木はおどる
きみたちは知らない
木の舞うすがたを

木はおどる
風に揺れるなんてもんじゃない
種から芽生えたそのときに
体をブンブンゆするのさ

枝が広がり
葉をのばし
おど ....
毎日つけているつがいのマスク
人間でいえばもう80歳くらいだろう
一日交代で洗っては干し洗っては干す
135回くらい洗っても毛羽立たない
どんどん肌になじんでいく
ほつれがないわけではない
 ....
長く続いていると永遠のものと思い込む
終わらないものなどないと知るとき
目の前のものがとても大切に思えるけれど
どれも散り際の薄闇にきらめいていて
何一つつかめないまま終わってしまうんだ
燃え盛る地獄の炎を反射するいくつものシャボン玉
カビが生えたどこにも行けない足の裏のやわらかさ
数千年前に作られた仏像の中の密室に閉じ込められた空気
排ガスの中の毒が憂鬱な日曜の日差しを浴びて
 ....
しあわせが雲のように
ふわふわと私の周りに漂っている
今しあわせの中にいるなと
気にしなければ
気づかないくらい何気なく

たぶんそのしあわせは
閉じ込めておくことはできなくて
いろん ....
こころは土ににている
人によってちがうけれど
すてきな人たちはふかふかで
たくさんの養分がある
種さえあれば芽を出して
大きいものや小さいもの
甘いもの苦いもの酸っぱいもの
何かが実 ....
とてもねむい
まぶたを閉じれば
くらいついている意識もはがれ
夜の底にしずんでしまうだろう

だがわたしはねない
だって金曜の夜だもん
たのしいことがたくさんある
まだまだいろんなこと ....
心の薄い皮を
細く削いで
お湯に浸して
柔らかくしたものを
ぐいぐい編んでいく
腰のあたりで
ミツバチが巣をつくり
ひそかに蜜をためている
肺の辺りに茎が伸び
小さな紡錘体のつぼ ....
歌が流れたときに特徴的なイントロのものが好き
これから始まる歌詞と声に道を作りながら
世界観を広げていってくれる
心が弾んでいくはじまりの予感に満ちている
そこには新しい別の世界が広がっている ....
暗闇のなかの白い砂
寄せる生ぬるい波
ぼんやりと砂の中からひかる

やってもやらなくてもよかった
いつかの課題たちが
ゆっくりと点滅している

千匹の子どもを度々生むならば
名前をつ ....
疲れた体に
酒を擦り込み
溶きたばこにくぐらせ
ギャンブルをまぶして
油で揚げる

すりおろした残業を
満員電車で煮込んで
とろみをつけたところに
熟成させた連勤で味を整えれば
 ....
大きくなったら何になりたいの?
将来の夢は?

絶対に嘘はついてはいけない、人の傷みのわからない人間にはなるな、女の子がそんな言葉を言ってはいけません、男の子なのに泣いては駄目だ、ものを粗末 ....
川沿いを歩く
アスファルトが敷かれた道と
コンクリートに囲まれた川

空気が止まっている夜に
桜がひらひらとこちらへ
回転しながら降ってくる
街灯が至近距離で照らしだす枝に
花はもうま ....
冬に雪が降るように
春は砂糖が空に舞う
なまあたたかい日差しと
つめたい突風に乗って
粉糖がにわかに吹き上がる
乾いた頬にさらさらと
なめると甘い
空気がもう
糖分で黄ばみ始めて
 ....
夏が終わっていく。カンカンと日差しに照り付けられていたアスファルト。道が太く細く血管のように行き渡っている町で、その熱は人の体温を越えるほどだった。
 夏の忘れ形見として、南の方からやってくるい ....
どんなにたのしいゲームでも
電源を切ったらさようなら
ゲームの世界に遊びに行っても
いつかは帰ってきてしまう

朝起きたら窓際にポッポちゃん
困った顔のコラッタがベッドで僕に威嚇して
廊 ....
①はじめましてポケモン
1996年ポケットモンスターの赤と緑が発売される。
ポケットモンスター略してポケモン。
男の子が草むらに入るだけで危険だと止められる不思議な世界だ。
最初にゼニガメ、ヒ ....
夏はなぜ暑いのだろう
やさしさを失っていく熱風に
焼かれながら日陰の枯れた道を行く

墓の周りには
もはや草であることをやめ
木に仲間入りした太い雑草が
狂ったホウセンカみたいに
ニョ ....
実際の風景よりもiPhoneで撮った画像の方がきれい

