あなたは遠い場所へ行ったまま
帰ることはなかった
あなたを探しに私は遠い端まで行ったけれど
そこには誰も何もなかった
あなたは遠い果てにいて
私はまだそこへは行けない
もう二度とあえない ....
下に行くほどきりがなくて
上に行くほど見苦しい
そんな場所がここにあるよ
目覚めは1人ぼっちの朝に始まり
誰もいない街を歩く1人きりの昼
終わりは明かりも音もない孤独な夜
1つや1人はたくさんあるのに
私は私だけ
心が折れても
身体はまっすぐに
涙が枯れても
想いは残る
今日が終わっても
明日がある
私が死んでも
一度こぼした涙はいつ止まるだろう?
地面に涙を落とし続け
大きな水たまりになり
涙の上に船を浮かべ
目的はないけれど
涙の流れのままに進んでいこう

いつしか涙は増え続け船は沈み
私は ....
今日は昨日と同じ事をやって
明日は今日と同じ事をする
そんな毎日に慣れてしまった
私の目の前にレールが見える
今もこれからもずっと固定された毎日が続き
しだいに心も顔も固くなりもう戻らない
 ....
初めて列車に乗った日
私はまだ幼かった
列車は速くて大きく
レールはどこまでも遠く続いている
乗っているだけで列車は右へ左へ
敷かれたレールに沿って走る
そして色々な道や町を進み
列車は ....
歩くのが遅くいつも誰かに抜かされ
人の後を追いかけてる
私の後ろには何も無い
どんなに歩いても
どんなに走っても
誰かの先には行けない
はるか先に見えるものは
もう私は見る必要がない
 ....
永遠はどこにある?
時間の繰り返しなのか?
それとも時間の長さか?

私が生きてから死ぬまでの時間は
人によっては短く見え
そして長く感じるだろう
私は産まれてから数10年生きて死に
 ....
地球は青いだけじゃない
生命の熱を感じる赤色や
全てを優しく包み込む黒色
身体を潤す美味しい水色がある
そして醜く汚い人間色も
ここは色とりどりの世界
黄色い月よ
私を逃がして
太陽に赤くされる前に
ハゲはサイコパスなのかな?
悪戯に自分の髪の毛を
皆殺しにしておいて
その後藁にもすがる思いで
育毛剤だの何だのと
髪の毛を生やそうとする
そのくせ髪の毛のあるやつに対して
難癖をつけて ....
今日は風が強い
全てを吹き飛ばし
音を撒き散らす
このままずっと風が吹けばいいのに
私の嫌いな大人達を
どこか遠くへ吹き飛ばして
私の目から消してほしい
そして風の音で
大人達の人間を ....
私にはなりたいものがある
私は正気になりたい
風が吹けば時が進み
そして命も進む
全てが進むにつれて
風が汚れて重たくなった
人々は汚い風を拒み
世界に壁を作り
さらに風と空気を汚し続けた
やがて風は吹かず時は止まり
もう明日が見 ....
今夜雨が降るだろう
朝から空が暗く
水の様な風が吹いている
昼には空が見えないほど
雲に覆われ雨で前が見えない
夕方になる頃
空に雲がなくなり夕日が映し出された
今夜多分雨は大丈夫だろう
初めて見た朝が昨日も明日も
同じだなんて嘘だ
月が沈んで太陽が昇り
空が明るく全てを照らす光
これが昨日も明日も同じように
繰り返すと言うのか?
初めてだったのに…
私は通り魔に刺されて死んだ
犯人は赤く熱い太陽
私は太陽の日に刺された
ぼくは今地球の皮を被った地獄にいるよ
みんなはどこにいるのかな?
私は何者でもない大人から
どこにでもいる大人に
成長したよ
夢で逢えたら
今度はいつ逢える?
目が覚めた時
また逢えたらいいね
歩けば下を向き
人に会えば上を向き
嫌な事があれば横に向き
ちゃんと前を向いたのはいつだっけ?
もし何にでも好きなものになれるのなら
自分は自分になりたい
何かでも誰かでもない
そこにあるではなく
ここにいる人になりたい
不謹慎だと思うけど
自分が死んだ時
誰かに今まで頑張って来たのに
もう死んだのかとか
まだ死なないで欲しいと
言われるのは嫌だな
今まで頑張って来たこと
努力してきたこと
すべてが無駄 ....
言葉って難しい
使う状況やその人の立場で
同じ言葉でも意味は変わってくる

誰も自分も傷つかず
重さや軽さもなく
優しさや恐れもなく
責任や後悔もなく
過去や未来もないような
そんな ....
私は私という名の人間で
人間という役割を持っている
私がいなくなっても
世界中に人間の代わりは
たくさんいるのに
自分の代わりはどこにもいない
なんだかひとりぼっちみたいだね
代わりのい ....
赤ん坊の頃
言葉が分からなくて泣いたら
うるさいと言われ
物心ついた頃
くやしくて泣いたら男なら泣くなと言われ
大人になった頃
何かを失って泣いたら大人の癖に泣いてるなんてと言われ
死ぬ ....
前に進めば後ろに道が広がり
右に進めば左に
上に進めば下に
自分の進んだ道が増えるほど
反対の道も同じ様に広がり
歳を重ねるごとに
だんだんと違う道が気になり
少しだけ道をそれようとした ....
好きな人
愛しい人
大事な人
大切な人
君の本当の名前は何だい?
究極の贅沢を味わえると聞いて人間になったが
今に至るまで何ひとつ贅沢なんてなかった
お金はないし家はボロボロ身なりは最悪
そして数十年我慢し続けたけど
贅沢どころか毎日が不幸の連続だった
何 ....
リィ(366)
タイトル カテゴリ Point 日付
果てと端自由詩1*24/3/25 19:47
たどり着いた自由詩1*24/3/6 20:13
異形の人自由詩3*24/2/29 21:03
かたち自由詩1*24/2/18 14:00
沈没自由詩2*24/2/4 23:08
楽しい毎日自由詩1*23/12/24 21:18
無期列車自由詩2*23/10/31 20:51
無題自由詩1*23/10/27 18:57
自由詩023/10/25 22:26
いろいろないろ自由詩1*23/10/22 19:02
赫赫自由詩1*23/10/15 20:17
風通し自由詩2*23/10/8 18:40
消したいもの自由詩2*23/10/6 15:49
自由詩3*23/10/5 11:51
よごれもの自由詩1*23/10/1 16:19
予報自由詩023/9/24 20:08
初めての朝自由詩023/8/28 8:04
日刺し自由詩1*23/8/23 12:35
位置情報自由詩2*23/8/6 23:01
変わらない成長自由詩1*23/5/17 6:08
もう一度自由詩023/5/15 7:14
傾き自由詩2*23/4/12 18:59
擬態自由詩1+*23/3/29 21:10
あとがき自由詩1*23/1/15 22:31
無重の言葉自由詩023/1/11 12:31
代わりの人自由詩1*23/1/9 5:31
無水の涙自由詩2*23/1/5 9:59
誤道自由詩1*23/1/1 16:46
本当の名自由詩022/8/8 0:04
不幸と理不尽と自由詩022/7/29 7:25

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