私が誰かとセックスしたら
あなたは怒るかなあ。
わたしが誰かを大好きになったら
私みたいにやきもち妬くの?
ピアスを開けたら理由を聞くの?
....
拳のなかで
石は砕けて粉と散る
返す言葉はどこにもなくて
....
こざとおおざと
大阪の部屋にいて
月へん肉づき
服薬する脳
さんずいさんづくり
混沌を彫る
ひへんいわく
時間は書けぬ
くちくにがまえ
存否の因縁
にんべん ....
首切り地蔵は
首切り者ではない
雨の日には里芋の葉を誰かが乗せる
緩やかに窪んだ底部に向かって
雨粒が集まっては弾ける
首を落とされた日があった
首切り地蔵は
首切り者ではなく
首 ....
ガラスだった
熱ければ溶けて
寒ければ縮んだ
落とせば割れるし
転がせばすぐ傷がついた
でもガラスは
中学のときかさばるし重たかったから
よくわざと教科書 ....
どこまでもまっすぐな道が
枯れた牧草の なだらかな丘を超え
ふと消えていく その向こう
金色の輝きが 青い空からあふれ出している
あまりに荒々しい 産声
私の体は 透過さ ....
不安だから
あたし自身が不安な存在になってみる
不穏だから
あたし自身が不穏な存在になってみる
振り返るたび
あたしの骸が夥しかった
まえを向く
烈しいベース ....
きょう、
もう わたしは
倒れてしまった
独り歩きつかれて
のどもカラカラ渇いて
バタンと前のめりに
倒れてしまった
すると
背後から
男に捕まってしまった
....
心臓の近くで
きみがぼくの口と
お話をしている
肝臓からは
少し遠い
雪原を歩いて川の縁に立つ
流れに足をつけ
靴底で感触を確かめる
目の前を無数の氷雪が流れていく
昨日のことを考えて
ヌルヌルと滑る生物の営みに
足を取られそうになる
....
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ベランダに座り込んで
柵の合間から足を出してブラブラ
コドモみたいだな なんて思いながら
いい匂いのする煙草に火を点けた
近くの中学校から聞こえるコーラス
悪くないな なんて思いながら
ふ ....
また首を痛めた
この怪我とは
もう8年程の
付き合いになる
突如として襲われる
この激痛に
何度悶絶しただろうか
体を動かす度に
首から全身に伝わる
言葉に出来ぬ激痛
....
ゆ ゆ ゆれ ゆれる
ふ ふ ふる ふるえる
年老いたふるえ
新鮮なまばたき
新芽がふるえて
春をくすぐる
大きくゆれたのは
気のせいじゃない
なにもかもが崩れ落ちた
....
自分の好きなものを求めてみようという行為は
決してあなたの全てと繋がらない
おそらくそれは不一致というもので
私はただ茫然としてしまうかもしれない
恐れを知らな ....
時を告げる鐘に思いを託し、
湖上を眺める人よ。
あなたは独りではない。
見上げればどこまでも広がる空がある。
足元には名も知れぬ草があちらこちらに生えている。
今あなたは一人だが、決して ....
京都人かそうでないかを
見分けたければ
この前の戦争はいつでしたかと
訊いてみればすぐ分かる
太平洋戦争と答えず
応仁の乱と答えたひとは
間違いなく京都人
....
かあさん
お空が ないてるよ
だれかが
なぐさめてあげたらいいのに
かなしくなくても
なみだはでるよ
なみだで
せかいを
あらいながしたあとは
とつぜん
正気にもどって ....
わたしの空には定規があてられている
電柱の先がじゃまでまっすぐ線が引けない
わたしの空には定規があてられている
わたしはそれを美しいと思っている
わたしの空にはすべての青が詰まっている
....
まっさらな砂地に
すり鉢状の穴
底では強靭なアゴが待つ
群れから離れた
迷い蟻たちは
落ちたら最後
もう戻ることはない
地獄に落ちた蟻の悲しみ
あなたは今まさに吸われている!
愛はウ ....
くる
くる
った
った
くる
った
った
くるーるー
くる
くる
った
った
くる
った
った
ぼくの人生はだれが采配してるのかな
彼女に言われたの
あたしは結婚も恋愛もあきらめていたからいいのってね
時々恋をしながらでも恋に遅れていたのだね
ぼくの中には数億から数兆 ....
片目を閉じ
肌のうえを滑る水滴に
全神経を集中させると
夜の広がりがわたしのうちに
入り込んでくる
そしてもう内も外もなくなり
空洞のようでいて
そうではない夜の黒い底が
わたしと一枚 ....
いつも見ていた
流れていた 音楽が
街の向こうに
消えていく
肉もつものの哀しさ。
調べ。
時間の「蒼さ」。
速足で歩く、妖精は
少し透けて見えて
その翅が、
四枚ひと組の世界を示す。
エーテルのなかを泳ぐ、炎の{ルビ魚 ....
みんな
しんでいる
たのしそうに
しんでいる
いきものを
ころしてたべて
それでもなお
しんでいる
{画像=120223235940.jpg}
欠けた塊の怒り
輝くような怒りはあるか?
物質のように堅い岩石のような怒り
傷ついて欠けてしまうような怒り
純粋で結晶していて ....
くまのてっちゃんプップクプー
らっぱ片手にプップクプー
やまの坂道おさんぽだい
まちの市場でびびちゃんが
えらんだ変柄てぬぐいを
なぞのマントにプップクプー
きいろのグラサン目がまわる
....
好きだった事が
端から順に嫌いになっていく。
大嫌いなキャベツもレタスも
食べられるようになったのに。
トマトだけはどうしても食べられない。
....
君が正しいと思ってした事
地球を何十周もグルグルと回るぐらい考えて言った事
そして寛大な気持ちを持ちたいと願った事
通じるはずだから
伝わるはずだから
きっと感じてもらえるはずだか ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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