目の前の君よりもTwitterで数行ずつ切り取られた君の内面の方が好き

お肉をもぐもぐ食べる時より今夜の店のレビューを見てる時の方がお ....
冷えた糖蜜の
途切れず
細く垂れるのを
吸いながら
暗闇に溶けて
見る夢は
疲労感なく
洒脱な世界へ
かろやかに
浮く
はだしでゆかをあるく
しっとりとつめたい
うすぐもりのふうけい

とても風が強いので
木という木がゆれ
腹黒い雲が急がされる

ガラス一枚越しに見ている
ここはとても安全で
雨も風 ....
線路だった場所に
草が生いしげり
刈り取られる

丈の短い草が
また生え始めていて
石が敷き詰められていたはずの
細い小道が心なしか
ふかふかし始めている

もうかたいものは
は ....
いつのまにかあった家
気づけば幾年
窓も褪せる
ひびにテープ
天井から埃の糸
忍び込む猫
減る家族
積もる思い出
柱は底から朽ち
素通りしていく
人も風も時も
残ったものは
何 ....
瓶を持っている
普段は隠しているけれど
常に持ち歩いている
中には液体が入っている

一人でさ迷っている
瓶の底に手をあてて
注ぐ動作をするなど練習を怠らない

栓はまだ抜いてい ....
風のない場所で汗をかく
獣の毛がなびくときは
いつ?

空から音の降る日
潔く浴びた方が良い
地にしたたり落ちた音符が
服を濡らし靴に染み込む

踊ろう
委縮した芯を揉んで
火照 ....
ミサイルが雲を吐き出していく
いつものように飛行機ならばよかったのに
女だって子どもだって
味方を攻撃するものは殺す
復讐の芽を摘むために
一族郎党皆殺す
不用意な情けは平和を遠ざける
 ....
霧が立ち込める舗装された道
柵が道の脇をどこまでも塞いでいる
細長い檻の中を走っている気分
柵の先はどこまでも草原
草の剣先に水滴がついて
風が吹くたびにキリキリと流れ
透明の花が咲く
 ....
にくしみ(要冷蔵)

うつくしい女たちの化粧が
ポリゴンに近づいていく
服はムダがはぶかれ
生地は豪華になる

腹の中のにくしみが腐っているのが
外側から見ていても分かる
にくしみは ....
メザメロメザメロとわめくけれど
わたしはとうに起きている
いちばんねぼけているのは誰か

ゆめの中でだけほんとうの自分でいられる
さまつなことが捨象され
円をふちどる線は消える
残るは小 ....
童貞のまま30歳を迎えれば、魔法が使えるようになる。そんなわけはないのだけれど、奥手で純朴な男たちの中には、そのことが孤独の支えになっていることもある。
百年経てば物には命が宿る。そんな言い伝えもあ ....
木屋 亞万(509)
タイトル カテゴリ Point 日付
文書グループ
象徴は雨文書グループ09/2/9
ミソひと文字文書グループ08/6/22
投稿作品
木はおどる自由詩3*20/8/13 22:20
マスク自由詩1*20/4/20 23:29
time to say自由詩1*19/10/13 1:32
映像写真自由詩019/4/28 13:57
しあわせ自由詩3*18/4/22 10:18
拝啓どろの沼より自由詩3*17/11/25 22:52
金曜の夜自由詩017/10/20 22:48
simile自由詩2*17/9/23 9:46
いいね!自由詩4*17/8/26 22:35
GAS自由詩3*17/7/1 23:03
りょうり自由詩1*17/6/4 0:04
she said自由詩4*17/5/4 23:49
あるく自由詩2*17/4/30 23:24
sugaru自由詩3*17/4/2 21:49
はぁ自由詩1*16/9/24 19:14
Pokémon COME自由詩016/8/3 0:27
僕とポケモンとGO散文(批評 ...3*16/8/3 0:24
嵐の予感自由詩2*16/7/30 23:47
想像という病自由詩2*16/7/17 11:58
ゆめ自由詩1*16/5/3 16:58
春眠暁を求めず自由詩2*16/4/17 13:14
春道自由詩1*16/2/28 16:05
ie自由詩1+*16/1/30 13:10
自由詩3*15/12/26 16:55
だん自由詩2*15/9/19 23:21
無翅自由詩4*15/4/20 0:17
キリ/サク自由詩3*15/3/25 23:19
にくしみ(要冷蔵)自由詩7*15/3/21 0:13
la pluie de sirop自由詩3*15/3/14 12:19
冷えていく鉄自由詩1*15/3/1 15:52

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