何かを掴もうと 手を伸ばしたら

逆に引っ張られた

欲しい物が手に入った と思ったら

精巧にできた まがい物だった

声をかけられて 振り向いたら

同じ服装の人たちが 手招き ....
散るよ 散る

私がここで散る

そして 夜の闇に消える

私がいたこと 誰か覚えてる?

涙を流しても 誰も悲しまない

いつの間に こうなったの?

夜の街がよく見える 高 ....
友達が死んだ

まともな恋愛もしないまま

友達が死んだ

親孝行もしないまま

友達が死んだ

ペットの世話も途中で

友達が死んだ

食べかけのリンゴを残して

友 ....
わたし  本当のことを言っているのに

いつまでたっても  信じてくれないの

だって  ここで嘘をついたって

後から  また苦しくなるだけ

だから  恥ずかしいけど

ここで ....
今日は僕の家に泊まる?

「うーん・・・」立ち止まって考える

気を利かせた車が 僕たちの前で停まる

でも 考え込んだまま 止まったまま



車の運転手の不思議そうな顔

 ....
やばいよ やばい

「僕がいるから」

あなたの言葉の不確かさに

「孤独になる」

取り残され  頭上に広がる闇に

「早く 早く」

焦って何かに摑まる  不 ....
私が持っているパーツと
あなたが持っているパーツ


これが合えばいいんだよね?
まるでシンデレラを探す王子様のように
あなたが小さなパーツを持って


「このパーツと合う人を探して ....
涼しくなった夜を迎えたら

わたしはもう  必要ないの

暑かったから  一緒にいられたの

強すぎる 日差し

ゆらゆら揺れる 街の熱

冷めない 熱帯夜




何も ....
夏の夜

かなわない恋に

何を期待しているの

ゆかた姿のあなたが

花火の色に染まったとき

私が背伸びをしたって

届かないとわかった




打ち上げ花火のよ ....
昨日の喧嘩で

あなたに 冷めて

そのことを思い出して

思わず目が 覚めて




私よ  さめて

こんな 色が褪めた現実なんて

きっと幻なんだって


気 ....
太陽が自分の姿を隠すとき

世界を赤く染めて

自分が消えていくことを

知らせて 消えていく




それは私も同じく

誰かの元を去るとき

私がいたことを忘れないよ ....
1*

あなたとつきあっている

もっぱらの噂よ

そんな事実ないのにね

でも 知らないでしょう

そんな現実を求めている

私の姿を







2*
 ....
1*



きずつきながらも

みんなから認められなくても

がんばってみるよ

すべては君のため

きっと振り向かせてみせる






2*



 ....
1*
「付き合おうか」

と言ってくれたあなたに

「夢があるから」

と断ったわたし

自分の一言に泣いた

あの日の帰り道




 
2*
今日の空は

 ....
1*
電話をすればいいのに

ついメールをしてしまう

あなたもこの時間を

楽しんでいるでしょう?

返事はたった1行でもいい

私のために考えたのなら




2* ....
1*
小さい頃の夢はなんだっけ

でも君に逢えたから

もう いいや

それほど君が

大好きなんだよ





2*
大好きといわれて

それじゃ足りないなぁ
 ....
俺の家の前に

小さな君の足跡

続いている

ついてってみよう

エレベーターじゃなく

階段で上へ昇り

屋上で途切れた

そうか ここまでだ

君が別の人の元へ飛 ....
頭上に広がる

厚い灰色の雲

突然 切れ間から

青空が見えてきた

それを見て

次の週末に あの交差点で

あなたと別れても

生きていける気がしてきた



 ....
月が満ちたとき

手をつないで 一緒に 夜道を歩いた

月が半分になったとき

来ると信じて 部屋で ずっと待った

月が細くなったとき

涙で形が変わった

月が姿を消したい ....
ぼくは急いでいた

きみに気づいてほしくて

ぼくは焦っていた

きみが遠くに行ってしまいそうで

ぼくは迷ってしまった

きみに ぼくの想いを伝えてもいいのか




 ....
空が暗くなると

あなたが来る暗示

空が明るくなると

あなたが離れる合図



夜は好き

あなたに会えるから

暗いのが好きだから



でも 

あなた ....
もし この街が 爆発したら

僕は 君のそばに いるよ

だから 君は 僕のそばから

離れないで 僕の腕の中に 居てほしい



もし この街が 爆発したら

僕は 君に対し ....
この赤い空を見て

あなたは何を思う?

この星空を見て

あなたは何を思う?

この雨雲を見て

あなたは何を思う?

この稲妻を見て

あなたは何を思う?

私はね ....
もう何も言わない

何も言えないよ

そこまでやれって言ってないのに

そんなにボロボロになるまで

命令を聞いてくれた


もう自由にしていいよ

身勝手な奴って思ってもい ....
「大丈夫だよ」

あなたの言葉が不安定な気がして

水面に浮かべたら

あっという間に沈んだ

「俺に任せろよ」

あなたの言葉が乾いている気がして

地面に落としてみたら
 ....
虫刺されがかゆくて

かいていたら跡が残った

外を見ると

強い日差しが差し込んできた

あっ 思い出した

こんなに外がまぶしい日に

あなたはひっそり この家から出て行っ ....
寂しい夜には

君の好きな曲を聴く

すると 思い出すんだ


必ず 君がそばにいて

必ず 一緒に笑い合って

必ず まだ見たことのない

地平線の先について 語り合う
 ....
あなたが気に入っていた髪形

今日思い切って変えてみた

あんなにひどい事言われたのに

あんなに外で待たされたのに

あんなに心配してたのに

今でも あなた好みの女でいたよ
 ....
嘘は夜につくといいよ

あの人がそう言った

特に夜が深ければ深いほど

真実が闇の中に入り

人間も影に身を潜めて

やがて「嘘」が「本当」になるんだって


今夜はまぶし ....
あなたという太陽が消えた時

わたしは今でも

決して明けることのない夜の中

わたしも星空になりたいな

すると雪がはらはら降ってきた

わたしの好きな雪

今日はここにいよ ....
森下 流華(35)
タイトル カテゴリ Point 日付
シンジュク自由詩1*07/11/13 16:20
最後の夜自由詩2*07/10/20 22:53
死ぬということ自由詩4*07/10/9 18:06
長い告白自由詩2*07/10/1 18:41
とまる自由詩3*07/9/14 22:01
不安定な立場自由詩1*07/9/7 19:43
赤いパーツ自由詩2*07/9/5 19:52
夏の関係自由詩3*07/8/29 19:36
花火自由詩5*07/8/22 14:53
さめる自由詩3*07/8/18 22:38
赤くなる自由詩2*07/8/18 22:23
届かなくても自由詩5*07/8/7 18:20
願い自由詩2*07/8/7 18:11
悲しみ自由詩007/8/2 18:50
幸せ  その2自由詩1*07/8/2 18:27
幸せ  その1自由詩1*07/7/29 21:31
足跡自由詩6*07/7/22 21:09
週末自由詩4*07/7/19 21:02
私と月自由詩7*07/7/14 18:05
会えない自由詩4*07/7/11 16:32
夜と朝自由詩7*07/7/4 18:31
爆発自由詩1*07/6/27 19:28
いつもの空を見て自由詩5*07/6/21 19:02
命令自由詩1*07/6/19 18:23
言葉自由詩3*07/6/15 19:26
自由詩2*07/6/2 20:08
幻想自由詩6*07/5/21 21:54
髪と縁自由詩5*07/5/15 19:20
自由詩4*07/5/10 15:30
悲空(ひくう)自由詩1*07/4/25 21:15

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