まだるいベッドの上
まるどらのはみ出した先っちょを不意につまみ上げると
焼きマシュマロがどろりとクラッカーからずり落ちた
ああ果てしなく伸びていくだけの朝
しかしこのだらくは健全である

 ....
つめばりばりがついてくる
つくしてもつくしても
つれないやつがついてくる
つっついたらばつのつんつん
つつつ
よこたわるさんびきの
つんつんつん
つみぶかきつめとぎの
つめばりばりはつ ....
所得保障の大半がバカ高い税金で飛んでいくなか
人びとは中国製格安EV車を乗り回し
通りのホームレスは皆そろってユニクロのシャツを着ていた
 あれはリサイクルポリエステルシャツや
 道ばたんペッ ....
物流倉庫は四角を縦横へ移動させるだけのスライドパズルだ
使用感の強い折りたたみコンテナが今日も
コンベヤベルト上を強い使命感のもとに走っている
くわえ煙草の検品係はまたハンドリフトのキックボード ....
とある復活祭の朝
石臼の歯ぎしりがごりごりと響く工房にて
くるみの近衛兵が殻から脳みそを無造作にえぐり出していた
傍らの国営テレビは再放送のヨダレを垂れ流し
ただぽかんと口を開けたグランマと
 ....
皮ジャン男のやっすいダンディズムを横目に
紙ナプキンのミサイルを作る朝
ディスプレイの中では砲撃音がさざめき渡り
手足をバタつかせた蟹たちが逃げ惑う
川底に赤い砂煙が巻き上がると
ファーウェ ....
いつしか昼も夜もなく
ハッカ水にうつろいながら
丸も角もなく
グラスの境界線を忘れて
溶けていたよ

冬の過ごし方がズルくなったね

寒天ゼリーを包むセロファン
あれぐらいに
僕の ....
せばまり始めたことも知らないで
倍速の万華鏡をのぞいていた
若さは切なく

彼の耳になってから
草木はみるみる伸び
鳥は快活に舞っていた
従順な後頭部でチャイムを聞くと
猫が愛してくれ ....
猫の足跡がちりばめられたコンクリート上
子供のピコピコ靴が走っていく
惜しみなく落っことしていくエモーション
揺れて、弾んでは転がり、また揺れて
すこやかな肉球は
玄関アプローチの飛び石みた ....
笹の葉そよぐ天の川
雨はなまじろい未練を透き写し
パクチー乗っけた汁ビーフンに
そぼ降る孤独を吹き流し

野良猫たちは
星を待ってわらわら揺れる

残り汁に冷や飯をぶち込んだら
締め ....
ざわめき揺れた交差点
プリズムはガスタンクのなだらかな曲線を跳ね
群衆はみな拝むのだ
陽炎のなかでふるふると光っている
あのヴィーナスのおっぱいを

そして兄弟達は今日も
はしたない笑顔 ....
ッ!
半年に一回ぐらいは必ず、タンスの角に足の小指をぶつける。

ッ!
なんで、こんな時間、やばやばやばッ、あ、目覚まし、かけるの忘れてたッ!

ッ!
起きたら朝の5時か夜の5時かわから ....
淡墨ぼやかしたウシガエルの唄が
障子紙いっぱいに滲みわたり
窓辺の猫がくしゃみをすると
ぱちんと切れた電球

よそいき
すしはね
かたおくれ

いっつも愛想ように
笑うて
すまし ....
老婆のすすり泣きのような木枯らしが
倒し窓からひゆうひゆう吹き込んで
締まりのわるい股がまたガタつく

待機室の乾燥しきったトイレが
嬢にはいつだって天国だった

サンダルに押し込めた素 ....
トロピカナルパイナのチップルで、胃をオンラインしててて発生です。
最上の生物エネルギー生産に。

痛いみを軽減すててて頭蓋が快適。生物学的機能を好します。
非定義外因性状態発細胞適合粒子の一酸 ....
ポエマーの皆さん、こんにちは!

ところであなたは、ポエムチックな長文ラブレターを送ってフラれたことはないですか? ポエマー体質な自分なんかは、すぐこれやらかします^^
普通に書いたら面白くない ....
近所に打ち放しコンクリのばかでかい博物館がある。
館内はなぜだかいっつも薄ら寒くて
無機質なあいつの心ん中みたいなんだ。
奴はそれこそ、のっぺりした四角四面の「ぬりかべ」だね。

ちょい ....
自由美学(17)
タイトル カテゴリ Point 日付
まるどらロッキー自由詩022/7/6 12:03
つつつ自由詩222/6/21 15:54
持続可能な幸福線上のアキラ自由詩2*22/5/11 23:41
ザ・倉庫自由詩3*22/5/5 0:54
バッグス師範代の田園工房自由詩222/5/3 3:54
仰向けの蟹自由詩122/4/6 14:51
セロファン自由詩122/3/1 1:21
ぜんまい式自由詩021/10/31 16:58
すこやかな肉球自由詩021/10/4 23:02
ひとり飯自由詩121/7/7 20:00
パブリック・エッグファーム自由詩121/6/30 7:03
ッ!自由詩021/6/7 0:20
よそいき自由詩121/6/4 3:12
万年ヘルプでごめんなさい自由詩021/1/7 0:39
ケトーシスのためのケト自由詩120/11/13 7:26
ネット詩人はゾンビである散文(批評 ...120/9/23 8:25
うだる博物館の妙散文(批評 ...120/7/31 22:59

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