あしたプラチナが降ったなら

あたし独りで大金持ち

死をついばむカラスのように

詩をむさぼるガラスの仮面

そうよ、今夜は仮面舞踏会
題 桜吹雪
    トロピカル・ウェイブ作

夜まで
桜の木の下で
お花見をしている

とても
大きな
桜の木

風も少し吹いている
夜空に舞う
桜吹雪
 
 
休日のオフィスでひとり
コピーをとってる
何度とり直しても
文字や記号は
羽をはやし逃げてしまうから
白い紙だけが高く積まれていく
明日までに終えなければ、
と思う
明日が ....
さくらの歌が
眠りにつくころ
駅がわたしを呼びにくる

路線図上の
きれいな文字は
すっかり古く、穏やかで
長く対峙することが
むずかしい


線路脇には
意味のあるものた ....
桜のつぼみが口をひらいた3月27日は 
遠藤周作先生の誕生日で、奇遇にも   
結婚前の僕等が恋人になった日なので 
府中の遠藤先生のお墓参りに行った  
生後7ヶ月の周の、旅の始まり 

 ....
死ぬ前にいっぺんぐらいは良い詩を書いてみたい






























 ....
つまらぬことで口げんかをして 
下の階にいた嫁さん・子供を呼んできて 
布団の上に座らせて 
ごめん、ごめん、と育児にこった肩をゆっくり揉んだ 

布団の上にひとりあぐらをかいて腕を組む、午 ....
葉は寄り 毛の尾に嗅がれる
伏せる喉 痩せた土 はぎ

噛みすする 親不知
木の根に うずくまり

こごと と舐める 
石の蜜
左ポケットに穴を開けた
ゆったりとしたズボンを履いて
黄金の左手を突っ込めばいつでも
直接触れられるようにしておく

朝の渋谷センター街
行き交うOLやギャルのなかで
これは、という娘を ....
ひねくれて咲いた花は
つまらない冗談を浴び
触れない風潮にそよぎ
良く肥えた嘘に根を張った


 罌粟より見開いて
 月よりもあぶなくて
 桃よりも貪欲で
 嘘のようにやわらかい
 ....
花火に行った
明るいうちに待ち合わせをして、商店街を歩いた
明日のお祭りの準備をする人たち
今夜の花火の場所とりをする人たち
古本屋に寄ってみる私たち
数百の単様な飾り

「シーモア序章 ....
風に
正義を負わせるな
風に
味方を尋ねるな


雨に
慈悲など求めるな
雨に
素顔を尋ねるな


真っすぐに立て
力の限り

言い訳の一切を
支えにかえて
 ....
駅近くの喫茶の壁に
抽象画が貼ってある
焦点の合わない
橙色の幾何学模様
隅に小さく署名がある

さいたりる

若い女主人に聞くと
以前よくきていたが
最近はまったくこないという
 ....
蜃気楼、と名のつく国へ
ゆびさきに力を込めて
風をおくる

かろやかに静止する
すべてのリズムは雨に流れて
つい、空を見上げる

何もないということが
両手のうえに確かにあっ ....
風伯の寝息 漂う 夕暮れ時

初夏から紅 瞬き 繰り重なる あの色に

今は今宵は 主に朱を ためておく

 いづれ 朱く染める 染め上げ称える

 終わり良ければ 酔いしれる
   ....
低気圧にやられてしまった
ランドリーとカントリーのはざまで
祖母は

おぼつかない
見当もつかない

階段が重たく見えるのだろう
すべての輪郭があいまいなリアルにあって
雲が重たくぶ ....
楽園を捨てて生命を買った
楽園を捨てて祈りを買った
時間が動き出した

楽園を捨ててケガレを買った
楽園を捨ててお金を買った
減り続ける自分自身
無限が嫌になって吐き出してもらったんだ
 ....
桜は散ったけど
想い出は消えない
痛い記憶も甘い記憶も
抱えこんだまま
季節が過ぎていく
夏の葉桜の下で汗をかき
蝉の声に耳をすませ
誰かの視線を感じつつ
愛をやり直し
仕事もやり直 ....
うららかな春の日は
たおやかに花も咲く

吹く風に窓辺はふくらみ
まどろみをさます冷ややかさ
夢見るような空気の揺らぎ
闇をもはらむ光にあふれる

沈黙が
しなやかに這うようで
 ....
桜の最前列は

そろそろ 奥の細道へと趣く

 遊牧民族のカルマを受け継いだ 彼女は

 初めての転校生は 杜の都だった

縦長の豊かな6県は

そろそろ 桜の最前列に手招きする
 ....
からだのどこかでおぼえてる。
きみのこと、いくつかのこと。
ひとにはいえないような、
ひとのことはいえないはなしをしよう。

青信号であしたはすすみ、
赤信号できのうはとまる。
きょ ....


