濃い
牛乳を
まだ薄暗い
牧場の朝
飲んだ
東京を棄てた


影は長く
りんごの木まで伸び
わたしは大人気のタピオカ店を
なぜか思い出し
青くなった空を見上げ
人を

 ....
いとしくていとしくて
星空を仰いだその
裸の心
ではなく
裸の体

そこにみつけたい

ずっと伝えたかった

生まれ育った田舎の田んぼのあぜ道
泥まみれになって駆け抜けてたあの ....
目の前が真っ暗
けれども
光るしあわせが
横切るのは
みえる
はじめ
それが小鬼かと
思ったので
世界に対してもっている
咳払いのような嫌悪感で
吠えながら ....
穿つ
一点の水滴
たえまなく
焦らず
おごらず
白い石、穿つ


ダメな
期待を
いだかせない
過去の自分自身を
穿て


刃物のような崖から見降ろす
目の前の荒海が騒 ....
時の
進み方を
しっかりと知るほどの

勝手に
しなだれかかる
時代が来ている
作られた哀憐が
小さな音を立てて

ぼう、っと燃えている

忘れられない
想い出のダンスを
 ....

時計の



どうぞ
ご勝手に
どうぞ


変わればいい
変わりたい人は
変わればいい


その時代の
心のカタチを
あなたに
教えてあげようと
思ったけれ ....
みかんが美味しい

コタツに入り
テレビを見て
くされ縁のあの人と
いっしょに食べる

みかんが美味しい

吹く風は
窓ガラスを叩いて
あたたかい部屋に
入ろうとしているのか
 ....
おもう
おもわれる
おもいたい
おもわなければ
おもう、おもい
おもい。

どうしてもおもいどおりに
ならないとき
諦めて
しまう
そのまえに
もう
このおもい
伝わらるな ....
ごめん。
嘘ついていました。

恥にまみれた人生を、送って来ました。

なにもカッコつけたいわけじゃなく、
じゃなく、
とてもカッコをつけたいの。

だって、生きて、

なんのた ....
その人の
あとを追って
こんな風に
なってしまった


砕けないよ

砕けるほど
かたくないもの


流れないよ

流れるほど
弱くない、はず


砕け ....
呼ばれたむかし
そんなことも
なかったけれど
なぜか
悪者と
呼ばれていたわけは

わからない

わからないけれど
みられる熱い
まなじりだけは
ほおを刺すように
感じら ....
失くしたものは
清らかな意地


血まみれで
無様で
嘲笑われ
下を向き
見つめたい
想いの力が幸せと
かつて信じて
強くあれ
そう
言い聞かせ
ただひとり
泣いたりする ....
この身うつ
この心うつ
雨は降れ


雨は降れ
だんだら模様の
灰色の
雨は
降れ降れ
その矢で
刺された


刺された
命が
血を流す
どろろ
どろろと
血を流 ....
寂しいとき
なにを
どうすれば
いいんだろう


むずかしい
理性や知性が
犬の役にも立たない
感情まみれの
猫の世界では
もう

アッハッハ

笑って ....
明るい
化物
佇んで
いる
月が
照る
夜道
街灯
白く
光る
佇んで
いる
明るい
化物


土色

こども
たちが
笑い
ながら
夜の
街を
 ....
水を
飲み干す

きれいに
戻れるの


過去は
穢されて
きれいは
きえはてて


水を
飲み干す

涙も
流れるの


過去の
ゆるせない
じぶんも ....
切りとる
世界を
見せて
おくれよ
写真じゃ
ダメさ
詩じゃなきゃ
見えない


心という
見えないもの
おもいという
不自由なもの
楽しげな
笑いなら
楽しげに
見 ....
ブランコが
風に
揺れ


止まったら
音も
止む


ブランコが
止まったら
寒月も
マネをする


夜の都も

止まれ


とか
そんな
願いは ....
つきが
照る

みちに
街灯
しろく
照る

ひとり
あかるい
零時が
この部屋に
きて


土色の
燻んだ
顔が
恥じるのは

みち
まちへ
出たい ....
心の色は
なにいろ?

