どうせ、なのです…
こうして内から外へ
溢れ出たしずくは
募るばかりの、愛すべき…悲しみ
「あなた」がそうさせたのでしょう?
いいえプカプカと浮かんで
溜め息と共に遠くの星に月に手 ....
命がいる、私の中
童がいる、私の心
愛が要る、私の声
あなたはいる、この世界
ただ
ずっと、ずっと
繋がっています
まっすぐの大きな道を
光が行き交うあそこまで
右にはグミの木
左にはテニスコート
満月を見ながら
走ったり歩いたり
月がついてくる
風も直線
濡れた髪だとよく分かる
私は踊るよう ....
ありがとう そして
先へ行って
あなたは 切ない
暖かい
知ってると思うけれど
行き先は同じよ
私の気持ちは 同じよ
ね、ありがとう
そして
....
マンションの屋上のふちに座り込み
スニーカーのつま先と話していた
つま先が「死ね」と言ったように聞こえたけど
私は気づかない振りしたくて鼻唄歌ってた
つま先は何度も言ってきた
私は苛 ....
ダメダメだ…
神様さぁ…ねぇ聞いてくれる?
力をどんどん吸い取られているような…
一体、どこのどんな掃除機よ!
私を何だと思っているの?
私!…私は……
私は正直なのよ!
自 ....
心の戸棚に並んだアルバム
私よ、鮮明に見ることができる?
ある1枚の写真を取り出す・・・
コスモス畑と幼き私
青いお空が印象的
私よ、思い出してごらん?
・・・おぼ ....
砂粒のような私を
あなたはそっと掬い上げてくれたけど
その優しい指の隙間から
さらさらと音を立てて こぼれてしまった
なぜ?と問う私に どうして?と責める私に
あなたは幾度となく微笑んで ....
きれいな紙に
現実を書いて
違和感を感じた
だから
キレイ事だけを書いて
納得しよう
こんなに綺麗な私に
見とれよう…
…ふざけてるわ!
きれいな紙と ....
ゆびきりげんまん 誓いましょ
「また明日」
沈む夕陽を 背に抱え
少し下向き 走って帰った
ゆびきりげんまん 誓ったよ
なのにどうして
月が照らしても 涙かわかない
朝陽が見えて ....
この一瞬に 私の命をどうか 吹き込んで下さい
神様•••
夢や希望を リアルと呼べない虚しさを
笑う人がいる
悔しくて 叫びたい気持ち 嗚呼!
....
油売りの少女は
いつも困った顔をしている
他人にはそう見える
油売りの少女は
いつもひとりぼっち
私にはそう見える
油売りの少女は
油なんか売っていない
少女はそう思ってい ....
きのう
確かに
雨が降っていた
雨の音が聞こえた
眼の奥のほう
爪を切ったから
すきまかぜ
爪先から入ってくる
おかげで冷たい匂いがする
偽物の血と混ざって•&# ....
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