たたかって
たたかって

かなしみをえらんで

かなしみにえらばれて

たたかった意味さえなくして


月がゆらぐ

夢がとおくに消えてゆく

それでもおまえ ....
あの空は
ぼくたちにとってのどんな色で
何かを忘れないための色になったりするんだろうか?

つきぬける青に白い雲ひとつ

思いかえせば、
この変わらない空の下を
ながい間、 ....
だれに愛されるわけでもなく 
だれを愛するわけでもない
 
あなたはあなたのままでいて 
わたしはわたしのままでいる 


独り歩くということの 
ゆき場も見えぬ哀しみの 
 ....
あなたがあなたであるために

あなたがあなたであることを

あなたの限り、
生きぬいてください
ずいぶんと歩いていた 
ぼんやりとそれだけはわかる 

ふくらはぎの痛みの感覚は通り越して 
いつか読んだ本の陳腐なストーリーのセリフみたいに
「それでも行きたい先がある限り歩くんだ」 ....
魂ヶ崎 


たましいがさきで会いましょう 

希望の岬で会いましょう 


あなたが飲んだ、その泥までも
あなたが裂いた、その腹までも 

すべてを洗い流した場所へ
 ....
朝が月を殺す頃

その細い首をきゅっと絞めあげて

太陽がごうんごうんと鳴りはじめ

白い光は
精液みたいにとろりと落ちて


ぼくは生まれてこなければよかった、
と思うのです
 ....
あのとき、偶然
だれにも声をかけられていなかったなら

ぼくは今ごろ
ここにはいなかったのだ


偶然、生きているぼくは

今日も、また改札口をぬけ

ケータイを開き

牛丼 ....
あなたの誕生日はいつだったっけなぁ
と思いながら

刻々とすぎてゆく日々


選ぶべき言葉も選べないまま
大切なもの
いっさいが流れてゆくというのなら

それは、きっと
わたしが ....
ふらふらと 
京都から帰ってきた
 

またウイスキーを一瓶、
一気に飲み干して 

そうだな 
俺は俺を殺したいのだと思う 

今はそんな夜 


また見たいな ....
また、この季節がきたよ
ながかったねぇ
ぼくたち
 
華やいで
きみ 
咲いているよ 

あの花は 
すべてを忘れろっていうように 
咲いて、風に流れているんだ 

 ....
なくした言葉がいくつかあって 
それを、また 
見つけだすのにあたふたなんかして 

正しい言葉 
わからないんだ 
ぼくは 


言葉は無力だと知っていて 
それで ....
ねぇ、死んじゃったら 
なにも見れなくなるんだよね? 
なにも伝えられなくなっちゃうんだよね? 

そこには、なにもなくなっちゃうの? 
なにも残らないの? 
天国にいくの?   ....
わた雪が
景色の中で降っていました


それが幻だということは
知っていました


幾重もの

ゆらゆら
ただよい降りて

白く、たどりつく


地の上へ
その音が耳 ....
世界が変わった日というならば


あの戦争が終わった日よりも

ビルに飛行機がつっこんで
世界が戦争をはじめた日よりも

あなたがいなくなったその日が
ぼくにとっては
 ....
2ヶ月ぶりに退院したヤツと飲みにいった

とりあえず、おめでとう、と乾杯した
ひさしぶりに元気そうでよかったなと思った



長話。

こないだは、友人たちと鍋をした
男 ....
燃えておりました

街は真っ赤に燃えておりました



ぼくは、ぼんやりとテレビの前で
その光景をながめておりました

電気はつながっていました

すぐ横には、
割れたガラスの ....
うつ、という言葉が好きではありません

その言葉で
ああ、自分は、そううつというヤツなのだ、
と思えば
すこし、居場所をあたえられたような気にもなりますが
なんだか、その言葉ひとつで
自 ....
あたたかな
あたたかな皮膚を
思う


