強く高みを掴んだ
脚に力を射して
秒速の息づかいを届けた
筋肉の震え
ハチドリの余韻
ふたごの虹
高音域を続けたのち
からだをつらぬく絹糸
歌はすべて感情から生まれ
歌はすべてあ ....
私たちは過ちを犯した
しかし、この過ちに対してとる態度が一人ひとり違うことが面白い
過ちを犯してしまったことを認め、正しい方向に転換しようと言う人
過ちを犯してしまったことは認めるが ....
君が自力通学を始めた
家のドアを開けるところから
養護学校の門をくぐるまで
たった独りで
独りっきりで
君はもう17歳なんだし
大したことはないじゃないかと
他の人は思うだろうけれど ....
生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして過ごせるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして過ごしてくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして過ごし ....
私は精神物理学博士である
本日は私が発明した自己励起システムを紹介しよう
当システムは精神に埋め込んで使用します
今朝はことのほか寒かった
少しくらいは遅れてもいいだろうと思って布団の中で ....
ぽっかりあいた
空洞は
ただ ひたすらに
まっている
「おかえりなさい」と
言う時を
夜の孤独は
しんしんと冷え
柱時計が時を刻む
ぽっかりあいた
スリッパの
空洞の ....
なんのために
歩くのか
それが死への行進であっても
もはや
退くこともできず
ただ祖國の土を踏むことだけを
夢見て
凍土を踏みしめて行く
泣く力はとうになく
乳さえ吸う力もない
赤 ....
電車に乗ってどこいくの
みんなどこかをみてる
想いめぐらせている
ちいさな箱でゆられて
りんごのようね
不揃いな私たちの人生
壊さないよに歩こ
がたがた電車は進む
ひさしぶりの渋谷文化村通りを歩く
フェルメールに会いに行くのだ
ハチ公前で待ち合わせて雑踏に紛れる
風は冷たくて肌に突き刺さる
沢山の愛や希望が行き交う街で怪しいふたりは浮いて ....
ふたりでいる
この静寂は なんだ
思い切り叩きつけて
ボクは
てから血を流しても
きっと後悔しない
涙を流すよりは
ましなのだから
世界は様々な色と形に溢れている
雑誌や広告にも様々な世界が散りばめられている
//透明な硝子板の上//
配置を考えながら切り分けてみた
淡い色と鮮やかな原色のポーズ
長 ....
酷く落ち着いて、それでいて
にわかに悲しい
夜にいます
夜に包まれています
やがて頭の中で五月蝿く論争していた鳥達も、大人しくなって
音沈まるでしょう
夜にいます
眠りにつき ....
右あし二回
ターン
左で三歩
それは
すばらしい
が
わたしには
みこすり半にしか
みえない
誕生日に
夜景とシャンパン
精子くさい
演出
おまえら
もしか ....
手を出すなといってみたところで
そもそも
なんか
おれの
ものじゃ
なかった
ので
てを
だすなと
制止する
いみが
でも
じょうぎの
かしかりとか
してたら
とめな ....
街がすっかり眠り
オリオンが西の空に瞬く夜更け
部屋の中で一人の男が
ペンを走らせている
時の経つのも忘れ
言葉にならない思いを綴る深夜に
何処からか聞こえてくる列車の音 ....
パンツ一丁のドン・キホーテは
....
まっくらな森の中で
凍りついた花を
少しずつ溶かす月の明かり
決して優しくもなく暖かくもないが
あなたのためならばと照らす
ハノサキユビサキ
ハナビラクチビル
....
雪の音を
きこうと窓に耳寄せる
ふれる冷たさが
こたえのようです
あなたの怒りがおさまるときが
春かもしれない
人の足跡が消されてく
私たちのなにかがいけなかった
そんな気 ....
産婦人科の待合室には
アヒルみたいにヨタヨタ歩く満腹の妊婦達の他にも
スーツなんか着こなして
生真面目に思いつめた石女達が列を成している
コウノトリを生け捕りし
キャベツに頭を突っ込んで
....
言葉はいつでも空回り
本当に届くのは一握り
悩み悩んで一回り
難しいことは浮かばないな
山手線の外回り
満員の電車で大あくび
一発逆転求めてる
そんなに上手くはいかない ....
まめをたべすぎると
はなぢがでるって
しってる?
ぼくはきょう
がっこうで
まめまきのじゅんびしてたら
はなぢのにおいがしたんだ
はなをおさえたけれど
はなぢはでて ....
ゆきのしたに
ねむっているのは
だれか
ゆきがつもると
さくもつがよくそだつと
そぼがいった
ゆきのしたには
おばあちゃんが
ねむっている
むらさきにしずむみずうみの
せをはしるあめのかげは
せつなのおもいつなぐための
ひびわれのなかにひかる ....
あ が揺らいでいる
あなたの ○だ
あ は 風かも
しれない
あ が涙流している
あなたの △だ
あ は いつだって あ
であるし ....
地動説さえ覆してしまいそうな
あなたの強がり。
でもねそれは
すごく苦しそうに
見えるんだ。
時にはダーウィンの進化論を説くより
アダムとイヴの存在を思う方が
....
例えばそれが愛だとして
私に何ができるだろう?
例えばそれが夢だとして
私は何を掴むのだろう?
熱い鉄を溶かしたようなこの思いを
情熱と呼べるとして
....
解り合えない事こそ
悲しい事だろう。
涙の訳も解らず
離れ離れになった夜は
独りになった寂しさよりも
解り合えなかった悲しさの方が
強く心に残った。
....
街は凍りついていた
遠くで元血統書付きの野犬が唸り声を上げている
路上に放置された氷点下の水槽では
オレンジと赤と黒の模様の金魚が固まり
夏向きのお洒落なスイーツに見える
この冬の寒さは ....
稲妻を待つ少女が
剥がれかけた空の下で
呟く言葉は
何年経っても此所まで届くことはない
雷鳴を背に
削がれた夢の舌と
嘆く空と
流れる普遍的で退屈な音楽に
....
街の中には雨が降り出し
人々は傘を差す用意をする
まるで見計らったように全ては訪れ
人々は「予想通り」とニヤリと笑う
その時、牢獄で眠っていた男は
静かに目を開いて読書の ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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