込んでいた

眩しい音色は鳴ることを
少し休ませながら
ようやく ....
いつも遠い夢に寄り添いながら
哀しい季節を越えていく
涼しい風が吹いていただけで
記憶に揺れるコスモス

きっと言葉にならない
絶望ばかりの昔を越えて
ひとすじ涙が流れただけで
誰かに ....
幼いころの古びた靴は
シャベルよりも
ずっと小さくて、
土遊びをしながら
泥だらけで夕暮れに沈んでいた。
永くて遠い春はすでに
まなざしの向こうにあって、

冬を越えるたび
軽くうな ....
{引用=Code C
人影と物陰をよく間違うのは
孤独ではなくて暗闇があるからで
月夜はひかりと影とを
沈黙の大地に捧げた}
{引用=Code D
潮騒が聴こえるはずの海辺に
大きな月 ....
世界に平和秩序を
もたらしていた
パクス・アメリカーナと
古えの国を率いている
億千を超える民を一党独裁で治める
中国共産党に板ばさみの
オキナワは世界の
導火線のひとつにもなっている
 ....
故郷を遠くはなれて
というより
次の故郷をもとめて
家族はまだ
ふたりきりだけど
静かに暮らす日々が
永い冬の西日みたいに
遥かな春を望むように続いて


ふたりで
寝坊ばかりし ....
どうしてか愉しくて
とても切ない
詩作に貧乏文学を
探し出すことは
決してけちな節約ではなくて
倹約のようにも思える
少しだけ美談が得意なことも
失敗談がずいぶん苦手なことも
干乾びた ....
生きることの最果てには
哀しいことだけれど
とても深い孤独さえあって
少しでも幸せに
生きることが
生きた証として
残れば嬉しいのだろう
それが人間の運命と云うもの

そう誰かに愛さ ....
少しだけ甘いはずの
くちづけは
耀きながら
純白の彩りをしていて
太陽を恋するように
白いショコラは
口許にもそっと
溶けていくだろう

よく晴れた遠い朝へと
爽やかな太陽が
訪 ....
クリスマスイブの前夜に
ようやく恋人が
同じ携帯電話に
一緒に乗り換えることを
わかってくれる
港町に降りしきる
小雨に濡れて

まるで外国から
貿易船で運ばれた
苺のフランボワー ....
月がようやく
煌めくような日々にこそ
誰しものひとつしかない夜空へ
静寂という名の平和を
本当に届けられるのか
アフォリズムを
唱えるみたいにして
時間が止まること
さえをも希望する
 ....
かつてチョースケと云う
ニックネームの先生がいた
いかりや長介にそっくりで
思春期を過ごした
高校で体育を教えていた

受験とは脳内戦争ではなく
知識でも何でも身体全部で
覚えるしかな ....
夜空でフラミンゴが歌いながら
右足を差し出すとき
月影は大地をそっと染めながら
ガラパゴスウミガメは
まるで天球を月が
動く速さでゆったり
未来へと歩みを確かめる

  *

夢の ....
りゅうのあくび(146)
タイトル カテゴリ Point 日付
会議室スレッド
詩集&詩誌ここだけ出版編集日誌共同ブログ会議室08/9/19 7:25
文書グループ
彼女に捧げる愛と感謝の詩集文書グループ17/8/15
Democratic Poems文書グループ17/8/10
Breath of Fire Dragon文書グループ17/7/25
Lovers Fantasy文書グループ17/1/27
足跡詩集文書グループ17/1/3
No Smoking Anthology文書グループ15/9/4
猫詩集文書グループ15/8/25
投稿作品
これからも[group]自由詩5*17/8/15 16:20
白夜の終わりを照らすひかり[group]自由詩4*17/8/10 12:44
真夏を過ぎてゆく悲しみの向こう[group]自由詩417/7/25 20:14
そっと君から信じてもらう光景に[group]自由詩22*17/1/25 22:39
遠い夜空に炎を灯して[group]自由詩5*17/1/20 21:54
トナカイの足音[イングリッド・ヘブラーを聴いて][group]自由詩8*17/1/13 19:49
新聞記者が残そうとしたメモ[group]自由詩3*17/1/1 19:04
辻褄の合う伝言[group]自由詩6*16/12/14 21:10
もぐらたち[group]自由詩8*16/12/11 21:37
漆黒に彩られた翼-陽鳥に捧げる唄-[group]自由詩4+*16/12/6 21:02
聖地に捧げた詩[group]自由詩2*16/11/27 15:02
待ちぼうけの煮物たち[group]自由詩5*16/11/26 0:10
夜空を想う町医者[group]自由詩5*16/11/19 23:57
祈り[group]自由詩8*16/11/16 22:29
喋る雨傘と満月[group]自由詩11*16/11/14 22:40
世界で最も哀しいポーカーテーブル[group]自由詩2*16/11/10 7:45
口癖についての不思議[group]自由詩1*16/11/6 21:35
フレンチトーストとピアノ弾き[group]自由詩1*16/11/5 22:52
缶珈琲を飲み干しながら[group]自由詩2*16/11/3 19:05
たんぽぽ花粉予報[group]自由詩17*16/3/13 20:25
ミステリアス・パロディは月夜を染めて[group]自由詩4*16/3/6 20:11
オキナワとパクス・アメリカーナ[group]自由詩1*16/3/5 15:04
結婚式はふたりきりで[group]自由詩5*16/3/4 19:31
平成貧乏詩礼賛[group]自由詩3*16/2/24 18:30
花束の季節[group]自由詩11*16/2/22 21:55
ショコラ天気予報[group]自由詩4*16/2/13 21:43
ストロベリークリスマス[group]自由詩6*16/1/3 19:30
Why human repeat war again?[group]自由詩12*15/9/30 1:10
少年たちの受験戦争記[group]自由詩2*15/9/26 20:17
ちょうど動物園の夜空で[group]自由詩18*15/9/24 22:33

Home 次へ
1 2 3 4 5 
0.07sec.