虎はその幕の奥深くに身を委ね静かに眠りを始める
兎がその上に立ち
電球のフィラメントでバイオリンを奏でると
そこ一帯は輝いて
学生達の駆る自転車の前輪と後輪が
まるで男女のように踊 ....
もう、いいよ。

もう、踊らなくていい。もう、話さなくていいよ。もう、考えなくていい。もう、叫ばなくていいよ。
もう、息をしなくていい。もう、端から端まで数えなくていいよ。もう、殺さなくていい。 ....
散歩道で見上げた空に
何かが吸い込まれる気がした
夜釣りに行った防波堤で
何かに吸い込まれたくなった
近所の鍾乳洞で
私はとうとう吸い込まれた

現実の中にある非現実に近い場所
灯りと ....
新学期はドキドキする

隣の席にはどんな子が座るんだろう
先生はどうやって席決めするのかな
出席番号順なら名前が近い人だろう
意地が悪い子ならいやだな
可愛い女の子なら学校に行くのが楽しみ ....
上り坂が続く

坂道が
「ごめんね、坂道で」
という

ギアなんてついてない
ママチャリですので
傾斜が上がるたびに
スピードが落ちていく
ペダルが
どんどん重くなる
後悔が
 ....
空、きみの上に雨が降る
ちんぽの先のがまん汁が
指について糸を引く
ねちっこい雨が
きみの上にかかる

きみの悲しみは
不意に犬のウンコを踏んだとき
それとも不意に踏まれた犬のウンコ
 ....
笑ったり
泣いたり
怒ったり
誰かを好きになったり
嫌いになったり
妬んだり
悔いたり

スポンジのように
生きている

疲れ過ぎてしまった時は
ぎゅっと
ねじれて
小さく ....
どこまでも拡がる宇宙の果てから
針のその先のずっと奥までが見通せる眼がほしい
火や水や風
どんな重力にも耐えてゆける変わらない筋肉と骨
未知の細菌には負けない内臓器官
見えない放射 ....
ある日ふっと気づいた
言わなくなった言葉がある
忘れてしまった言葉がある

『おはよう』
『いってきます』
『ただいま』
『いただきます』
『ごちそうさま』
『おやすみなさい』

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
降るプラチナ高原漣2*12/4/18 23:19
トロピカル・ウェイブ様の作品 チョコドー企画テーマ詩「桜」ペポパンプ3*12/4/18 23:16
背伸びたもつ1012/4/18 23:05
記憶千波 一也4*12/4/18 22:53
おさなごの夢ー遠藤先生の墓前にてー 服部 剛4*12/4/18 22:32
フルエテイノレTAT012/4/18 22:05
川になる 服部 剛312/4/18 21:59
けもの道砂木10*12/4/18 21:57
自慰散歩花形新次112/4/18 21:37
時代の日陰の奇妙な花ただのみきや14*12/4/18 21:28
past awaymizuno...112/4/18 20:54
力の限り千波 一也5*12/4/18 20:34
斉田りる佐野権太312/4/18 20:31
蜃気楼千波 一也3*12/4/18 20:13
風伯の朱色朝焼彩茜色5*12/4/18 19:13
プロムナードはたらくくる...0*12/4/18 18:22
楽園terada...312/4/18 18:19
いつか桜は散る112/4/18 18:03
シホ.N412/4/18 17:12
杜の都の桜の候朝焼彩茜色2*12/4/18 16:14
交通安全教室ゆうと312/4/18 16:13
30wの春瑠王512/4/18 16:11
世界の理杉原詠二(黒...1*12/4/18 15:27
現実marux23*12/4/18 13:32
出席番号たにい312/4/18 12:37
自転車でいこう!そらの珊瑚23*12/4/18 11:46
空、きみの上に雨が降る花形新次012/4/18 9:00
スポンジそらの珊瑚712/4/18 8:42
プロムナードⅡ(新しい血)アラガイs10*12/4/18 6:03
忘れ言葉HAL10*12/4/18 4:21

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