タンスの中を整理して
要らない服を捨てるように

増えてしまった思い出だけ
要らない記憶を棄てなければいけない



自販機のコールドドリンクが
いつの間にか半分
 ....
 




背負うものがあるぶん
過ちが犯せない大人と

背負われているぶん
間違えるのが怖い子供


角砂糖ひとつぶんも
バランスを崩さずに
あの子は確かにそこにある
 ....
ー叫ー

どうせ届かないと
諦めて泣くよりは
誰かにつたわると
信じて叫びます


ー呼ー

君が僕を
不要だと言うなら
僕は喜んで
僕を捨てよう
代わりにあいつを ....
言葉にしたら
半端になってしまいそうで
わたしは2、3日考えて

「言葉に出来ない、」

という言葉にしました


それで満足できるほど
大人でもないけれど
さらに探求す ....
 気づけば人の命も
 充電が出来るように
 なっていて
 ボタン1つで
 初期化もできるように
 なっていた。





( ――そんな世界で
  暮らしたい方は、
   ....
手のひらで掬った恋を握りしめ救えぬ愛に舌を打つ  地平線を
 誤魔化すために
 僕らは旅をする

 目的地も地図も
 ましてや往復切符なんて
 棄ててしまった

 僕らの故郷は
 ごみ溜めの街
 まるで深い森のようだ
 ....
昼夜が逆転してしまう
人波の中で
わたしは1人ではなく
たったの独りなのだと
知りました

隣の部屋には
毎晩アコギを手にする音痴さんがいて
毎晩薄い壁の向こうで泣いているの

「 ....
   

 受信メール


 ――――――――――
 Date  9/21 6:56
 送信者 不明
 sub   nontitle
 ――――――――――






 ....
――弱さも振りかざせば暴力。

「その言葉も弱者に対する暴力です」

――その主張だって、弱さを振りかざしているでしょ。イコール暴力。

「その言葉も弱者にとっては、以下略」
 ....
入試の為に
生活習慣を改める

まず6時30分に
目覚ましを3つ鳴らして
7時00分まで
英単語と古文単語を
復習する
それから7時30分まで
携帯を触りながら
音楽を聴いて
 ....
咳をしても独り
月を見ても独り
詩を詠むも独り


ああ、
なんだか今日は
濃密な色の夜だ


咳をしても独り
月が満ても独り
詩を読むも独り


ああ、
なんだか今日 ....
風のなるほうへ歩くよ
誰かを傷付けてしまったわたしを
きっと忘れないために

だからね
あの月が静かに輪郭を失って
カフェオレのような夜に溶けていたこと
あなたも忘れないで


雨のふるほうへ走るよ ....
泣かないことが強さだと
決めつけたのだーれだ?



(君はいつから腕を組んで
前をみるようになった?)
綺麗な事だけじゃ
生きていけないの
そう言って泣く人

ぼくには難しくて
わからないけれど

汚いことがあれば
生きていけろうか
 


幸せは歩いてこない♪

だーから、
辛くて悲しくて、
涙が溢れてしまうのも、
当たり前のことなんだよなぁ
メタファーを食べてみたいと笑う馬鹿 「最後の問題は答えを書いた人全員に丸を上げます」

 先生はそう言って、その能面のような顔にくっついている唇を、申し訳程度に上げて微笑みました。

 しんちゃんは不思議に思いましたが、先生の暴 ....
ああ、うん、うん。
うん。うーん。

……え?

…ああ。
うん? は?

あーはいはい。
なるほど。


うん、うん、うん。
え?
うん、うーん。

ああ、へぇ。 ....
好きなバンドのCDが
発売されるときと

好きな人と
待ち合わせしているときは

どうしようもなく
不安になるところが
ちょっと似ている


きっと雨が続いた週の
 ....
月が綺麗ですね



有名になりすぎて
照れ隠しにもならない
愛の言葉






「てかマジ月綺麗」

「なにそれチョーウケる。あたしもチョー月綺麗だと ....
世間の常識がひっくり返るのをわたしはずっと待っている。


だってこんなのつまらない。
やわらかな光が
彼女たちを包んで
もうこのまま
終えてしまいたいと
わたしは祈ったそうな



キミハマダ
タチドマッタママナノ?

庭に咲いたアジサイの
そのまつげに居座った ....
サイコロを振ってはひとつ駒進め
振り返らずにあなたを待つわ
 




君らしくない、
意外だよ、
イメージになかった、


他人の言葉から
始まる

自己崩壊

自己紹介

できない
厄介な
アイデ

ティテ
 ....
-1-


気まぐれな雨が降った
あの昼下がりに
君は0.9を0と定義した


手からこぼれたサイコロが
3.5を示したことを認めずに
確率論と終末論をすり替えて
 ....
 



ちょうしょくは
時間がないので
抜きました

いつもと変わらない
電車に揺られながら
いつもと変わらない
気持ちで揺られました

ちゅうしょくは
近所のらーめん屋 ....
 



「なあ、お前は知ってるか?
 人間は自らの当たり前を正義と仮定し、それを侵すものを悪と定めていることを。
 俺は知らなかったんだ。だっておかしいじゃないか。
 当たり前を真っ向 ....
願わくは
初めてじゃなくてもいい
そう言ってくれるあなたの
最後のわたしに
 









神が人を創ったとか
人が神を創ったとか

今日が誰かの誕生日で
誰かの命日だとか


そんなこと
本当はどうでもよくて


きっと彼は ....
自転車に乗れない女の子(67)
タイトル カテゴリ Point 日付
ころもがえ自由詩413/10/15 0:16
material自由詩413/10/6 18:29
ちょっとだけ紛れこませてください。自由詩313/9/26 15:17
言葉自由詩213/9/26 14:58
ヒトカケラ自由詩613/9/26 0:52
手のひら短歌213/9/25 23:17
線路自由詩513/9/23 22:43
東京自由詩713/9/22 16:05
受信フォルダ 1件散文(批評 ...1*13/9/22 13:00
ループ自由詩513/9/21 9:54
休日自由詩113/9/21 9:29
咳をしても独り自由詩213/9/20 0:52
謎解自由詩513/9/18 0:20
謎々自由詩1*13/9/17 2:42
窒息自由詩113/9/16 0:04
一歩自由詩1*13/9/15 23:15
メタファー俳句113/9/13 1:45
しんちゃんとてすと散文(批評 ...4*13/9/4 1:18
「もしもし?」自由詩313/9/3 1:43
フラゲ自由詩213/9/3 1:31
月が綺麗ですね。自由詩313/9/2 0:31
世間の常識がひっくり返るのをわたしはずっと待っている。自由詩313/9/2 0:24
6月の指環自由詩313/9/1 18:54
サイコロを短歌113/8/31 20:25
アイデンティティは厄介です。自由詩213/8/31 0:23
屋上自由詩213/8/30 14:32
食生活自由詩413/8/30 0:35
どんてんのすゝめ散文(批評 ...213/8/30 0:21
願わくは自由詩213/8/29 1:01
依存自由詩213/8/28 22:13

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