どうしよう
アイスを食べても冷たくない
病いのなまえをなんといったか
どうしよう
この街の色が白黒になり
心弾まない病いはなんといったか

どうしよう

 ....
磁石は
線をだす

磁力線と
いう

おなじ
性質は
はんぱつし、
ちがう
性質は
ひきつけ
あう

磁場のなか
磁化が
おこなわれる
なか、
つみは、
 ....
なにも
カッコつけたい
わけじゃなく
いつまでたっても 
辿り着けない 
力なく
のほほんしてると
日々が逃げて
食っちゃ 寝て 起き
食っちゃ 寝て 起き
なにしてんだか ....
すずむし
うたう

夜長
いつもの
うたかた
夢みます

こころ
凍らす
消えない
おもいで
あの手の
温もり
だけ
すてないで
ひとつ
ふたつ
みっつ
よ ....
みすてられた
犬に
なりたかった
けれど
かこが
いまでは
黄金郷

みすてられた
犬に
なりたかった
けれど
みすてられた
犬に
なれなかった
今日

あ ....
秋の
夕べ
芝生

虫の
ねいろ
隠す

笑い
声の
渦に

とまる
赤蜻蛉に
かぜ

虹の
噴水
ながめ

公園の ....
 
よおて
ぐちばかり
ゆうて

ねても
いびきかくと
「ウルサイ」

いきて
さびしいと  
ゆうて
 
いまも
まいあさ
しんで

しんで
しんで 
しんで
 ....
その頃どんなに目をこらして頑張ってみても
夜空には星と月しかみえず
ひとりでは
生きるってそんなもんだと今でも思っています

時計台のある北の街で感じた
そうでないひととき
その人は白い ....
今はもう正直に告白してしまうが
私はあなたのようになりたかった
じぶんの思いが大切で
花火のようにことばをみんなにぶつける
本当の自分を押し込めることなく
イヤなことはイヤといい
うれしい ....
「いまは寂しい色をして
 小さな声で泣いている」

もっとじぶんのこと
甘やかしてあげればよかったのに

あのときあなたがやさしく心を
つつみこんで抱きしめてくれなかったら
きっと冷た ....
あの人に両肩をつかまれて
力いっぱいゆさぶられた

あなたはなぜだれもあいさないのですか

見上げると空はただただ青かった
きっと光がまぶしかったんだ
あたしはしっかりと目をつむった
 ....
犬絵(31)
タイトル カテゴリ Point 日付
遠吠え自由詩619/4/13 9:46
はだか自由詩519/3/13 10:06
遠吠え 自由詩619/2/16 7:02
崖の上の星座(ほし)自由詩419/2/3 10:03
新しい黄昏自由詩519/1/26 11:38
自由詩419/1/20 8:03
ひとり自由詩1119/1/9 11:31
窓の外には雨が降る自由詩418/12/24 10:36
ラッパ(ごめん。嘘ついてました。)自由詩818/11/23 6:36
ガラスの心自由詩418/11/17 13:33
流星の涙自由詩1218/11/13 1:15
白い世界自由詩1118/11/10 1:57
立つ自由詩818/11/3 6:05
けものよ自由詩718/10/28 13:48
ハロウィンのともし火自由詩518/10/27 7:53
自由詩1418/10/21 19:46
詩のうた自由詩1018/10/20 18:17
海の涙自由詩518/10/14 8:59
よみち自由詩518/10/13 9:26
あきらめの色自由詩218/10/7 15:02
よるの匂い自由詩818/10/6 6:26
ラッパ自由詩618/9/29 8:00
すずむしのうた、希望の詩自由詩818/9/27 5:00
い、は、 犬、の、い。自由詩618/9/24 10:46
白蛇自由詩418/9/22 7:54
よおて自由詩318/9/16 9:13
さくらいろ自由詩217/10/28 10:25
ルキフェルとティンカーベル Ⅲ自由詩1*17/10/7 9:09
ルキフェルとティンカーベル Ⅱ自由詩117/10/7 9:08
ルキフェルとティンカーベル Ⅰ自由詩117/10/1 9:48

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