なんだか涙がこぼれてくる

いのち
ってものを
意識にうつす

ゆっくりと、
ゆっくりと、

つぶやくような

そんな言葉で
 ....
きみがしあわせになれれば
それでいいと願っていたあの頃は
うそじゃないと信じたい


だけど、
なみだがこぼれて止まらない



今も、ぼくは、
いつかのこころの真ん ....
ここに来させていただいて、
1年が過ぎました。

多くの方々の詩を読ませていただけたこと、
そして、多くの方々に私などの詩を読んでいただけたこと、
こころより感謝しています。

 ....
ねぇ

ぼくたちは、
もっと、笑っていてもいいと思うんだ

もっと、はにかんでいたっていいと思うんだ



むずかしいこととかじゃなくて
かなしいくらいの澄んだ青空を見上げていて、 ....
現実はいつも
残酷な音をたてるからね


いまだに
感情をふりきれないこの男は

情けない、と

つぶやくコトバ以外を思い浮かべられなかった


あてもなく
わらい顔をつくっ ....
夢のように細い骨で
ぼくたちは生きてきたんだね




愛についてを乞うたのならば

骨と枯れても

幾千

幾憶


そこには声があった、と
想う

 ....
ぼくには声はないよ

さけんで さけんで
声はきこえなくなってしまったよ
ぼくは、うたえないよ
ただ、卑屈な笑みしかつくれないよ


正直、今日も死にたいと思っているよ
病気と言って ....
夏の終わり

りんりんと鳴く虫の音の響く夜の淵

なまあたたかいぬめり気が
頬をなでる



セックスを終えてアパートを出た後の
このにおい

夏のにおい、のような
記憶のか ....
旅だとか
なんだとか
の前で
ぼくは無性にくすぐったくなる


ここは星がきれいだ
ただ、それだけでよかった

くちにする言葉なんて
くだらないことばかりで
ハンドルを切り損ねた ....
空よりは高くはない

ただ、
この丘から見える景色をながめている


「素直にしているの?」

「凛としているの?」


そんな問いかけは
この宙に、あてもなく溶けていく

 ....
あなたは陽のように
わたしの胸を
つつんでくれました
わたしは影となり
あなたの心で
生かされたいと願うばかりです


あなたは哀しみをまとい
それでも生きようとする姿に
光り ....
10万人の名前を書き並べてみる



書き並べてみる

書き並べてみる





ただ、ただ、
帯のように
書き並べてみる


それぞれの名前
いろいろな名前

 ....
わら(70)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩1009/3/26 23:20
ぼくら自由詩21*09/1/8 18:11
大輪かがり自由詩14*08/11/18 20:49
あなたがあなたであるために自由詩12*08/10/28 16:18
Bob自由詩22*08/9/11 20:06
たましいがさき自由詩20*08/8/14 13:26
似た光自由詩21*08/7/5 1:01
Re:自由詩25*08/6/14 10:32
クマのぬいぐるみ自由詩20*08/5/22 6:12
じゃあ、また自由詩22*08/4/28 2:19
ひより自由詩26*08/4/7 0:35
返信自由詩35*08/3/18 20:54
こころ自由詩15+*08/3/7 18:26
まさ雪自由詩13*08/2/22 5:27
その、すべて自由詩11*08/2/11 17:41
死んだアイツのことなんて、どうでもいいと思っていた自由詩29*08/1/24 11:48
今日、神戸の街にも雪が舞いました自由詩15*08/1/17 21:12
そして、光自由詩20*08/1/14 19:57
うつろ自由詩14*08/1/4 0:46
愛すること自由詩17+*07/12/14 18:36
未詩・独白26+*07/11/18 7:37
ねぇ自由詩26*07/11/10 4:04
ぽぽろん自由詩10*07/11/5 0:37
ぼくのかなしみが骨に似ていても自由詩36*07/10/5 18:42
おれも女に生まれたら、ワンピース着てみたいな自由詩27*07/9/7 3:51
うなり自由詩26*07/8/31 21:34
空気自由詩12*07/8/29 21:40
夏空自由詩10*07/8/26 23:11
ハーモニー自由詩16*07/8/21 15:53
君が名自由詩20*07/8/15 6:19

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