見知らぬ町で一人ぼっち

向かいから歩いてくる老人

誰かは知らない

でも

なぜか昔ら知っている感覚

でも

思い出せない

しかも

自分が誰だかわからない
 ....
大丈夫

口から出たのは
だったその一言

考えれば
考えるだけ
時間が流れ
その間、沈黙に落ちる

ブラインドタッチで打ち出された流れた文章ではなく
慎重に消去法
書いて ....
時とは
思いのほか
残酷

すべての者には
時間という
足枷が
重くのしかかる

人それぞれに
重さは違うけれど
人は皆
精一杯に

という時間を
歩いていく

戻 ....
君を守る

 今はこれだけしかいえない

 どんなに離れていようが

             会う時間が少なかろうと

 話せなくとも

             目と目で話せる ....
   欠落している記憶

      淡い水彩画
      
             
   身体の刺激の記憶より

      海馬の記憶


   目を閉じる
  ....
  

  
  頭という宇宙の中に輝く星たち 

   文字という星をひとつの線でつないでいく

  ばらばらな星たちはその線に導かれられるように

   文章に形を成していく
 ....
   箱の中に映し出された知らない番組

   自分は見たいわけではないが
  
   この時間帯はこんな番組しかない

   無表情の自分とは対照的に箱の中の人は 

      ....
雪の舞う季節に

天使が舞い降り

世界を白くする

すべてを白銀の世界に

僕の前に天使が

舞い降りた

手のひらで受け止めるが

すぐいなくなる

振り返ると ....
 始発の電車に乗り車窓を眺める



  濃い青の空が
  


 だんだんと赤みが 下から沸き出てくる
  



  月と   太陽の    交わるとき



  ....
  誰かが泣いていた
  その傍らでは喜びがある
  二つの間には 透明な壁が聳え立つ

  どうしてそんなに悲しいの?
  誰かが死んだ、彼と別れた、他に何かあるのかい?
  人間には悲 ....
僕を生んでくれてありがとう。


この世に生を受けて産声を上げたそのときから僕は生きている


僕は今も生きています。元気に生きてます。


些細なことでみんなと楽しく笑ってます。
 ....
傘を差して僕は身を守る
冷たい雨に服が濡れないように
しかし雨は嫌いではないむしろ好きな部類に入る

不意に傘を見ると雨粒が何回も僕を攻撃する
なんで君は落ちてくるの?
雲の水蒸気が上空の ....
海風が肌を強くたたく
君の手は真っ白で震えていた
僕は君の手を取り
君は照れながらも僕を見る

僕より背がチョト低い君
視線をまっすぐにして
交わる手に息を吹きかけた
息は白く目に見え ....
今日の朝

シーチキンご飯を食べた

一日三食

睡眠七時間

食べて寝るだけ


それが僕にとって生きること

生きがいは・・・・今考え中
今日は天気がいいから洗濯をしますか

濡れている洗濯物を乾かしてくれる

僕の目も  僕の心も

乾かして欲しいよ

乾きたての匂いが好きだ

太陽の匂いがするから


しか ....
映画の半券

君と初めて行った思い出の場所

映画が終わり外に出るともう夜になっていた

星が見える

そして君の横顔

君の手をとり

寒いけど二人肩を寄せ合いながら

 ....
   Is this a pen?
No, it isn’t. This is a book.

おいおい誰だよこんなへんてこな会話つくったの?
と心の中で叫んでいた!
マイケル ....
僕は消耗品

コンビニでもらうお箸やストロー

街角で配られているポケットティッシュ

どうぞ僕を使ってください

用が済みましたらゴミ箱に捨ててかまいませんから

あ ....
今日は雨

僕の肩は片方だけ濡れている

雨よけに収まりきれない看板のように

誰の目にとまらない看板のように

店員さん僕を早くとりこんでください

お願いします

あっそれ ....
君は何を見ているの?

君は何を考えているの?

僕はいつもそんなことを考えている

近くにいるのに何も出来ない

話もかけられない

なんかもどかしい

君をいつも眺めている ....
波の音を聞いていた

押し寄せては返す規則的な音

僕の体の中に流れる血液みたいに

止め処なく動いている

この海の向こうはどうなっているのだろう?

子供の頃考えていた

 ....
屋上に上がり朝焼けを眺めている

僕の目には上ってきた太陽の光がとても明るく見える

暗い世界から僕を解き放つ

とてもとても綺麗でその風景を目に焼き付けた

部屋の蛍光灯の明かりでは ....
目が覚めたら まだ外は暗かった
昨日の雨のせいで外はいやな湿気がただよっている
静寂が世界を支配している
この静寂はあまり嫌いじゃない
何も考えず
頭の中を空っぽにしているとき
一番大好き ....
空を見ていて分かるだよね 自分という存在を分からせてくれる 
なんて小さいんだろう 夜空にあるいくつもの星の一つの様に
一つでは夜空を明るく照らすことはできないけど 
いくつもいくつもの小さな光 ....
荒れ果てた街に 一輪の花が咲いていた 
誰もその花に気がつかない
でもその花は誰のためではなく 

自分のために咲いていた 
何かに引かれて徐に目を向ける
その花が僕を癒してくれる 

 ....
ナガシー(25)
タイトル カテゴリ Point 日付
不思議な夢自由詩2*06/3/28 8:30
大切なコトバ自由詩005/7/12 16:33
時の呪縛自由詩0*05/7/5 15:47
愛逢月<めであいづき>自由詩0*05/6/29 5:17
自由詩3*05/4/29 1:18
星という文字 自由詩005/3/31 21:42
寝れない自分自由詩005/3/30 11:07
スノーダンス自由詩004/10/29 4:11
日昇る前の空自由詩004/10/29 3:55
喜びの隣で悲しみは増えていく自由詩004/10/29 3:45
ありがとう自由詩104/10/13 16:29
雨上がり自由詩104/10/13 16:17
あの日の夜自由詩104/10/2 10:07
普通自由詩204/9/14 12:18
洗濯物の匂い自由詩1*04/9/14 12:14
思い出自由詩104/9/14 12:10
午後の授業自由詩1*04/9/4 9:12
消耗品自由詩204/9/4 7:15
自由詩2*04/9/4 7:14
恋心自由詩1*04/9/3 8:20
namiを見ています自由詩004/8/31 11:53
屋上自由詩0*04/8/30 4:14
yoru<夜>自由詩1*04/8/18 9:55
出逢い自由詩004/8/6 4:20
花花自由詩2*04/7/26 2:02

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